クラシックを中心に徒然なるままに…withらいとにんぐ

所持しているCDの感想、演奏会の感想などクラシックの事を出来るだけ書きたいと思います♪雑感色々♪

【雑感】クラシックの音色とは… 【追記あり】

2015-02-26 00:12:04 | 雑感
※僕の個人的な見解なので噛みつかないでね(笑)

どうも、らいとにんぐです。

突然ですが、「音色」って非常に抽象的で、各人感じる物が違うと思うのです。

クラシックを聴いたり、実際に演奏したりすると、この曲に対して、こんな音色が良いのじゃないかな?という推測をします。

こんなことを言っちゃうと身も蓋も無いですが、曲に説得力を感じる演奏をするのって自国のオケなのでは?と考えます。

作曲家の感性って出生地、育った環境、教育、どんな作曲家に影響を受けたか…などで変化するものだと思います。今みたいに何時でもネットで曲を漁ることなど出来ませんから、割と狭い範囲で、各国の音色が少しずつ形成されていったかのような。作曲家はその当時のオケに触発されて曲を作る…の繰り返しにより、後年、一流のプロオケは独特の音色を持ったのかなぁと思うのです。

どんどん世界が繋がるようになって、人の往来が楽になるようになる。団員も世界から集まる。様々な境遇を持った人間が集まるから、独特の音色は昔に比べると少しずつ薄まってきているかなとCDを聴いていたら時々思います。

それでも環境から得られる音色の変化は現在でも有り得ますし、僕は海外オケの来日公演で楽しみにしているのは、日本のオケから感じられない「音色」を聴く事です。
海外オケの来日公演って超名曲を演奏することが頻繁にあります。そうしないとお客が来ないから(笑)

超名曲プロでも、その音色を聴衆に浴びせてくれるなら行く価値はあるだろうなと思います。あとはチケットの値段ですね…


海外オケは基本的に高過ぎる!!

そして徳島に来てください!!本州へ行くのに交通費がががが°・(ノД`)・°・


結局はそれが言いたいことに(笑)

終わり


【追記】
誤解しないように願いたいのは、日本のオケに音色が無いわけではなく、予想出来ないような海外オケの独特の音色に魅力を感じる事が多々あるという事です。僕はまだ海外に行ったことが無いので、その点は色々な妄想をします(^∇^)

無いものへの憧れだと思いますm(__)m


もう少し書いちゃうと、例えば日本人がドイツ語を喋るときに、どんなに上手く喋ったつもりでも、ドイツ語圏の人からすれば僅かですが違和感があるんじゃないかと思うのです。日本語を上手く喋る海外の方でも、日本人からすれば「ん?」と思う場合、例えばニュアンスとかイントネーションかな?…微妙に共感出来ない事もあると思います。

楽曲の中の音色も似たようなもんかなと。楽曲(言葉)を音色で表現(発音)するということです。

ややこしくなってきましたが(^^;;音色を形成する要素は、他にピッチの高さ、楽器から音を出す速さ、ハーモニーのバランス、フレーズの処理方法(演奏し始め、終わりの音の処理具合)…とかでしょうか。

アマオケ人間には上に書いた事柄なんて解決出来ません°・(ノД`)・°・!

しかし少しでも説得力のある演奏を目指すべく日々精進するのみです。

サロネンとフィルハーモニア管がやってくる!

2015-02-25 22:04:24 | 日記
どうも、らいとにんぐです。

今週末からエサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーが始まります♪

前回の来日、2013年だったかな…初めて聴きに行ったのですが、指揮者、サロネンの推進力に脱帽しました(^∇^)今でも強烈に記憶しております。

兵庫県西宮で聴いたのですが、

ベートーヴェン『シュテファン王序曲』、
ピアノ協奏曲第4番(アンスネス)

マーラー交響曲第1番『巨人』


というプログラムでした。

交響曲の最後に弦楽器をぐいーーーーっと引っ張るような…まさにオケという暴れ馬に対し、手綱を持って鞭叩き爆発させるサロネンのオーラ、指揮者への信頼を感じました。中々あそこまでオケを奮い起たせる指揮者は稀ですね。


