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【JCダート】エスポワールシチーGI3連勝!    <SAN
2009.12.6 15:54
【JCダート】エスポワールシチーGI3連勝!
阪神11R・ジャパンCダート エスポワールシチーが逃げ切りでGI3勝目=6日、阪神競馬場(撮影・佐藤雄彦)

レースは、唯一の外国馬ティズウェイが好スタートからハナを切ったが、すぐに内からエスポワールシチーが交わして先頭を奪った。向こう正面では安藤勝騎手のマコトスパルビエロが一気に2番手に躍り出て、慌しい展開となった。

直線を向いてエスポワールシチーが後続を引き離しにかかると、外からシルクメビウス、ゴールデンチケットが追ってきたが、差は詰まらず3馬身半離して快勝。かしわ記念、マイルCS南部杯に続きGI3連勝でダート王に君臨した。

エスポワールシチーは、父ゴールドアリュール、母エミネントシチー、母の父ブライアンズタイムで、JRA通算15戦7勝(地方2戦2勝)。重賞は09年マーチS(GIII)、09年かしわ記念(交流GI)、09年マイルCS南部杯(交流GI)に続いて4勝目。

2着は田中博騎手騎乗で5番人気のシルクメビウス(牡3歳、栗東・領家政蔵厩舎)、3着は12番人気のゴールデンチケット(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)。なお、GI9勝目を目指したヴァーミリアンは武豊騎手騎乗で2番人気に支持されたが、いいところなく8着に沈んだ。

払戻金は単勝が310円、枠連は(1)-(6)で1020円。馬連は(1)-(12)で1940円、馬単は(1)-(12)で3160円。3連複は(1)-(9)-(12)で3万2660円、3連単は(1)-(12)-(9)で13万1960円だった。

(除外、出走取消などで返還がある場合もございます。各レースの成績、及び配当金は、念のため必ずJRA発表のものでご確認下さい)

 

佐藤哲やった!ドバイ見えた!エスポワールG1・3連勝…JCダート  <HO

圧倒的な強さで制したエスポワールシチーの馬上で佐藤哲はガッツポーズ

第10回ジャパンカップダート・G1(6日、阪神・ダート1800メートル)は、好スタートから先行した1番人気のエスポワールシチーが、最後の直線でも後続を寄せつけず、G1・3連勝を達成した。2着以下に3馬身半差をつける完勝で、国内ダート最強馬の実力を証明。世代交代を果たした。コンビを組む佐藤哲三騎手(39)は海外挑戦の夢を口にした。2着に5番人気のシルクメビウス、3着に12番人気のゴールデンチケットが入り、3連単は13万1960円の好配当となった。

後ろを振り返る必要はない。エスポワールシチーは余力十分に最後の直線を迎えた。追撃する蹄音が聞こえてくるどころか、背後に迫っていたサクセスブロッケンをどんどん引き離していく。それでも佐藤哲は気合を注入し続け、最後は3馬身半の差をつける圧勝を飾った。

影も踏ませぬ逃走劇で、かしわ記念、南部杯に続くG1・3連勝。中央で初のG1制覇を飾り、名実ともにダート路線の頂点を極めた。「ホッとしました。調教で絶対勝てる手応えがあった。あとは自分がミスしなければ大丈夫だと思った」と佐藤哲は胸をなで下ろした。

先頭で直線に向かうエスポワールシチー(左)。ゴールでは3馬身半突き放しG1・3連勝を決めた

佐藤哲は戦前、不安を抱いていた。「すごく悩んだ」という最内の1番枠。外国馬が行くのか、行かないのか。控えて馬込みに入って包まれないか。

しかし、レースが始まれば、競りかけてきたティズウェイの動きを冷静に判断。「あのスピードなら1コーナーで膨れると思った」と逃げ作戦を選択し、絶妙なペースに持ち込んだ。

この秋になって中央のG1を意識できるまでに成長を遂げた。前走の南部杯では馬体重が14キロ増の500キロに。「体が大きくなって成長している。筋肉の付き方も変わってきた」と安達調教師は充実期に入った愛馬に強い手応えを感じていた。

鞍上は以前から馬の力を信頼していた。07年12月に落馬事故で腰椎などを骨折。復帰に向けてリハビリをしている時だった。「けがをしてもやもやしたときに出会った馬。G1取れるんじゃないかと思った」。付きっきりで調教にまたがり、落ち込んでいた心を救ってくれた大切なパートナーだった。

