《美浦》昨年の牝馬3冠を制したアパパネ(国枝、牝4)が、主戦の蛯名騎手を背にポリトラックコースで追い切られた。バシレウス(牡4、1600万下)を5ハロンで5、6馬身ほど追走。直線は内に馬体を併せ、馬なりのままキレのあるフットワークで併入した。5ハロン63秒3-49秒8-36秒9-12秒0とタイムも上々で、順調な仕上がりを見せている。
「先週もそれなりの時計(5ハロン63秒7)を出しているし、今週は騎手を乗せてどんな感じか確かめてみた。騎手も『特に気になるところはない』と話していたよ。ポリで追っているぶん、いままでの休み明けよりはいい仕上がりで出せそう」と国枝調教師。今回が一線級牡馬との初対戦になるが、「盛り上がるからいいよね。他の女の子も頑張っているから、アパパネも頑張りたい」と前向きに話していた。
《栗東》京都金杯4着リーチザクラウン(橋口、牡5)が坂路でアイアンラチェット(牡4、500万下)と併せ、楽々と4馬身半先着。時計のかかる馬場でラスト1ハロン13秒4を要したが、4ハロン51秒7なら問題はない。「動きは良かったし、馬体も変わらずいい。今回はGI馬が数頭いるが、相手にとって不足はないし、ここで今後の路線を決めたい」と橋口調教師は語った。
昨秋の天皇賞13着以来のキャプテントゥーレ(森、牡6)は、坂路でダノンエリモトップ(牡5、1600万下)と併せ、ラスト1ハロン13秒7(4ハロンはエラー)で併入。「前走後は右前の骨が傷んでいるということで放牧。今は歩様も問題ないし、休養前よりトモの肉づきはよくなっている」と平野調教助手は状態の良さを強調した.
【中山記念】アパパネ始動!休み明けでは一番の出来/SP