なので、またフィルハーモニア管弦楽団のチケットを買っちゃいました♪



が…………



行けなくなってしまいました°・(ノД`)・°・

°・(ノД`)・°・

°・(ノД`)・°・


今年はシベリウス生誕150周年ということで、サロネンお得意のシベリウス交響曲第5番をメインに据え、ヒラリー・ハーンがソリストのブラームスVn協奏曲という名曲ながら名演が期待できたのですが、行けなくなりました°・(ノД`)・°・

°・(ノД`)・°・


フィルハーモニア管ってイギリスのオケなのですが、僕はイギリスのオケの音色って割と無色だと思うのです。中庸というか、くどくない感じ。日本のオケと似ていると思います。ロンドン交響楽団の演奏も聴いたことがありますが、似た印象でした。サロネンの指揮によりシベリウス交響曲に「らしさ」が備わる事を楽しみにしていただけに残念です。


大人しく、YouTubeかCDで楽しみたいと思います。。。。゛(ノ‥)ノ

まだまだ早いですが(笑)次の来日時を楽しみにしています。

明日からティーレマンとドレスデン国立歌劇場が!

2015-02-21 23:24:31 | 曲紹介
どうも、らいとにんぐです。

明日からティーレマンとドレスデン国立歌劇場の日本公演が始まります。

明日の横浜みなとみらい公演が日曜日で、かつブルックナー交響曲第9番を演奏するとのことで、行こうか暫く迷っていた事もありましたが、チケット&飛行機代が高過ぎるので敢えなく断念しました°・(ノД`)・°・


他にリヒャルト・シュトラウス『英雄の生涯』をメインに据えたプログラムもあります。どちらもティーレマンの得意分野なので名演保障です♪


YouTubeを漁っていたら、前回の来日公演時に演奏したブラームス交響曲の動画が!NHK音楽祭の模様です。

http://www.youtube.com/watch?v=IVQPhG5omRY

交響曲第3番です♪第1番もありました!



最近指揮者のパーヴォ・ヤルヴィさんがブラームスを演奏したり、『英雄の生涯』を演奏したりと微妙に被っていますが、演奏の方向性は全く違うと感じられる筈です。

初めてティーレマンのブラームスを聴いたときは、もっさりした演奏で、正直胸焼けに似た感覚を持ちました。数年前のウィーンフィルとの一連のベートーヴェン交響曲も似たような感想でした。

しかし何度か聴いている内に病み付きになるもので、重厚に味わい深い演奏もアリだなと、納得させられました。ティーレマンの哲学に屈したということでしょう(笑)

一度生で聴いてみたいですが、チケットが高い(笑)良い頃合いを見て、いつか…来日時に行きたいなと思います。



ティーレマン&ドレスデン国立歌劇場のツアーの成功をお祈りしています♪

今日のN響定期公演をFM で聴いてみた【追記あり】

2015-02-18 21:45:29 | 日記
どうも、らいとにんぐです。

※今から書くのは個人的意見ということで。

NHKFMでNHK交響楽団定期公演の模様を後半だけ聴いちゃいました♪
リヒャルト・シュトラウス

交響詩『英雄の生涯』

パーヴォ・ヤルヴィ指揮
NHK交響楽団の演奏で。


この曲は、作曲家自身を英雄に見立てて、一生を音楽で表現。非常に大編成で、中盤の「戦場」の場面は聴き応えがあります。

最近パーヴォ・ヤルヴィ指揮の演奏会の放送が続いていたので、今日はどうかなと思ったのですが、あまり自己の解釈が特徴的に色濃く出さなかった、手堅く纏め上げたような感じに聴こえました。

先日放送されたカンマーフィルとのブラームスやYouTubeにもあるベートーヴェン交響曲での躍動感溢れる演奏、パリ管弦楽団の色彩豊かな表現力を引き出し、ちょっと期待し過ぎたかな…(笑)


コンサートマスター篠崎さんの長いソロが前半とラストに現れますが、このソロは人間の感情を思わせるような豊かな表現力だったと思います\(^o^)/ブラボー!!


