第5章 「英語の九九テーブル」はさらに展開する」では、今までトレーニングに登場した補語や動詞フレーズがさらに表現展開をすることなる。 しかし重要なことは、今まで登場したフレーズの「表現の枠組み」を身につけていれば、なんてことはない、これが私の言う「英語脳」だ。 今回は、次の表現展開について述べる。 02 like +ing形動詞フレーズ 「ドリルNo.54 買い物をするのが好きだよ
これは確かに、これはlike+ing形動詞フレーズであり、例えばlike taking a hot spring bath(温泉に入るのが好きだ)といった意味だ。これを動名詞だと説明している。しかしこれは、お馴染みの教育文法の「動名詞は動詞のing形」なり、といった動詞の単独の変化だけに力点をおいた説明でしかない。 大切なことは、例えばTake a hot spring bath.(温泉入りなさいよ)があり、それがtaking a hot spring bathに展開すると発想が欠けている。 しかも、この表現は同じ「継続的な状態」を表す進行形と同じ発想だ。 We are taking a hot spring bath. 温泉に入っているのよ ※進行形 We like taking a hot spring bath. 温泉に入るのが好きよ ※動名詞
しかし、以下のように、likeがto+ing形動詞フレーズを導く場合がある。 We would like to take a hot spring bath.温泉に入りたい
私はこのような、would like to〜を「~をしたい」という意味なり、と教える。 私は説明を見ると、「ふざけんなよ」、「なめとんのか」(大阪弁)と思わず叫びたくなる。likeという動詞は元々、to+原形動詞フレーズとing形動詞フレーズを目的語にとる動詞だ。 何度も指摘しているように、前置詞toは「到達」を表し、「これから」といった「未来性」のイメージを持ち、一方ing形動詞フレーズは「同時性、継続性」の意味をもつ。 I would like to sing the national anthem. I like singingthe national anthem. 前者は、「国家を歌いたい」、「国家を歌うのが好きだ」ということだ。 We are singingthe national anthem. I feel like taking a hot spring bath tonight. 今夜は温泉に入りたい気分だ I feel like singingthe national anthem this morning. 今朝は国家を歌いたい気分だ
●目的語に原形動詞フレーズもing形動詞フレーズもとる動詞がある to+原形動詞フレーズもing形動詞フレーズも両方とも目的語にとるが、それぞれの意味が異なる動詞があります。これはto+原形動詞フレーズによって「未来性」の意味を持つか、ing形動詞フレーズによって「同時性、継続性」の差に過ぎません。 remember、try、forget、regret, want/need (1) I remember to take the medicine 私は(これから)薬を飲むことを覚えている (2) I remember taking the medicine 私は薬を飲んだのを覚えている
NHKの朝ドラになった「アンと花子」の主人公村岡 花子氏は、大東亜戦争の前に、東京のあるミッションスクールで苦学して英語を学んだ。 そのドラマに当時の英語の授業が再現されていた。 詳しくは覚えていないが以下のようなものだった。 生徒達に教師が「過去形で、未来形で、進行形で、現在完了形で」などと指示していた。 生徒達は、あらかじめ配られた以下のような英文を元にして声をあげていた。 I get up early. I take off my clothes I put on his pajamas. など10個の英文を変化させていたのだ。 ちなみに教材のドリルも10個の英文を変化させるものだ。 また私がこの本「九九で覚える英会話」をベレ出版から発売していただいたのは、このドラマが放映されたずっと以前のことだ。 日本の英語教育に欠けているのは、補語フレーズや動詞フレーズとファンクションフレーズの順列、組み合わせという英語の発想だ。
第5章 「英語の九九テーブル」はさらに展開する」では、今までトレーニングに登場した補語や動詞フレーズがさらに表現展開をすることなる。 しかし重要なことは、今まで登場したフレーズの「表現の枠組み」を身につけていれば、なんてことはない、これが私の言う「英語脳」だ。 以下のテーブルを見られて、思い出していただきたい。 I am, We are, You are, She is, He is, They areといったbe動詞系列の「英語の九九」だ。これが基本となって以下のテーブルに発展していることを認識して欲しい。 Where are we? 私たち、どこにいるの(こことは。どこなの)? Where are we going to go? 私たちどこに行こうとしてるの?
○○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル be going to+原形動詞フレーズ
英語はbe動詞系列とbe動詞以外の一般動詞系列の二つで成り立っている。 上のテーブルはbe動詞系列のものであり、これを私はbe動詞系列のファンクションフレーズと呼んでいる。 ちなみに、これをI was going to〜やWe were going to〜など、過去形の表現となる。 Where were we? 私たち、どこにいたの? Where were we going to go? 私たちどこに行こうとしていたの?
