横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

公共建築物の外壁調査

2021年06月14日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

公共建築物の外壁調査業務に取り組んでいます。
今回の対象は外壁タイル及びモルタル塗りの浮き調査で、一般的な打診調査と赤外線装置法による調査を行います。
赤外線調査法とは、対象物の表面温度を赤外線カメラで撮影、分析し、浮き部分を検出する手法です。
タイル・モルタルの浮き部分は躯体との間に空間があるためそこに熱がこもり、周囲より温度が若干高くなります。
これを赤外線カメラで撮影していくのです。


▲サンプル_可視カメラ画像(一般的なデジカメ)


▲サンプル_赤外線カメラ撮影画像

色が白くなっている所が浮きの箇所になります。
これは分かりやすい方だと思いますが、温度変化が微妙な場合の見極めには経験が必要です。

赤外線装置法による調査は弊社ではできないため、優良な専門業者さんにお願いしています。
調査の精度を上げるためできるかぎりの打診も併用して調査を行っていただいています。
業者さん曰く、「撮影だけで打診は一切行わないような調査方法を取る会社は悪徳なので要注意」だそうです。

調査結果を踏まえ、適した改修方法などを提案していきます。

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プールの改修工事

2021年06月02日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今回、某小学校のプール改修工事の設計を担当させていただくことになりました。
プールの改修といってもプールサイドのPC床板とそれを支える架台の部分が改修対象です。

▲この扉から入ります

▲プールの下はこんな感じです

▲PC板(プールサイドの床)をつなぐボルトまわり

このようにコンクリートが剥離して鉄筋がむき出しになっているところを補修します。
元々アルカリ性のコンクリートが経年劣化で中性化し、中の鉄筋を錆びさせ、
膨らんだ鉄筋がコンクリートを破壊したことが原因です。

改修の方法は、ざっくり言うと。。。
まず脆くなったコンクリートを落とし、鉄筋を露出させます。
その後、亜硝酸リチウム入りの防錆ペーストを鉄筋に塗り、亜硝酸リチウム入含有ポリーマーセメントモルタルで成形し、仕上げに亜硝酸リチウムを表面に塗布するいう流れです。

亜硝酸リチウムの防錆ペーストは、鉄と化学反応を起こし、不動態被膜という鉄筋を守る膜を再生してくれます。
亜硝酸リチウム含有ポリマーセメントは、防錆環境の長期維持を手伝う役割を持っています。

明日から本格調査開始です。調査は高さ1m程度の部分にもぐって行います。
きつい体勢ときつい環境の調査ですが、不具合部分の見落としがないよう調査したいと思います。

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某共同住宅解体工事 設計業務終了

2021年03月18日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

昨年末より実施設計を担当させていただいていた横浜市にある某共同住宅解体工事の設計が終了いたしました。



解体の設計と聞いて、何を行うかピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので簡単にご説明しますと。。。

・何をどこまで解体・残すのか
・どの様な解体工法とするか(地上から圧砕機で解体できるか階上から解体するか)
・電柱等撤去物の管理者との協議
・解体、処分数量の算出、設計書作成
等々を行ってきます。



また上記の他にも古い建物ですと、外壁材等にアスベスト建材が使用されていると解体の手順や金額に大幅な変更も生じるので、前段階で念入りに調査致します。
※今回は事前に調査済みの建物でアスベスト材非含有でした。

▲対象の建物 

また解体設計では建物も重要ですが、外構(特に隣地境界部分)も重要になります。
今回の隣地境界に崖や隣家の木等がありましたので、今後の計画に影響がでない様注意を払いました。



今回の業務を通して、これからの案件にも知見を活用できる様日々精進してまります。




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某スポーツセンター天井改修工事

2021年02月17日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

基本設計から工事監理までを行った某スポーツセンターの天井改修工事が先日完了しました。
今回の天井改修では既存の体育室の天井が特定天井に該当しておりましたので、その部分を改修しました。
※ちなみに特定天井とは(脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井)
 ・6m超の高さにある、面積200㎡超、質量2kg/㎡超の吊り天井で人が日常利用する場所に設置されているものとなります。
  (上記の条件が一つでも外れれば特定天井とはなりません)

改修方法を検討するにあたり
・特定天井の構造耐力上安全な構造方法とする事ができるか?
・天井面構成部材等の単位面積質量を2kg/㎡以下とする工法が可能か?