これで夢が広がった。来春のドバイワールドC・G1(3月27日、メイラン競馬場)も視野に入っている。「陣営も僕も夢は海外。今日みたいな勝ち方でないと、海外なんて言ってられない。もうチャンスはないと思っていたけど、この馬なら…」と佐藤哲。04年の凱旋門賞は、G1・2勝馬タップダンスシチーで挑み、17着に終わった。奇しくも同じオーナー・友駿ホースクラブの逃げ馬。この日の逃走劇が、胸にしまいかけていた感情を覚せいさせてくれた。

 [優勝馬メモ]
  ◆戦績・17戦9勝(うち地方2戦2勝) 09年マーチS・G3、かしわ記念・G1、南部杯・G1に次いで重賞4勝目。
  ◆性齢 牡4歳の栗毛。4歳馬がこのレースを勝ったのは初めて。
  ◆総収得賞金 優勝賞金1億3000万円を加え、3億9033万1000円(うち地方1億1000万円)。
  ◆血統 父ゴールドアリュール、母エミネントシチー(父ブライアンズタイム)。父の産駒はJRA重賞3勝目。父は02年のこのレースで5着。
  ◆1番人気 07年のヴァーミリアン以来の優勝で4勝目。
  ◆南部杯優勝馬 同年にこのレースを制するのは初めて。
  ◆ダートG1年間3勝 史上9頭目。
  ◆佐藤哲三騎手(39) JRA重賞は15年連続勝利で38勝目。同G1は04年宝塚記念(タップダンスシチー)以来、4勝目。そのうち、96年朝日杯3歳S(マイネルマックス)、03年ジャパンC(タップダンスシチー)と今回は1番枠だった。
  ◆安達昭夫調教師(50) JRA重賞は8勝目。同G1は初勝利。
  ◆生産者 北海道日高町の幾千世牧場。
  ◆馬主 (株)友駿ホースクラブ。JRAのG1は4勝目。

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(2009年12月7日06時01分  スポーツ報知)

 

 

エスポワールシチーが圧勝…JCダート   <HO

第10回ジャパンCダート・G1(ダート1800メートル)が6日、

エスポワールシチー(左)が逃げ切りジャパンCダートを制覇

阪神競馬場で行われた。18頭が出走。単勝1番人気のエスポワールシチー(佐藤哲)が果敢に先行して、かしわ記念、南部杯に続くG1・3連勝を飾った。2着は3馬身1/2差で5番人気のシルクメビウスが入り、3着は11番人気のゴールデンチケットだった。G1・9勝目を狙ったヴァーミリアンは、8着に終わった。

佐藤哲三騎手「1番枠を引いて、自信を持った。早くから目標にしたレースだし、涙が出るほどうれしい。夢は海外遠征。きょうの勝ちっぷりで、さらに行きたい気持ちが強くなった」

◆エスポワールシチー 4歳牡馬 父ゴールドアリュール、母エミネントシチー。北海道日高町の幾千世牧場生産、馬主は友駿ホースクラブ。戦績は17戦9勝、重賞4勝目、G1は2009年のかしわ記念、南部杯に続いて3連勝で中央G1初勝利。獲得賞金は3億9033万1000円。

(2009年12月6日17時39分  スポーツ報知)

 

【JCダート】「政権交代」印象づける1強決着   <SP 

<JCダート>エスポワールシチーで圧勝した佐藤哲は、こん身のガッツポーズ
<JCダート>エスポワールシチーで圧勝した佐藤哲は、こん身のガッツポーズ 

【武邦の名人解説・JCダート】今年の流行語大賞ではないが「政権交代」を印象づける決戦だった。旧勢力の大将格ヴァーミリアンが見せ場もなく8着に沈み、4歳馬エスポワールシチーがワンマンショーの圧勝劇を演じた。2着には3歳馬シルクメビウスが追い上げ、3着にも3歳馬ゴールデンチケットが大外を豪快に追い込んだ。

エスポワールは、これでブランクを挟んで4連勝。今回は逃げたが、ハナにはこだわらないタイプ。1番枠は勝因の1つではあるが、今の充実エスポワールなら外枠でも、それなりに対処できたはずだ。折り合いが付く上に卓越したスピードもある。やはり佐藤哲君を背にジャパンCを逃げ切ったタップダンスシチーを思い出した。エスポワールには非凡な“切れ”もあるので、ラストのギアチェンジが迫力満点に映る。