ところで、教育文法で言う「be going to〜」の構文だが、「このgoingには、「行く」という意味はない」なりとバカな人がいる。 誰がgoの意味を「行く」と決めたんや(大阪弁)、と言いたい。 英語の感覚で説明するとこのようになる。ちなみにgoの本質的な意味は「進行」、「進み行く」といった感じだ。さらに前置詞toは「到達」を表す。 We are going to go out for dinner. 私たち、進行状態で存在するよ これから 夕食に出かける だから「「be going to〜」を「〜するつもりだ」「〜しているようだ」などの日本語訳になるということだ。 The weather is going to be fine. 「進行」 天気は晴れそうだよ
ここで、今回の第5章のドリルの二つに注目して欲しい。 第5章 「英語の九九テーブル」はさらに展開する 01 be going to+原形動詞フレーズ 「ドリルNo.52 庭の手入れをするつもりよ 「ドリルNo.53 プロゴルファーになるつもりだったよ 教育文法のように「be going to+動詞の原形」なり、あるいはbe going to不定詞」なり、では決して英語など話せない。 何度も指摘しているように、まず補語フレーズや動詞フレーズがあってそれをどのように運用するか、それが国際常識の英語学習法だ。 そこでまずドリルNo.53 に注目して欲しい。 当オンライン講座の受講生なら、「なるほど」と合点がいくだろう。 be動詞の文の生産で、ネイティブが読み上げるフレーズにbe a golf player、be tiredなど、beが含まれいたはずだ。それらをbe gong toが導く。
I am going to be a golf player. What are you going to be? 何になりたいの? What were you going to be? 何になりたかったの? 一方、ドリルNo.52 では、一般動詞系列のフレーズがそれらをbe gong toが導く。 I am going to do the garden. What are you going to do? 何がしたいの? What were you going to do? 何がしたかったの?
ところで、be going to+原形動詞フレーズのタイプは様々の発展形がある。 受講生の方は、ぜひとも「イメトレ英語学習法」の168〜192ページとそのネイティブによる読み上げでトレーニングしていただきたい。 (4) The food is ready to eat. 食べ物はいつでも召し上がれます (5) I'm always ready to help you. 私はいつでもあなたの力になりますよ (1) I am willing to help. 私は喜んでお手伝いします (5) How long are you planning to stay here? あなたは,どのくらい長くここに滞在するつもりですか? TOEIC試験のことを述べたことがあるが、会うの赤文字で表記したところが「強形」となり、会話ではここを強く、リスニングではここを聞き分けることが重要だ。 さて皆さんは、いつまで「be going to+動詞の原形」なりにしが身につきますか? 言葉というものは、小から大へと進むもので、決してその逆ではない。 この国際常識に立ち向かっているのが、NHKの講座や学校教育なのだ。
クリスマスの時期によく流れる音楽に、「メリークリスマスが言えない」というのがある。 I can't say Merry Christmas. It's hard to say Merry Christmas. 日本語の発想から言えば、同じようだが英語の発想は違う。 前者は「私」の気持ち、can'tは「言いたいのにできない」といった表現。 一方、「そりゃ難しいよ」と客観的な表現、It's hard for me〜としても同じだ。
今までこのブログをご覧になった方は以下のような説明を覚えていると思う。 「アイル セイ メリークリスマス」 言うつもり ※ I will say Merry Christmas. 「アイキャン セイ メリークリスマス」言うことができる ※ I can say Merry Christmas. 「アイ ガナ セイ メリークリスマス」 言う予定 ※ I am going to say Merry Christmas. 「アイ ワナ セイ メリークリスマス」言いたい ※ I want to say Merry Christmas. 「アイ ハフト セイ メリークリスマス」言わねばならない ※ I have to say Merry Christmas. 英語はbe動詞系列とbe動詞以外の一般動詞系列の二つで成り立っている。 当講座の主教材「九九のように覚える英会話」では、冒頭にそれぞれの「表現の枠組み」についてのトーニングから始まっていたことを思い出して欲しい。
次回から第5章 「英語の九九テーブル」はさらに展開する」に進むことになるが、今までトレーニングに登場した補語や動詞フレーズがさらに表現展開をすることなる。しかし重要なことは、今まで登場したフレーズの「表現の枠組み」を身につけていれば、上のsay Merry Christmas.の運用にも展開する、これが私の言う「英語脳」だ。 I can't say Good-bye. It's hard to say Good-bye. I will say Good-bye. I am going to say Good-bye.I don't want to say Good-bye.I have to say Good-bye. さらに「主語」はyouだけか、あるいは「時制の展開」もある。 そんな文例をすべて採り上げるとことはできないが、たった一つあるのは、皆さんの「脳」、つまり英語脳だ。