リヒャルト・シュトラウスって基本大編成の楽曲が多いので、指揮者の「らしさ」を組み込むのは、難しいのかななんて考えました。大編成になれば、何処かを際立たせたら、その他のパートも整合性を持たせるべく調整をしなければならないと思うので。



でも、結論を言えば、リヒャルト・シュトラウスの曲って、生で聴かないと良さが伝わって来ないのです(笑)


多分Twitterにも書いたことがありますが、数年前にシカゴ交響楽団とハイティンクが来日した時に、英雄の生涯を演奏しましたが、今でもあの感動は忘れませんし、今まで聴いた中でもベストであることは間違いないです。

音の洪水が細胞の一つ一つにまで染み渡るような、しかし爆裂しないように指揮者が絶妙の感覚で纏めたと思います♪

だからシュトラウスは生演奏なのです。

……偉そうな事を抜かしましたが、結局はソレが答えだと思うのです。生演奏では聴けないので、取り敢えずクラシック音楽館の映像で楽しみたいと思います。。。。゛(ノ‥)ノ

解説の池辺晋一郎さんが4月から新番組をされるようで、解説を暫くお休みとのこと。N響の昔の音源が聴ける番組らしいので、楽しみにしています(^^)


N響定期公演の放送は4月までありません。最後に山田さんの「ごきげんよう、さようなら~」という言葉に、少し泣けてきました(^^;;そのあとに静かなオルガン曲が流れるのだから。


4月まで心待ちしております♪


【追記】
こんなことを言うとアレですが、『英雄の生涯』に関しては、衝撃を受けた「100年に一度の名演」に出逢っている以上、「名演」では感動出来なくなっている事も事実でして。

なんか面倒臭いですね…(笑)(笑)


今日のクラシック音楽館に満足♪【追記あり】

2015-02-15 23:22:54 | 日記
どうも、らいとにんぐです。

今日のクラシック音楽館を最後まで見ちゃいました\(^o^)/


オールブラームスプロ

パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィル来日公演から

ピアノ協奏曲第1番(ラルス・フォークト)

交響曲第1番

アンコールにハンガリー舞曲第10、1番


中編成程度のオケなので、大編成のようなもっさりした動きでは無く、全体的に解像度が高い演奏だったと思います。特に交響曲第1番、アンコールのハンガリー舞曲第1番に関しては、指揮者の色濃い解釈が伝わってきました。

僕はブラームスに関しては、大編成でも中編成でも其々の味があって良いと思うのです。

ただ協奏曲に関しては大編成で演奏した方が、演奏前のインタビューで言われていた…何だっけ(笑)?…詳しくは忘れちゃったけど「崩壊」とか「恐怖」かな…そんな印象が濃く出せると思ったのですが、中編成だとフルオケに比べると、どうしても弦楽器の厚みが欠けるので、是非N響との再演を希望したいなと思います\(^o^)/

曲前のリハ風景で、楽員と指揮者とのコミュニケーションが密に図られていました。多分日本のオケでは見られない風景だと思います。コミュニケーションの積み重ねが、息の合った演奏、生き物のようにウネウネと動く演奏へと変貌していったのだなぁ。


素晴らしい演奏に感謝でした。


ちなみにコンミスさんの横で演奏していたのは多分ダニエル・ゼペックさん。
昨年彼が所属しているアルカント・カルテットという弦楽四重奏団の演奏会に行きましたが、非常に濃密な演奏だったことを思い出しました(*´-`)


あとアンコールのハンガリー舞曲ですが、ブラームスは最初にピアノ曲として作曲しましたが、ブラームス自身がオーケストラ編曲したのは1、3、10番のみ。有名な5、6番のオーケストラ編曲は別の方がやってます。
だからアンコールに1、10番を選んだのかなと推測。


満足な放送でした!NHKに感謝です♪

【追記】
2年前かな…パーヴォ・ヤルヴィさんとパリ管弦楽団が来日した時に、2日連続で行くことが出来まして、京都→兵庫公演を行ったことを少し思い出しました。
パリ管弦楽団の奏者は自発的で、京都公演で披露したサン・サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』、兵庫で演奏したドビュッシー『牧神』、プロコフィエフ交響曲第5番は絶品でした。
当時、確かパーヴォさんのツアー前のインタビューの中で「パリ管の奏者は合わせようとする意識よりも、演奏をすれば自然と合っている」云々を言っていた記憶がありまして、衝撃を受けました。聴いてみて、まさにその通りでしたから…。

カンマーフィルは人数がパリ管より少ないので、自発性は感じられましたが、自然と合っているような演奏…の印象は少なかったように思えます。全体のうねりを作り出したアンサンブルはカンマーフィルの武器なのでしょう!


オケの特色を生かしたパーヴォ・ヤルヴィの力を侮るなかれ(^^)

おわり。