設計の流れとして既存の状況を調査し現況に適した方法での施工方法の検討を行います。新築の場合であれば構造耐力上安全な構造方法とする設計を行ないやすいのですが、改修の場合は躯体、ダクト、照明等が天井裏に既にありますので、天井面構成部材等の単位面積質量が2kg/㎡以下とする工法を選択しました。

工事の流れとしては
・棚足場を設置。
・既存の天井仕上げ、下地を撤去。
・改修する天井の工法にあわせて下地から組み直し。
・天井面構成部材等の単位面積質量が2kg/㎡以下の仕上の設置。

流れをまとめるとこのようになりますが、現場がはじまり下地を組み直す際に既存構造、電気設備、機械設備に支障物の有無が無いか有った場合にどのように対処するかに苦労をしました。ゼネコンの協力があり支障物問題が解決した後はスムーズに現場は進みました。(細かい事は日々ありましたが・・・)


▲棚足場の設置


▲棚足場上で既存の撤去


▲新しく下地を組み直します


▲仕上げ材を載せるTバー設置


▲完成

ゼネコン、工事業者の協力があり、コロナ禍の中でも無事に工事が終了しました。

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久良岐能舞台

2019年10月23日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

10月21日に建築基準法12条に係る建物の法令点検を久良岐能舞台にて行いました。
同様の建物で横浜能楽堂も点検させてもらったことがあります。
普段設計している建物用途とは違う建物を点検すること、さらには能舞台という特殊な建物用途の点検業務は大切な建物を保全する観点としても重要ですが、一般では立ち入れない部分も調査をするので設計士としても貴重な経験をさせていただいていると感じます。


▲久良岐能舞台正面。公園の敷地内にあり、緑豊かで環境的にとても素晴らしい場所です。



▲能舞台の重要な場所である「見所(けんしょ)」と「能舞台」


▲舞台裏にある排煙窓。固着等の不具合がないか一つ一つ調査していきます。画像の通り45度開放していれば大丈夫です。


能舞台の他にも茶室があり、お茶会等の様々なイベントもありますので是非久良岐公園に立ち寄られた際は久良岐能舞台も立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



 

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みなみすがお保育園 キッズデザイン賞受賞しました

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アスベスト含有調査 速報

2019年09月02日 | 改修工事の設計

おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

8月上旬に行なったアスベスト含有調査の速報が届きました。速報では基本的には定性検査が行われて含有量が0.1%以上含まれているものの有無が報告されます。0.1%以上含まれている検体については定量検査を行いどの位の量が含まれているか検査を行います。今回の調査では外壁の下塗りの吹き付け材に含まれていた様です。この結果をもとに外壁改修やコア抜き等をを行う際には仮設工事や処分方法等を設計に盛り込んでいくようになります。


▲調査会社より1~2週間程度で速報が届きます。


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外壁タイルの改修

2019年08月01日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

横浜市内某学校の外壁改修の設計をしています。
大体は吹付塗材仕上げの壁がメインなのですが、今回はタイル張りの改修になります。


▲横浜市内某学校外壁タイル

クラックや浮きを調査の上、該当箇所をアンカーや張替えで改修していきます。
柱のクラックや塗装などももちろん改修対象です。

ちなみに、今回は使用しませんがタイルの改修にはアンカー+ウレタン樹脂塗装を施す剥落防止工法もあります。


▲外壁タイル剥落防止工法(右側の白っぽいところが施工箇所です)

意匠性を保持して改修することが一応の謳い文句なのですが、古いものですと経年劣化で塗材が黄変してしまい、結果として意匠性が損なわれるケースもあります。
施工条件が限られていたり、高価なのもネックで少し選定しづらいという印象です。


