ＪＲＡ発 北九州記念 1200m (小倉) レースの傾向と対策

ＪＲＡ発　北九州記念　小倉　１２００ｍ　レースの傾向と対策

実績不問のスプリント重賞！「第44回 テレビ西日本賞 北九州記念」

北九州記念は2006年から芝1200ｍの重賞にリニューアルされ、『サマースプリントシリーズ』の第３戦となった。このレースは昨年こそ単勝１番人気のスリープレスナイトが制したものの、2006年は単勝11番人気のコスモフォーチュンが、2007年も単勝11番人気のキョウワロアリングが優勝している。前走で条件クラスのレースを走っていた馬の台頭も多く、展開次第でどの馬にもチャンスがある一戦と言えそうだ。今回は2006年以降、過去３年のレース結果を元に、傾向を分析してみよう。   「格上挑戦」組に注目！ 過去３年の３着以内馬９頭中５頭は前走で「条件クラス」のレースに出走していた。好走率の面でも、前走が「条件クラス」だった馬は、前走で「オープンクラス」に出走していた馬を大きく上回っている。〔表１〕 次に、このレースで３着以内に好走した、前走「条件クラス」組５頭について、そのレースでの着順別成績を見ると、前走「1000万下」組の３頭がそのレースを勝っていた一方、前走「1600万下」組の２頭はそのレースでそれぞれ６着、８着に敗れていた。前走「1600万下」組は、そのレースの内容に関わらず注目したいところだ。〔表２〕 ちなみに、このレースで３着以内に好走した、前走「オープンクラス」組４頭について、そのレースでの着順別成績を調べてみると、すべて「５着以内」に入っていた。既に「オープンクラス」で活躍している馬は、前走の内容を素直に評価したい。〔表３〕     〔表１〕 前走の条件別成績（過去３年） 前走の条件 成績 勝率 連対率 ３着内率 オープンクラス 1-2-1-29 3.0% 9.1% 12.1% 条件クラス 2-1-2-10 13.3% 20.0% 33.3% 〔表２〕 前走が条件クラスだった３着以内馬一覧（過去３年） 年度 着順 馬名 前走のレースと着順 06年 1着 コスモフォーチュン 疾風特別（1000万下） 1着 07年 1着 キョウワロアリング 北九州短距離Ｓ（1600万下） 6着 3着 ワイキューブ 文月特別（1000万下） 1着 08年 2着 マルカフェニックス 北九州短距離Ｓ（1600万下） 8着 3着 ゼットカーク 稲妻特別（1000万下） 1着 〔表３〕 前走がオープンクラスだった馬の、そのレースでの着順別成績（過去３年） 前走の着順 成績 勝率 連対率 ３着内率 ５着以内 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4% ６着以下 0-0-0-24 0% 0% 0%