クラシックを中心に徒然なるままに…withらいとにんぐ

所持しているCDの感想、演奏会の感想などクラシックの事を出来るだけ書きたいと思います♪雑感色々♪

【雑感】フラブラ考察

2015-03-23 23:22:37 | 雑感
どうも、らいとにんぐです。

昨日のクラシック音楽館のロシアプログラムは、土曜日の演奏会疲れ…ブルックナー疲れですね(笑)!…により、本編を見る気力が無く、その後のN響メンバーによる「春の声」室内楽ver.を聴いてました。丁度良かったです♪

来週は神奈川フィルの公演を放送ですね!チャイコフスキー交響曲第2番「小ロシア」ですって!\(^o^)/


さて、土曜日の感想でフラブラ(=フライング・ブラボー)について少し触れました。この事について少し持論を。Twitterに書いたら荒れそうかもしれませんが、個人的な意見なので、勘違いなさらぬようm(__)m

クラシックの演奏会では、大体3曲くらい演奏をします。1曲しか演奏しない場合、または多い時で5、6曲演奏する場合もあります。
各曲の演奏終了後に拍手がありますが、相手を称賛する意味で「ブラボー」と言っている方も居ます。

で時々問題になっているのが、「拍手」と「ブラボー」のタイミング。演奏終了後、指揮者が指揮棒を下ろしてから拍手をする事が、演奏会を楽しむマナーとして認識されています。
しかし、指揮棒を下ろしていないのに、最後の音が演奏された瞬間に、拍手やブラボーを行う方がいらっしゃいます。それが「フラ拍」「フラブラ」。
一人が行うと、周りも釣られて拍手しちゃいますね。

最後の音が演奏されても、ホール内には残響として漂っています。それを音楽として捉えたら、フラ拍、フラブラは芸術作品を邪魔していると思われても文句が言えません。
Twitterをやっていた頃、実際に怒り心頭な方の呟きを見掛けました。何歳かは分かりませんが…。僕自身も良い気持ちでは無いです。

そもそも日本の演奏会ってブラボーの掛け声が汚いと思っています。怒鳴りながら叫んでみたりね。
例えばこんな動画。
http://www.youtube.com/watch?v=LdoYX0P_Jmo

演奏の最後だけ見てください。終わった瞬間に汚い声で「ブラボー」って(笑)これは非常に酷いパターンですが、海外の公演をYouTubeで聴いてみた時に、同等の終わり方を見たことが無いです。


僕の場合ですが、ブラボーを掛けるタイミング、ブラボー自体の発音がbetterな演奏会って、実際に何れだけ遭遇したかな…。少なくともブラボーは「bravo」ではなく「ブラボー」。つまりタイミング関係無く違和感を感じています。

そういう意味で海外公演の動画を見ると、終わった後のお客さんの反応は海外の方が好きです。



フライングが有ろうが無かろうが、僕はブラボーが嫌いという結論になりそうですが、必ずしもそうとは言えないとも思います。


演奏する場所として、ホールや野外がありますが、大抵野外って気楽に見られる事が多いです。ベルリンフィルのヴァルトビューネとかね。そして野外では無いですが、英国のクラシック祭典、プロムスとか。


日本でも気楽に聴ける場合はあると思います。あまりにも拍手やブラボーが早すぎたら変だけど(^^;)そういう時は、上記に書いてあるようなマナーを遵守すると逆にシラケるかも知れませんね(^^)野外だから残響は無いけど、指揮棒を下ろさなくても拍手をして良いかなと。程々のタイミングで。


フラブラ問題で代表的なのが、ブルックナーだと思います。ブルックナーは絶対にマナーを守りましょう。ブルックナーは最後の残響が消えて、指揮者が棒を下ろすまで拍手やブラボーをしてはいけません!拘りある方が沢山聴きに入らしてますので、殺意を抱かれるかも(笑)


マーラーの交響曲について。個人的に1、5、7番は最後の音を演奏して一呼吸置いたら拍手をした方が良い派です。この3曲は疾走感を持ってバシッと終えます。それ以外の交響曲は止めた方が良いね。

ロシア作曲家の作品は華々しく終わる分については早めに拍手をしても良いかも。



まとめると、ブラボーや拍手が早すぎたら駄目。絶妙なタイミング、ブラボーの発音は海外の公演動画を見て研究を。

まぁ貴方がどれ程早く、そして大きくブラボーを掛けても、指揮者やオケは喜びませんからね。

長々と書きましたが…




ブラボーは止めなさい!!


ちゃんちゃん。。。。゛(ノ‥)ノ

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
奥の深いお話…。 (yumiko)
2015-03-25 23:28:49
フラブラ、フラ拍ってよく話題になりますね。
前に読んだN響のもぎぎ(←ご自分でこう呼んでいました)の本にも教会音楽には要注意とか、事細かにフラブラ、フラ拍に注意すべき曲の解説があり、
クラシックあまちゃんの私は「これはうかうかコンサートに行けないかも…」とちょっとドキドキ

でも無精者の私は「そっか、要するに誰かが拍手して大丈夫そうだったらすればいいんじゃん」とか思いました。
演奏家もコンマ数秒くらいは待ってくれそうな気がします。
こちらもより長く余韻に浸ることができるし、客席から演奏家へ向かって感動がわーっと押し寄せるあの瞬間を見守りつつの拍手ってそんなに悪くないかなって。

ブラボーとか自分じゃとても言えないけれど
らいとにんぐさんのおっしゃるように日本人のブラボーってあまりかっこよくないかも。
発音が「bravo」に比べると平板になりがちですし…。
でもいつか野外や何かのフェスタなどで自然にすらっと素敵なブラボーが聞けたらいいなあ。

ブルックナーやマーラーにおいてのフラブラ問題のお話、勉強になります
いずれにせよ、ブラボーは家で一人で聴いているときにってことでいいかなと思いました
返信する
結局は楽しんだ者勝ちかな? (らいとにんぐ)
2015-03-26 00:17:56
>yumikoさん

非常に難しいネタを喋ってしまったなぁと思いつつ…。
紹介した動画の様に、悪質なフラブラやフラ拍も中には居るのも事実でして、あんな人は出入り禁止にして欲しいなと思います(笑)

しかし演奏が終わって暫く静かにしておくのも変な場合もあります。


曲によって違うといってしまったらそれまでなんですが…。


ただ気にし過ぎると息苦しくなるし、yumikoさんの「演奏会にうかうか行けないかも」という発言も分かります。自身も演奏会に行く度に、曲の終わりが近付くと、今日はどうなのかしら…ドキドキ、と曲とは関係無い所に気が行ってしまうことも。


日本人はクラシックを崇高な芸術と捉えている故に、曲が終わり、指揮者が棒を下ろすまでを創作活動の一連の流れと思っているのかも。確かにそうですが、気楽に聴きたい人も居るわけで…色々な人が居るんでしょう。


…ドツボに嵌まりました!!完全に駄目なパターンです°・(ノД`)・°・実は「こうあらねばならない」というマナー=固定観念に捕らわれ過ぎているのかも。


僕が言うのもなんですが、気楽に演奏会に行ってください(^^)
解決しない問題なので、その場の雰囲気で正直に拍手しちゃうのが良いでしょう。あまり堅苦しくならずに(笑)
返信する

コメントを投稿