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アスベスト含有調査

2019年07月29日 | 改修工事の設計

おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

改修工事や解体工事を行う場合にアスベスト含有調査が必要になります。主に1970年代から2000年位までの間に施工された建物の塗料、断熱材、ボード、仕上材に含まれている可能性があります。
判別方法については、設計図書等に記載された防火材の認定番号、商品名、建築時期などから特定できたり、ボード等の場合は現地にて認定番号から製造年月日ができメーカーに確認し含有の有無の確認できる場合がありますが塗料や断熱材については現場にて試料を採取し含有の有無を分析に掛けます。試料の採取については石綿作業主任者が行ないます。
実際にアスベストの含有が認められた場合には工事の際にアスベスト対策した施工方法で工事を進めていきますが、アスベストの飛散を防ぐよう養生を行いますので夏場に作業を行う場合には大変な作業になります。


▲一般的な作業方法、定性分析でアスベストの含有の有無、定量分析でどの程度アスベストが含まれているか調べます。



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外壁塗材のアスベスト含有調査

2019年06月06日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

15年ほど前に、建築物の吹付アスベスト(石綿)が人体に健康被害を及ぼすことが話題になりました。
飛散した微細なアスベストを長期に渡り吸込み続けると、肺がん等のリスクが高まるため、含有製品の撤去・全廃が進みました。
当時私は高校生でしたが、学食の天井の吹付アスベストが夏休み明けに全撤去されていた記憶があります。

現在でも撤去時には既存塗材の飛散を防ぐため、通常よりも手厚い養生をして工事を行いますが、
外壁改修で既存塗膜を除去する際にはそもそも塗材にアスベストが含有しているのかを調査する必要があります。


▲外壁サンプル採取の様子 飛散しないよう周囲をビニール袋で養生し、湿潤させて塗材を削り取ります。

改修設計前に調査会社に調査・分析をしてもらいます。
分析結果を受けて、工事中近隣に影響が出ないようアスベスト処理の内容を設計に盛り込んでいきます。


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テナントを利用した保育園

2019年04月23日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

昨年度、今年度とテナントを利用した保育園の設計依頼が多くあります。
最近では企業主導型保育園や法整備(用途変更の緩和)などが進みつつあり
小規模な認可保育園の開園がしやすい状況になってきたと感じております。

ただし、注意が必要な部分もあります。
既存建物内に保育園を設ける場合、既存建物の検査済証があるかどうかが重要になります。
避難経路が確保する必要があるため基本的には1階2階のテナント利用を考えた方が良いです。
2階の場合には避難できる階段が2以上あるかどうかの確認が必要です。

↓弊社で手掛けたテナント利用した保育園例です。


▲Before 鉄骨造1階のテナントを利用


▲After①


▲After②


▲Before RC造1階を利用 検査済証がなく建物調査を行い検済ありまで引上げて計画


▲After

 新築園、分園、建替えによる仮設園舎などご希望用途は様々です。

 

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エレベーターリニューアル工事

2019年03月04日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

住んでいるマンションでエレベーターのリニューアル工事が行なわれています。
築30年以上たっているものになりますので老朽化というのもありますが平成21年9月エレベーターの安全に関する「建築基準法」の改正が施行され、 戸開走行保護装置・地震時管制運転装置・安全対策の強化等が新たに改正されました。
リニューアルの際は強制的なものではありませんが、増築等で確認申請が必要な場合には既存遡及が必要になり、既存のエレベーターの現状の装備を調査し状況にによっては改修工事が必要になります。
今回住んでいる棟には2台エレベーターが設置されていましたので大きな不便を感じませんでしたが、1台しか設置していなかった場合や工事の都合上2台共使用不可の日などの場合には、階段昇降機や手荷物運搬のサービスなどのを検討する必要があります。


▲工事中のエレベーターホール

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漏水調査

2019年03月01日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

前回(エキスパンションジョイントの改修)に引き続き、横浜市の某中学校の改修設計をしています。
先日、前回とは別のEXP.Jの漏水箇所詳細調査に行ってきました。
当初の見立てでは屋上のEXP.Jカバーの隙間から浸水しているのではないかと思い、
散水を行って確認していたのですが…


