【NHKマイルC】データ解析 /SAN
*過去10年が対象
◆重賞連対実績重要 連対20頭中18頭に重賞連対実績があった。残る2頭、01年2着グラスエイコウオーはGIIIクリスタルC3着、07年1着ピンクカメオにはオープン特別勝ちがあった。
◆2勝以上 18頭が芝、ダートに関係なく2勝以上していた。1勝馬の2頭、05年デアリングハートと07年ローレルゲレイロはともに2着まで。
◆芝マイル以上実績も必要 19頭に芝1600メートル以上でV、または芝1600メートル以上の重賞で3着以内の距離実績。
◆前走は芝マイル以上の重賞で5着以内 20頭すべての前走が芝1600メートル以上の重賞で、うち15頭は掲示板を確保。これをひとつの目安とする。ローテは、2カ月以上の間隔、または中1週以下での連対例はない。これまで3連対とステップとして上々だった皐月賞組だが、今年は東日本大震災の影響で1週延期となり、間隔も中2週から中1週と詰まった。そのため、今回は割り引き対象とする。
◆キャリアは4~9戦 20頭がキャリア4~9戦に該当。3戦以下、または10戦以上は厳しい。
◆牝馬健闘 牝馬は【2・1・2・5】と活躍。連対3頭の共通点は、桜花賞に出走していること。また、2頭は同レース3着以内で、残る1頭は芝1600メートルのオープン特別V。この条件に該当するのはダンスファンタジアで、注意が必要だ。
★結論
トップ評価はグランプリボス。朝日杯FS勝ちなど実績は断然。ステップも問題なく、戴冠に一番近い。次位はNZT2着のエーシンジャッカル。以下ディープサウンド、コティリオン、ロビンフットと続く。前走着順や間隔で減点となったダンスファンタジアだが、好走する牝馬の例に合致するため注意したい。(データ室)
コティリオン内枠欲しい/NHKマイルC・NI
追い切り翌日のコティリオン(牡、橋口)は厩舎周りの運動で切り上げた。橋口師は「(追い切り後も)変わりなくきている。あとは枠だね。外だとどうしても行きたがるから、内枠がほしい」と、6日午前に決まる枠順抽選を気にしていた。「勝敗はそのときの運が左右する。この馬にもチャンスはあると思っているよ」と期待していた。