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【セントライト記念】ペトラ矢のような伸び(ディリー)

 田中勝を背に坂路を駆け上がるミッキーペトラ=美浦トレセン
 田中勝を背に坂路を駆け上がるミッキーペトラ=美浦トレセン

 「セントライト記念・G2」(20日、中山)

 明確な意図のもと、美浦トレセンに入厩して調整を積んだ関西馬ミッキーペトラが万全の態勢で臨む。17日、美浦坂路での最終追い切りは、余力十分に矢のような伸び。2カ月半ぶりでも好仕上がりをアピールした。弥生賞で2着に奮闘と、中山は相性のいいコース。初の重賞タイトルと菊花賞(10月25日・京都)の優先出走権をゲットする。

  ◇  ◇

 関東馬の前線基地で、関西馬ミッキーペトラが躍動した。プリンシパルS(10着)以来のコンビ再結成となる田中勝を背に美浦坂路へ。手応えに余力を残したまま4F50秒4-37秒1-12秒5の好時計をマークした。ラジオNIKKEI賞5着以来、2カ月半ぶりでも仕上がりは申し分ない。

 久々にペトラの背中の感触を味わった田中勝は、ひと夏を越しての成長ぶりと好勝負の手応えを感じ取る。「気のいいタイプ。以前より力もつけているね」。また早川助手も「やればもっと時計は出る馬だけど、指示通りの数字。いい感じでしたね」と文句なしの攻め内容に笑みを浮かべた。

 夏場の充電放牧を経て向かった先は、本拠地の栗東ではなく美浦トレセン。「北海道から栗東へ入れて、また中山まで輸送するとなると、テンションが上がりやすいこの馬には酷だから」と早川助手は入厩の“狙い”を説明する。ペトラは環境の変化などに対してスムーズに対応。「栗東にいる時と同じくらい落ち着いています。においで水が合わない馬もいると聞いていたんですが、普通に飲んでいますよ」。陣営の戦略に応えて、ここまでは順調そのものだ。

 中山は、半年ぶりで臨んだ弥生賞でロジユニヴァースの2着に好走した舞台。その後の成績はひと息だが、潜在能力は高い。「実戦でイレ込む面があるので折り合いがカギ。前々でスムーズに運べれば」。先行力をフルに発揮し、重賞初Vと菊花賞の優先出走権獲得を目指す。

ペトラしまいしっかり/セントライト記念(日刊)

<セントライト記念:追い切り>

 セントライト記念(G2、芝2200メートル、20日=中山)で菊花賞の権利を狙う関西馬ミッキーペトラが17日、滞在中の美浦坂路で追い切った。田中勝騎手を背にテンから一気に飛ばす躍動感あふれる走りで800メートルは50秒4-12秒5の好時計をマーク。田中勝は「春に比べてだいぶ力をつけている。そんなに追わなかったが、しまいもしっかりしていた」と、4カ月ぶりとなるパートナーの成長を感じ取っていた。

 森厩舎の「美浦留学」は秋の東京開催でたびたび使われるパターン。ペトラの場合、競馬になるとテンションが高くなる傾向があるため、直前まで落ち着いて調整し輸送リスクを最小限に抑える効果が期待できる。早川助手は「中間は落ち着かせることを重視。毎日森林馬道を使っているが、これは栗東とあまり変わらないし向こうと同じくらい落ち着きがある。あとはレースでの折り合いだけ」と話す。美浦の「森林浴効果」を糧に、菊への切符をもぎ取る。

 [2009年9月18日6時33分 紙面から]



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