どうも、らいとにんぐです。
今日は音楽を演奏する上で基本的な、しかし重要な話。
楽譜を見てみると、フォルテ【f】やピアノ【p】という強弱記号が普通に書いてあります。フォルテの意味って「強く」、ピアノ「弱く」なんです。
当たり前の事を書いていますが、実際演奏をする上では上手くいかないのが悩みです。
アマオケによく有りがちなのが、フォルテは「大きく」、ピアノは「小さく」と演奏する事です。
違いなんて無いでしょう?と思うかも知れませんが、根本的に違うと思うのです。
例えば今年の1月に我がオケはチャイコフスキー「眠りの森の美女」組曲を演奏しました。二曲目に組曲で最大に盛り上がる場面があります。多分だけど全楽器がフォルティッシッシモ【fff】でワ~~~~~って鳴らすの。正直音が舞台上では非常に鳴っていたけど、ホール一杯に鳴らしきれていたかな?と実は思ってました。とても大き~~い音は出していたけど、とても強~~い音は出せてないかも…という疑問です。
今まで本当に「強い」音を出したオケに出会ったのは、ハイティンク&シカゴ響の「英雄の生涯」@みなとみらい、ラトル&ベルリンフィルのブルックナー交響曲第7番@兵庫芸文、ヤンソンス&バイエルン放送響の第九@みなとみらい、サロネン&フィルハーモニア管のマラ1@兵庫…辺りか。
これらのオケの音色は僕の体を突き抜けていったのです。若しくは包み込みました。兵庫県立芸術文化センター大ホールは其れほど響かないですが、これらのオケからすれば関係ないですね(笑)
今思えば、強い音色は芯がしっかりした骨太の音色かなと。弱い音色は、程度の問題で芯はしっかりしているが、其れほど太くは無い。だから上手い奏者はピアノ【p】のような弱音でもよく聞こえる。アマチュアは【強い・弱い】と【大きい・小さい】を混同しがちなので、芯の無い音しか出せず、結果的に音色の幅も狭まってしまう。
しかし単に個人が芯のある音を出せば良いのでは無く、オーケストラなので各パートに合わさる事も意識していかなければならないわけで。上手く合わさり、塊の如く為れば相乗効果でお客さんに今まで以上の演奏を披露出来るでしょう。
来月の定期演奏会でチャイコフスキー「悲愴」を演奏することは既にアナウンスしましたが、第一楽章ではファゴットがppppppという超弱音を奏でます。「とってーーーーも弱く」という意味かな(笑)で、同じく第一楽章で金管楽器がffffで咆哮します。「とってーーも強く」ですね。
まぁ観念的な部分が大きいとは思います。気持ちはこう持って欲しいということでしょう。
【強く・弱く】を【大きい・小さい】と捉えて演奏すると、煩いだけ、そして聞こえない演奏になってしまいます。
指揮者さんに第三楽章のバスドラムで注意されました。一番最初の出番(69小節)ではffを叩きます。しかし「音量は要らず、コンパクトに固め」と言われました。意識をしてやっていた積もりでしたが、指揮者さんと上手く噛み合わなかったのです。
もしかしたら指揮者さんには、とても大きい音として捉えられたのかも知れません。中身が無かったのかなって…。
この「強い・弱い」音色は直ぐに出せるモノではありませんし、練習で何とかなるかな…とは思いますが、まぁ何とかしてみたいと思います。
因みにまだはっきり言えませんが、推測です。強い音の周りには音を大きく見せる要素も含んでいると思います。つまり音の塊を大きい音が纏っているようなね。大きな音はホールの響きと密接に関係があるかも知れません。
まだ推測の域を出ませんが、コントロール出来れば大きなレベルアップですなぁ。
※「強い」音を中心に書きましたが、「強い」を「弱い」に置き換えても同じ事ですね。
実験、研究は続きま~す。。。。゛(ノ‥)ノ長くてごめんね。