1. What does the man do every day? 彼は,毎日何をしてるの?※現在形 (1) Plays tennis テニスをしている (2) Stays home 家にいる (3) Jogs ジョギングをしている (4) Goes shopping 買い物に行っている 2. What did the mando this morning? 彼は,今朝何をしたの?※過去形 (1) Played tennis テニスをした (2) Stayed home 家にいた (3) Jogged ジョギングをした (4) Went shopping 買い物に行った 3. What will the mando? 彼は,(これから)何をするつもりなの?※未来形 (1) Play tennis テニスをするつもり (2) Stay home 家にいるつもり (3) Jog ジョギングをするつもり (4) Go shopping 買い物に行くつもり 4. What does the man seem to do every day? 彼は,毎日何をしてるようなの? ※情緒表現 (1) Play tennis テニスをするつもり (2) Stay home 家にいるつもり (3) Jog ジョギングをするつもり (4) Go shopping 買い物に行くつもり 5. What has the man done? 彼は,毎日何をしてるようなの?※完了形 (1) Played tennis テニスをしたこと (2) Stayed home 家にいたこと (3) Jogged ジョギングをしたこと (4) Gone shopping 買い物に行ったこと 6. What is the man doing now? 彼は,今何をしてるの?※現在進行形 (1) Playing tennis テニスをしている (2) Staying home 家にいる (3) Jogging ジョギングをしている (4) Going shopping 買い物に行っている 7. What is the man in interested in? 彼は,何に興味を持ってるの?※動名詞 (1) Playing tennis テニスをすること (2) Staying home 家にいること (3) Jogging ジョギングをすること (4) Going shopping 買い物に行くこと
[九九]のように覚える英会話」の第4章に進むことになる。 ただ注目してほしいのは、一般動詞の表現展開には、ドリルNo.43とドリルNo.44のトレーニングだ。これは言うまでもなく現在進行形、過去進行形の表現展開だ。 かつて私が「花札大統領」が韓国を訪問したとき、記者がHaving a good time?と聞いたと述べたことがある。 商店の人にHave a good time!などと丸暗記させることが「英語が話せる」ということではない。このような表現展開ができて、「英語が話せる」ということなのだ。ちなみにほとんどの一般動詞は進行形での表現展開を持っていることに気づいて欲しい。
第4章 一般動詞フレーズを表現展開する 01 takeの動詞フレーズを6つのテーブルで展開する 「イメージしてください!!」 「ドリルNo.40 「毎日シャワーを浴びるの」 (1) take a bath (2) take a walk (3) take a break 略 「ドリルNo.41 1時間前に休憩したよ 「ドリルNo.42 今散歩してるよ 「ドリルNo.43 その時散歩していたのよ 「ドリルNo.44 タクシーに乗るつもりよ 「ドリルNo.45 もう賄賂を受け取ったの?
(1) Don't make fun of her! 彼女をからわないで! (2) Do they make fun of her? (ふだん)彼女をからかってるの? (3) Did they make fun of her? 彼女をからかったの? (4) Will they make fun of her? 彼女をからかうつもりなの? (5) Are they making fun of her? (今)彼女をからかってるの? (6) Were they making fun of her? (その時)彼女をからかってたの? (7) Will they be making fun of her? (これから)彼女をからかい続けるの? (8) Have they been making fun of her? 彼女をからい続けてきたの? (9) Have they ever made fun of her?今まで彼女をからかったことがあるの? そして今回の受身形での表現で、言うまでもなく進行形と同様、be動詞系列の運用であり、ed形動詞フレーズの運用だ。 (10) Is she made fun of by them? 彼女は彼らにからかわれるの?
さっそくだが、教育文法では受身形を「be動詞+過去分詞」なり、と説明している。これは「助動詞は動詞の原形」なり、「進行形はbe動詞+現在分詞」なり、「完了形はhave+過去分詞なりなどと説明するのと同じだ。 先にTOEIC試験のことを述べたが、学生達に一番伝えたかったのは、動詞はフレーズ成り立ってること、TOEIC試験ではそれが試されるのだということだった。それを皆さんが身につけた教育文法では歯が立たないと。しかもたとえ、 TOEICで高得点をとった人でも英語がそれほど自由に話せないのは、動詞をフレーズとして身につける作業、トレーニングをしてないからだと。 それでは、日本人以外、つまり国際標準では受身形をどのように生産するかについて述べたい。 簡単に説明すると、例えばmake fun of her!というフレーズがあると、このherを主体(主語)にし、その状態をed形動詞フレーズで説明するということだ。 これは、継続状態をing形動詞フレーズで表す進行形とまったく同じしくみだと気づいてほしい。 They are making fun of her. She is made fun of by them.
