水銀党本部執務室

冬月のブログです。水銀党本部の活動や、政治社会問題、日常の中で感じた事など様々なテーマで不定期に更新されております。

蓮舫氏は公人、風刺を甘んじて受けるべき

2011-11-24 22:58:37 | Weblog

個人中傷で「銀魂」再放送中止
http://www.j-cast.com/2011/11/15113264.html 

弟が大の銀魂好きで毎週録画しているので、つられて私も最近視聴しておりました。
以前はあまり興味が無かったのですが見てみると、幕末に黒船の代わりにあまんと(宇宙人)がやってきた江戸を舞台に毎回、他作品や実在する有名人のパロディや下ネタをぎりぎりまでやって笑いを取りながら、時折、シリアスな場面では聞いているこっちが小っ恥ずかしくなるぐらいの人情を見せて泣かせてくれる。他作品のパロディも巧妙で、わかる人にしかわからない「にやり」とさせるネタを散りばめて楽しませてくれる。
幼児向けを除くまともなアニメの大半が深夜に移された今日、ゴールデンタイムに市民権を持っている数少ない長寿人気作品であることに納得がいきました。

今週含め、3話連続で続いている蓮舫編は、「蓮舫」という宇宙人(スターウォーズの帝国軍にそっくり)がどう見てもガンダムなロボット(蓮舫→連邦というネタ)で地球侵略を企てるのを主人公たちが阻止しようとする話で、民主党の蓮舫議員そっくりの人物が確かに登場します。そこでは、彼女がなぜ上着のえりをいつも立てているのか、なぜ髪をかりあげているのか、さらには「2番じゃだめなんですか」という民主党の凋落を決定的にした彼女の失言も散りばめられて風刺されている。

ただ、銀魂はいつもP音を挟みつつ実在する有名人をネタにするのはしょっちゅうなので、私は特に異常だとはおもいませんでした。
他作品の大胆なパロディについては、原作が集英社、アニメがサンライズだからこそできる遊びです。
それが今回、テレビ東京側が一時放送を拒否する事態にまで発展した。
最終的にぎりぎりまでの製作側の説得でテレビ東京では放送継続されているものの、再放送は自粛され、アニメ監修役の高松信司さんは「『アニメ銀魂』が『銀魂』のままでいられない時が来たなら、『銀魂でない何か』を放送するより『テレビアニメ』であることをやめるべきだと思う」とまで苦言を呈しておられる。

蓮舫氏の事務所は圧力をかけたことを否定していますが、テレビ東京が「個人中傷の指摘を受けた」と言っている以上、蓮舫氏サイドから何らかの圧力があったことは明白であります。

古今東西、公人である政治家の風刺は、先進民主主義国では例外なく民主主義の表現の自由として認められているのが常識であったはずです。
同じ政治家でも自民党の麻生元首相は、空港の待合室でローゼンメイデンを手にとっていただけで、「ローゼン閣下」と渾名され様々なサブカルチャーで風刺の対象になっているが、麻生氏にはどんな風刺も笑ってすませる度量がある。人間としての器の違いを感じずにはいられない。

私自身、自分の書いた政治小説「北洋戦記」で「レンホー」という名前で彼女を風刺する人物を登場させ、ネットに公開しています。
http://www.geocities.jp/mercuryparty/hokuyousenkitop.html
私のホームページも、閉鎖させられてしまうのでしょうか?

そもそも、今回の銀魂の一番のキモは、坂本龍馬(のパロディキャラ)が、侵略者に剣を向けられながらも丸腰で語りかけ、敵の心を動かしてみせたシリアス場面での説得、「星(国)とは入れ物に過ぎない、そこに住む人間あっての星(国)。代わりに住む星を見つけてくれるなら、地球なんていくらでもくれてやる。だから剣を置け。無駄な血を流すな」ではないのか。その作品の魂を無視して、外形的な偏見で放送を止めようとするのは、かつてあの人間讃歌の名作「ひぐらしのなく頃に」の放送を外見だけを偏見して打ち切った一部放送局の愚と何も変わらない。


最後に、蓮舫さんやその関係者がこの日記をもし読んでいたら、これだけは言っておきたい。
中継された仕分け会議で、高名な宇宙飛行士であり教育者の毛利衛さんが日本の宇宙関係技術の展示をする施設の教育的価値を懸命に説得したのを蓮舫さんは途中でうすら笑いを浮かべながら遮って、「はい仕分けです。ご苦労さまでした」と言い放った。
それを見ていた私のある友人、彼は長年の自民党政治に失望して先の総選挙で民主党に投票したのですが、華美なスーツに身を包んだ蓮舫さんが、毛利さんに向かって傲慢にそう言い放つ姿が、目に焼き付いて離れなかったそうです。
そして、自分がどんな恐ろしいものに投票してしまったかを知り、「自分が間違っていた。もう二度と民主党には投票しない」と、訥々と私に訴えてきました。

どんなにパフォーマンスが派手だろうと、どんなに高価な衣装で着飾ろうと、支持してくれた人々の心が離れたら、政治家はおしまいですよ、蓮舫さん。

私は政権交代前、自民党が平家なら、民主党は平家を京都から追い出した後、傍若無人な略奪をして民心が離れた木曽義仲の軍勢になると予言していて、そのとおりになった。
思いあがりも大概にすることです。その傲慢な態度で、いつまでも自分の議席があると思うな。


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