クラシックを中心に徒然なるままに…withらいとにんぐ

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ヴォーン・ウィリアムズ交響曲第6番

2015-03-06 22:39:30 | 曲紹介
どうも、らいとにんぐです。

今日はイギリスの作曲家、ヴォーン・=ウィリアムズの交響曲第6番の紹介です♪

ヴォーン・ウィリアムズは『グリーンスリーブズによる幻想曲』を作曲したということで、割と知られていると思います。昔何かのCMで使われていたような…。
【グリーンスリーブズによる幻想曲】

http://www.youtube.com/watch?v=iHGLGRxaUb4

実は交響曲を9曲書いています。


まだ全てを聴いたわけでは無いのですが、印象深い交響曲が第6番です!

第二次世界大戦後に書かれたこの曲。聴くと、戦争を思い起こさせます。


個人的な感想では、

第一楽章:戦争前の不安定な世界をロマン派楽曲風に表現。

第二楽章:「パパパン」というリズムが楽章中に執拗に現れ、戦争が近付いてくる事を聴衆が思わずに居られない。緊張感が高まります。

第三楽章:この交響曲の一番の盛り上がり。戦争状態に突入を感じさせる。途中に現れるサックスの旋律が効果的で不気味さが増しているかのよう。

第四楽章:この楽章はおそらく終始ピアニッシモで演奏されます。戦争後の凄惨な世界を表現。白黒の世界ですね。


ヴォーン・ウィリアムズは自然描写の上手な作曲家です。第四楽章の扱いは上手いなぁと思いました。
一応戦勝国だから華々しく描くのかなとも思いましたが、ヴォーン=ウィリアムズの視点からすれば、戦争の後には英国には幸せは訪れていないのでしょう。


戦争は何も産まないということを歴史は示しているのだから、もう過ちは犯して欲しくないなぁと思いました(^^)

【交響曲第6番】

http://www.youtube.com/watch?v=I1suBbnp5Go