受講生の方は、副教材「話すためのたったこれだけ英文法」のP.140からP.150までを参照してください。 第6節 受動形の4つの時制展開 現在受身形、過去受身形、未来受身形、現在完了受身形 現在受身進行形、過去受身進行形 以下はその記事からの引用だ。 (能動形) (受身形) Everyone likes her She is liked by everyone 誰もが彼女を好いている 彼女はみんなに好かれる Everyone knows her She is known to everyone 誰もが彼女を知っている 彼女はみんなに知られている He kisses me I am kissed by him 彼は私にキスをする 私は彼にキスされる She trusts him He is trusted by her 彼女は彼を信頼する 彼は彼女に信頼される Bill deceives her She is deceived by Bill. ビルは彼女をだます 彼女はビルにだまされる
英語はbe動詞系列とbe動詞以外の一般動詞系列の二つで成り立っている。 当講座の主教材「九九のように覚える英会話」では、冒頭にそれぞれの「表現の枠組み」についてのトーニングから始まっていたことを思い出して欲しい。 今回は、be動詞系列の「英語の骨格」をとりあげた。 第1章 6つの「英語の九九テーブル」が英語を組み立てている。 01 英語の骨格 その1 am, are, is 「幸せよ」 02 英語の骨格 その2 was, were「幸せだったよ」 03 英語の骨格 その3 will 「幸せになるよ」 04 英語の骨格 その4 have[has] 「ずっと幸せよ」 以上が基本の「集積回路」と言えるものだ。つまりすべてのbe動詞系列の文の生産がこれによって行われると言うことだ。だから私は英語ほど簡単な言語はないと言っている。
【be動詞フレーズ5段活用】 基本形 be happy 「幸せよ」 ============================= (1) (am, are, is) happy 現在形動詞フレーズ (2) (was, were) happy 過去形動詞フレーズ (3) be happy 原形動詞フレーズ ※助動詞、to不定詞で使われる。 (4) being happy ing形動詞フレーズ ※進行形はなく、分詞構文、動名詞で使われる。 (5) been happy ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================
【be動詞フレーズ5段活用】 受身形 be loved by everone 「みんなに好かれてるよ」 ============================= (1) (am, are, is) loved by everone 現在形動詞フレーズ (2) (was, were) loved by everone 過去形動詞フレーズ (3) be loved by everone 原形動詞フレーズ ※助動詞、to不定詞で使われる。 (4) being loved by everone ing形動詞フレーズ ※進行形はなく、分詞構文、動名詞で使われる。 (5) been loved by everone ed形動詞フレーズ ※完了形で使われる。 =============================
[英会話発想トレーニング 表現の枠組み] [基本4時制の展開]be動詞系列の展開 [1] 現在形動詞フレーズ (現在の状態を表す) ※現在受身形 (1) She is loved by everone. 彼女は、(今)みんなに愛されているよ [2] 過去形動詞フレーズ (過去の状態を表す) ※過去受身形 (1) She was loved by everone. 彼女は、(その時)みんなに愛されていたよ [3] 未来形動詞フレーズ (未来の状態を表す) ※未来受身形 (1) She will be loved by everone. 彼女は、(これから)みんなに愛され続けるでしょう (2) She may be loved by everone. ※情緒表現 彼女は、みんなに愛されているかもよ (3) She can be loved by everone. 彼女は、みんなに愛されているはずよ (4) She seems to be loved by everone. 彼女は、みんなに愛されているようだよ [4] ing形動詞フレーズを使った表現 (継続的状態を表す) ※受身形/動名詞 (1) She is being loved by everone. ※現在受身進行形 彼女は、(今)みんなに愛されているよ (1) She is proud of being loved by everone. ※動名詞 彼女は、みんなに愛されているのが誇りだ [5] 現在完了形フレーズ (過去を背負った現在の状態・付帯状況を表す) ※現在完了受身形 (1) She has ever been loved by everone. 彼女は、かつてみんなに愛されていたよ (2) She would have been loved by everone. ※情緒表現 彼女は、みんなに愛されるつもりだっよ
受身形においては、現在受身形形、過去受身形形、未来受身形形、現在完了受身形となる。 今回もbe動詞系列についての表現についての学習なるが、これからは筋肉や血,肉をつけるためのトレーニングととらえてほしい。 申し訳ありませんが、ドリルのすべてをとりあげることはできません。ご了承下さい、 [九九]のように覚える英会話」の第3章に進むことになる。 第3章be動詞でこれだけ表現できる。 03ネイティブ発想で話せば受身形はとても簡単 「イメージしてください!!」 「ドリルNo.36みんなに好かれてるよ (1) be made fun of everone (2) be trusted (3) be looked down on by everone 略 「ドリルNo.37犬に噛まれたよ 「ドリルNo.38結婚するつもりよ 「ドリルNo.39今まで叱られたことがないよ