ＪＲＡ発 ０９’福島記念 ２０００m (福島） レースの傾向と対策

高配当決着が続く、みちのくハンデキャップ重賞！「第45回 福島記念」

過去10年の福島記念で単勝１番人気に推された10頭のうち、期待に応えて連対を果たした馬は２頭しかいない。また、３連単が導入された2004年以降の５年間で、3000倍を超える超高配当が３回も飛び出している。 各馬の実績に応じて負担重量が決まるハンデキャップ競走だけに、臨戦過程やコース適性などにも注目したいレースだ。今回は過去10年のレース結果から、人気に応えた馬、波乱の主役となった馬に共通する傾向を探ってみよう。

前走の「格」は関係ない！？   前走の条件別成績を調査したところ、前走で「ＪＲＡの重賞」に出走していた馬は、前走が「ＪＲＡの重賞以外」だった馬よりも連対率と３着内率が低かった。〔表１〕 次に、“単勝オッズが20倍未満だった馬”について、同様の調査を行ったところ、前走で「ＪＲＡの重賞以外」のレースに出走していた馬が連対率28.6％、３着内率34.3％と健闘していたのに対し、 前走が「ＪＲＡの重賞」だった馬は連対率14.3％、３着内率18.4％と苦戦していた。 勝率は前走で「ＪＲＡの重賞」に出走していた馬の方が高いものの、好走確率は、むしろ前走で「ＪＲＡの重賞以外」のレースに出走していた馬の方が高いようだ。〔表２〕 （２）へhttp://blog.goo.ne.jp/conan55/e/dc3623b20055437a192c4bd90db6661d

〔表１〕 前走の条件別成績（過去10年） 前走の条件 成績 勝率 連対率 ３着内率 ＪＲＡの重賞 6-2-6-72 7.0% 9.3% 16.3% ＪＲＡの重賞以外 4-8-4-54 5.7% 17.1% 22.9% 〔表２〕 単勝オッズが20倍未満だった馬の、前走の条件別成績（過去10年） 前走の条件 成績 勝率 連対率 ３着内率 ＪＲＡの重賞 6-1-2-40 12.2% 14.3% 18.4% ＪＲＡの重賞以外 3-7-2-23 8.6% 28.6% 34.3% 計 9-8-4-63 10.7% 20.2% 25.0%