2日、京都競馬場で「第141回天皇賞・春」(GI、芝3200メートル)が行われ、C・ウィリアムズ騎手騎乗の2番人気ジャガーメイル(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)がゴール前でマイネルキッツをかわし3分15秒7(良)で快勝。GI初勝利を挙げた。
レースは、大方の予想通りミッキーペトラがハナを切った。2周目あたりでマイネルキッツが早めに仕掛けて2番手に進出。直線では真っ先に抜け出して、完全な勝ちパターンに持ち込んだ。
しかし、残り1F付近からジャガーメイルが鋭く脚を伸ばし、マイネルキッツを強襲。ゴール板約50メートル手前で差し切り、悲願の重賞初制覇がGIのタイトルとなった。
ウィリアムズ騎手
「初騎乗だったがこの馬のレースのリプレーを何度も見た。最後までうまく乗れたし、きょうは調教師の奥さんのバースデー。最高のプレゼントになった」
堀宣行調教師
「伝統あるGIレースを勝ててとてもうれしい。4コーナーを回ったところでやってくれると確信した。常に一生懸命走る馬でいつかは大レースを勝ってくれると信じていた」
2着は昨年の覇者で4番人気のマイネルキッツ(牡7歳、美浦・国枝栄厩舎)、3着は武幸四郎騎手騎乗で16番人気のメイショウドンタク(牡4歳、栗東・本田優厩舎)。また、1番人気に支持されたフォゲッタブル(牡4歳、栗東・池江泰郎厩舎)は6着に終わった。
ジャガーメイルは、父ジャングルポケット、母ハヤベニコマチ、母の父サンデーサイレンスという血統で、通算17戦6勝。重賞は初制覇。C・ウィリアムズ騎手、堀調教師ともに同レース初勝利。
払戻金は単勝が590円、
枠連は(6)-(8)で2170円。
馬連は(12)-(16)で2320円、馬単は(12)-(16)で4190円。3連複は(4)-(12)-(16)で20万8890円、3連単は(12)-(16)-(4)で91万1660円。ワイドは(12)-(16)が960円、(4)-(12)が1万8280円、(4)-(16)が1万9880円。
(除外、出走取消などで返還がある場合もございます。各レースの成績、及び配当金は、念のため必ずJRA発表のものでご確認下さい)
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