▲EXP.J付近に散水中(屋上から水を流しています)


▲丸柱 爆裂、クラック

どうやらEXP.J横の丸柱付近のクラックや爆裂から浸水している可能性が高いようです。
校舎がくの字に曲がっているところに丸柱が付いているので、コンクリートがうまく流れず内部に隙間が多くできているのか…
こちらの学校は全体的な外壁改修の履歴もないので、外壁の状態もあまり良いとは言えません。

原因が見つかった以上、補修していく方向で設計を進める予定です。


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エキスパンションジョイントの改修

2019年02月15日 | 改修工事の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

某中学校の雨漏りの改修設計を行っています。
詳細は調査中ですが、雨漏りの場所は「エキスパンションジョイント(以下EXP.J)」という部分が原因のようです。


▲EXP.J(屋内)

EXP.Jは異なる建物同士のつなぎ目の廊下などにあります。
写真だと銀色の金属カバーの部分がそれにあたりますが、樹脂製部品や内装に合わせたものもあります。
建物は地震や温度の変化などで動くものですので、EXP.Jはその緩衝をする役割があります。
大きな地震の後にEXP.Jのところで建物が大きくズレているような写真をネットやテレビで見たことがあると思いますが、
あれはEXP.Jが正しく機能していると言えます。


▲EXP.J(天井内)

今回は雨漏りの改修なので、天井ボードを外して中を見てみました。
この上階(屋上)のEXP.Jまわりのシーリングが切れていて、浸水しているようです。
本来であれば黒いゴムがぐるっと一周回っているはずなのですが、上部にはありませんね。
これだと上部からの浸水がダイレクトに廊下に落ちてきてしまいます。
なぜこのような状態なのかというと、色々な改修経緯があったようです…

引き続き調査、設計を続けていきたいと思います。

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「生産性向上!」

2019年02月14日 | 業務改善

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。
設計事務所の仕事といえば図面を描くことですがそこに至るまで膨大な時間を費やします。
施主要望、法令確認、構造・施工性・コスト検討、資料調査、現地調査、官庁調査等…
試行錯誤を繰り返しています。
今まではエクセルの工程表で進捗管理していましたが修正するのに手間取っていました。
いい方法はないか色々検討していましたが、WEB上の工程表アプリを試してみます。
チャートの伸縮、項目の入替えなど修正がスムーズにできそうです。
「生産性向上」につなげていきたいと考えています。


▲実際に工程表を作ってみました

brabio!       説明が分かり易く無料でできる範囲が広い。採用しました!
みんなでガント.com 無料範囲が狭い
jooto        チャットワークと連携は魅力。もう少し説明がほしい。
wrike        デザインは一番洗練。支払いが日本円でないところが難。

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建物を支える大事な杭 ~鋼管杭~

2018年10月25日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

今日は建物を支える大事な杭について少し書きたいと思います。
杭の種類は大きく分けて場所打ち杭、既成コンクリート杭、鋼管杭の3つ
になります。今回はその中の鋼管杭に絞ってお話しします。

私の中で鋼管杭は横浜市内で建物を建てる際に使用する杭としてはとても
ベターな杭だと思っています。それは鋼管杭の特徴として施工の際、小スペースで
できることと杭長のサイズ変更が容易なためです。横浜市内では谷山が多く
平地部分が少なく、川・海にも接しているなど地盤(支持層)が一定でない
敷地が多いです。そのため事前にボーリング調査を行っていても、いざ杭を
打つ場所では支持層レベルが違うことがあります。鋼管杭では支持層が想定より
高ければ切断し、深ければ継ぎたしをするなど対応が比較的楽に行えます。
また横浜市内では計画敷地が狭いことが多いため、小スペースで施工でき杭残土も
発生しない鋼管杭はうってつけだと思います。


▲鋼管杭 下杭 回転圧入工法

施工前に設計図書と径、長さ、肉厚、材種があっているか確認
を行います。


▲貫入前 杭芯合わせ


▲貫入中 杭継ぎ

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