*過去10年が対象
◆重賞3着以内 連対馬20頭中16頭に重賞3着以内の実績があった。例外は東京で行われた02年の1、2着馬と04年2着ウインジェネラーレ、07年1着マツリダゴッホ。ここ3年に限れば6頭すべてがGII以上で連対しており、重賞実績は重要性を増している。
◆中山芝で好走 東京で行われた02年を除く18頭のうち、17頭が(1)中山芝の重賞で3着以内(2)中山芝でオープン連対(3)中山芝で準オープン勝ちのいずれかの条件をクリア。高いレベルでのコース実績が不可欠だ。
◆中山金杯か有馬記念 主力ステップは中山金杯組で6連対。次に多いのが有馬記念組で4連対。両レースで半数を占めており、どちらかを狙うのがセオリーだ。前走の着順は、GIなら不問。GI以外の重賞、オープンなら5着以内(9頭中7頭)、条件戦なら1着が絶対条件(4頭すべて)になる。
◆高齢馬に注意 連対率でみれば、【1・4・1・13】で・263の4歳馬、【3・3・2・17】で・240の5歳馬が優秀。ただ、ここ3年は高齢馬が活躍する傾向にあり、3着以内はすべて6歳以上。3年で3頭しか出走していない4歳馬はともかく、5歳馬は5着が最高と振るわない。4年連続で1番人気を裏切っている5歳馬に過度の期待は禁物か。
◆中波乱傾向 1番人気馬はわずか2連対と信頼度は低い。ただ、馬連の万馬券は10年の1度だけ。2番人気馬は6連対しており、1番人気馬を外しての中波乱狙いに妙味がありそうだ。
★結論
中山での実績や、ここ最近の高齢馬活躍の傾向を考えれば3連覇を狙うネヴァブションが最上位。有馬記念5着で人気必至のトーセンジョーダンは実績面の減点はないが、5歳馬が人気を裏切る傾向があるだけに評価を下げる。中山金杯勝ちのコスモファントムが逆転候補だ。(データ室)
【AJC杯】3連覇へ!ネヴァ“Vパターン” /SP