ポイントは1角。外からティズウェイが果敢にハナを奪う勢いだったが、あの形ではコーナーで少し膨れる。当初2番手のエスポワールだが、コーナーワークを利して無理なく先手を取った。こうなればもう気分良くハナを切るのみ。流れは決して遅くないが、スピードの絶対値が違うので、それこそ鼻歌交じりの逃げ。4角手前で押っつけ気味の後続とは対照的に、馬なりのまま加速して行った。

さながら1強決着。その分、次位争いは手に汗握る熱戦になった。2着に差し込んだシルクメビウスは、4角で外へはじき出される苦しい競馬。それでも最後まで伸び切るのだから力を付けた。3着ゴールデンチケットも同じような位置から素晴らしいチャージだ。この3歳両馬は、きっとエスポワールの好敵手になる。ヴァーミリアンはもう少し前のポジションでもよかったが、外から次から次へと来られたのが響いた。それにしてもふがいない。往年のパワーが薄れてきたか。(JRA元調教師)

[ 2009年12月07日 ]

 

【JCダート】新王者ダ!どこまで行ってもエスポワール   <SP

<JCダート>直線に入り後続を離したエスポワールシチー(左)が圧勝
<JCダート>直線に入り後続を離したエスポワールシチー(左)が圧勝 

09年秋のダート王決定戦「第10回ジャパンCダート」が6日、阪神競馬場で行われた。1番人気に支持されたエスポワールシチーが後続に3馬身半差をつける逃げ切りで、初のJRA・G1タイトルをもぎ取った。2番人気ヴァーミリアンは見せ場もなく8着に敗退。フェブラリーSに続き4歳馬が制したことで、ダート界の“政権交代”がくっきりと明らかになった。 


エスポワールシチーの完勝譜だ。他馬はそのスピードにおびえ、結果として先頭に立ったこの馬に何ら重圧をかけられなかった。

「調教から勝てる手応えがあった。あとは自分がミスしないようにと。1番枠を引いたのが最後の試練かと思っていた」

佐藤哲がレース前の胸の内を明かした。だが、スタートしてみれば、この枠はVにつながるゲートとなった。偶然ではない。好スタートから外にニラミを利かせながらの先制。右回りの経験がない米国馬ティズウェイがハナをうかがってきても「1コーナーで頭半分入れれば、向こうは外に膨れていく」という冷静な判断があった。

 「調教を付きっきりでやってきて、折り合いには絶対の自信があった」

キーポイントは向正面、スタート後3~4Fでマークした12秒5のラップだ。人馬がこれまで築き上げた“速い逃げ”のイメージのためか、他馬が追いかけない。3角手前で後続が2番手の奪い合いをするようでは、気分良く先頭を走る相手には響かない。すべての布石がはまり、一方的な勝利を手中に収めた。

佐藤哲は07年1月と12月に落馬で2度の骨折を経験している。「ケガをしてモヤモヤしている時、この馬と出合った。この馬とならG1を勝てると思った」と振り返る。フランス語で「希望(エスポワール)」と名付けられた馬が佐藤哲の心の支えとなった。

安達師は、随所に幼さを見せる大器の教育を佐藤哲に託した。「最初は口向きが悪かった。ハミの調節から、乗り手の指示に従うことから、いろいろと教えてもらい、能力を出せるようになりましたね」と成長を実感している。

佐藤哲が感激に浸ったのも一瞬。「よく頑張った。でも、もっと頑張ってもらわないと。自分としては最終的な目標を海外に置いている。この馬とならと思う」。希望は海外へと膨らんでいく。安達師も「今後は何も決めていません」と前置きしつつ“ドバイなど海外への遠征は?”の問いに「そうなればいいなとは思いますね」と喜びをかみしめながらうなずいた。

 ◆エスポワールシチー 父ゴールドアリュール 母エミネントシチー(母の父ブライアンズタイム)牡4歳 栗東・安達厩舎所属 馬主・友駿ホースクラブ 生産者・北海道日高町幾千世牧場 戦績17戦9勝(うち地方2戦2勝)総獲得賞金3億9033万1000円。 [ 2009年12月07日 ]



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