今日は音楽を演奏する上で基本的な、しかし重要な話。
楽譜を見てみると、フォルテ【f】やピアノ【p】という強弱記号が普通に書いてあります。フォルテの意味って「強く」、ピアノ「弱く」なんです。
当たり前の事を書いていますが、実際演奏をする上では上手くいかないのが悩みです。
アマオケによく有りがちなのが、フォルテは「大きく」、ピアノは「小さく」と演奏する事です。
違いなんて無いでしょう?と思うかも知れませんが、根本的に違うと思うのです。
例えば今年の1月に我がオケはチャイコフスキー「眠りの森の美女」組曲を演奏しました。二曲目に組曲で最大に盛り上がる場面があります。多分だけど全楽器がフォルティッシッシモ【fff】でワ~~~~~って鳴らすの。正直音が舞台上では非常に鳴っていたけど、ホール一杯に鳴らしきれていたかな?と実は思ってました。とても大き~~い音は出していたけど、とても強~~い音は出せてないかも…という疑問です。
今まで本当に「強い」音を出したオケに出会ったのは、ハイティンク&シカゴ響の「英雄の生涯」@みなとみらい、ラトル&ベルリンフィルのブルックナー交響曲第7番@兵庫芸文、ヤンソンス&バイエルン放送響の第九@みなとみらい、サロネン&フィルハーモニア管のマラ1@兵庫…辺りか。
これらのオケの音色は僕の体を突き抜けていったのです。若しくは包み込みました。兵庫県立芸術文化センター大ホールは其れほど響かないですが、これらのオケからすれば関係ないですね(笑)
今思えば、強い音色は芯がしっかりした骨太の音色かなと。弱い音色は、程度の問題で芯はしっかりしているが、其れほど太くは無い。だから上手い奏者はピアノ【p】のような弱音でもよく聞こえる。アマチュアは【強い・弱い】と【大きい・小さい】を混同しがちなので、芯の無い音しか出せず、結果的に音色の幅も狭まってしまう。
しかし単に個人が芯のある音を出せば良いのでは無く、オーケストラなので各パートに合わさる事も意識していかなければならないわけで。上手く合わさり、塊の如く為れば相乗効果でお客さんに今まで以上の演奏を披露出来るでしょう。
来月の定期演奏会でチャイコフスキー「悲愴」を演奏することは既にアナウンスしましたが、第一楽章ではファゴットがppppppという超弱音を奏でます。「とってーーーーも弱く」という意味かな(笑)で、同じく第一楽章で金管楽器がffffで咆哮します。「とってーーも強く」ですね。
まぁ観念的な部分が大きいとは思います。気持ちはこう持って欲しいということでしょう。
【強く・弱く】を【大きい・小さい】と捉えて演奏すると、煩いだけ、そして聞こえない演奏になってしまいます。
指揮者さんに第三楽章のバスドラムで注意されました。一番最初の出番(69小節)ではffを叩きます。しかし「音量は要らず、コンパクトに固め」と言われました。意識をしてやっていた積もりでしたが、指揮者さんと上手く噛み合わなかったのです。
もしかしたら指揮者さんには、とても大きい音として捉えられたのかも知れません。中身が無かったのかなって…。
この「強い・弱い」音色は直ぐに出せるモノではありませんし、練習で何とかなるかな…とは思いますが、まぁ何とかしてみたいと思います。
因みにまだはっきり言えませんが、推測です。強い音の周りには音を大きく見せる要素も含んでいると思います。つまり音の塊を大きい音が纏っているようなね。大きな音はホールの響きと密接に関係があるかも知れません。
まだ推測の域を出ませんが、コントロール出来れば大きなレベルアップですなぁ。
※「強い」音を中心に書きましたが、「強い」を「弱い」に置き換えても同じ事ですね。
実験、研究は続きま~す。。。。゛(ノ‥)ノ長くてごめんね。