クラシックを中心に徒然なるままに…withらいとにんぐ

所持しているCDの感想、演奏会の感想などクラシックの事を出来るだけ書きたいと思います♪雑感色々♪

【雑感】自分の独自の音色が欲しいのだけど、限界も感じている

2015-11-29 12:16:38 | 雑感
どうも、らいとにんぐです。

blogを書いていると、閃きといいますか、表現するのにより最適な言葉が浮かぶものです。

以前、【味付けを感じ、そして受け入れる感覚が鈍くなった】の記事の中で、素材や味付けの話をしましたが、それに少し関連ちょっと書いてみます。


オケの演奏は、少々乱暴に言うと、
オケの音色+指揮者の解釈+ホールの響き

で大体完成すると思います。

聴き手や奏者の体調、湿気、ホールに観客が何れくらい居るか(←残響の具合が変わる)等も音楽の演奏が変わる要因。

オケの音色を細分化すると、個人の音色になるわけです。


今自分が欲しているのって自身特有の音色なんだなぁと思ってます。

先日行われたラハティ響&オッコ・カムの公演。今日もあるみたいですが、用事で行けず°・(ノД`)・°・

感想をチェックしてみると

http://classical-music.m.blog.jp/article/1046173674?guid=ON
予想通り柔らかい音色が展開されているようで。

同期間にヴァンスカ&読響のシベリウスも演奏されているようです。此方は指揮者の解釈が前に出た演奏らしいですが、ラハティのようなオケその物に色が付いたような演奏に非常に興味があります。

日本のオケは機動性は優れていますが、オケそのものの色が薄いように感じます。まぁそんなに色々聞いてませんから、大きい事は言えませんが。指揮者の解釈が色濃く出やすいのも特長の1つかな。
因みにイギリスのオケも日本と路線は近く、音色は薄いかも。しかし機動力や破壊力はある。


昨日も練習があったのだが、自分の音色とは?所属オケの音色とは?を考えていました。

やっぱり日本のオケです。当然といえば当然(^^;)

僕が海外オケの来日公演を聴く理由って音色にあるのです。


明らかに日本人の感覚と違った風に演奏しているのが分かる。

音色は勿論、荒さも含めて破壊力、呼吸の取り方、旋律の収め方等日本のオケには見られない演奏が見られる。
日本のオケも見に行きますが間の取り方に納得をしますが、海外オケのソレには時々違和感を感じることも。それは自分にとっては未知の世界。実は良い違和感。


技術云々や演奏の解像度云々を言えば日本のオケも素晴らしいですが、其処を追求しても結局はベルリンフィルやシカゴ響に行き着くのでは懸念をしております。

最近は各オケ自体の音色が均質化されてきていると言われています。
オケの音色を聴いてハッとさせられるような、独特の音色を開発出来たら一番嬉しいですが。


音色は自分を取り巻く環境にも大きく関わっていると思います。
日本という国、練習環境、テレビ、ラジオ等のメディア…

正直、パリとかに住めば音色は変わりそうですが、日本だと…やはり機動性や指揮者の解釈を色濃く出すのが良しとするのかなぁ。

独自の音色(例えば赤)に指揮者の解釈(青)を加えれば、薄い色(例えば白)に青を加えるのとは違った印象があります。


まぁ…あんまりクセのある演奏をするとオケと混ざらないので、自分の今目指すべきものとして此所に記しておきます。

実現するかは分かりません。。。。゛(ノ‥)ノ

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2 コメント

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音色って… (yumiko)
2015-12-05 14:29:39
読んでいて独自の音色をみつけるのは大変なのだろうなと思いました。
一つの曲を様々なオケが演奏すると、それぞれの音色やそれぞれの解釈に魅了され、どれも素敵だなあと…
音色って、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ演奏を創り上げてゆくことを繰り返す中で、だんだんに独自のものができてくるのかなあと思うことも。
プロのオケはその過程が個人においても、オケ全体においてもすごく進んだ形なのかなあ。

でも一方で、らいとにんぐさんのようにご自分の音色やオケの音色を追い求めることで、音色を意識することができて、より良い演奏につながるということもあるのでは
練習する方は大変だと思うのですが
聴く側にいると楽しみなアプローチなので頑張って欲しいです

{/pen/ }海外のオケとN響、そしてご自分のオケとの音色の比較も勉強になります。
比較対象があると鑑賞も演奏もより立体的になり、深まるような気がします
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なかなか追求できない(泣) (らいとにんぐ)
2015-12-05 17:12:56
>yumikoさん

短期間で完成しない音色。
独特の音色は、やはりプロオケならではの部分はあると思います。

何度も演奏会で取り上げていく中で自ずと作り上がるものでしょう。その時代の芸術監督の影響も大いにありそうですが。

アマオケでもやれる部分はあるjと思いますので、色々な演奏を聴いてイメージを膨らませてみたいなぁと思います。


先程、録画しておいたチェコフィル&ビエロフラーヴェクの「わが祖国」を見ましたが、生演奏で聴きたかった・・。音色に独特な「くすみ」を感じます。

どうやったらあんな音色が出せるのかしら・・(汗)


さ前後しましたが、作文添削大会お疲れ様です!疲れたら、モーツァルトを聴きながら、温かい飲み物を頂くと良いと思います♪
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