水銀党本部執務室

冬月のブログです。水銀党本部の活動や、政治社会問題、日常の中で感じた事など様々なテーマで不定期に更新されております。

第一回水銀党本部主催『新アニメ化祝賀・まきまき慰労懇親会』お疲れ様でした

2013-05-27 00:18:54 | Weblog
どうも、冬月です。
一昨日は、柿崎めぐ様の呼びかけによる水銀党本部主催という形で東京にてローゼン水銀党オフ会にお集まり下さった方々、開催にあたりご協力下さった皆様、まことにありがとうございました。
先のまきまき17に参加された方々はお疲れ様でしたという慰労会、また、7月からのローゼンメイデン新アニメ化に向けた期待を語り合う懇親会をという趣旨で、まきまきでお世話になっている柿崎様のお力をお借りし、一席設けさせて頂きました。
拙い幹事で至らないところが多々あり恐縮でした。
また、開催当日、17:00からローゼンメイデン旧アニメ版シリーズをニコ生で放送という想定外のこともありましたが、ノートパソコンを持ってきて下さった参加者の方がいらっしゃったおかげで、実況しながら懇親会を行うことができました。
水銀党本部は来年で結成10年になりますが、ネットでの交流が主体であり、また主要メンバーが全国に分散して住んでいる影響で、私自身が東京在住でありながら東京でのオフ会企画を長年疎かにし、首都圏の同志の皆様にこれまで十分なご挨拶をしてこられなかったことを、まことに申し訳なく思っておりました。
このたびは柿崎様にお力添え頂き、ご多忙な中多くの方に貴重なお時間をさいて頂いて、皆様と親睦を深めることができました。

ローゼンメイデンの強みは、作品の魅力も勿論だが、一過性ではない根強いファンの質にあると思います。
作品とは原作者の想像の産物として生まれるが、ひとたび架空の命を得て独り歩きを始めたキャラクターや物語は、ファンの思いの中に共有されていく。
例えばアガサ・クリスティはかのエルキュール・ポアロを書き始めた当初、この珍妙な振る舞いが売りの「出オチ主人公」に早々に飽きて、さっさと終わらせて別の探偵を書きたいと周囲に漏らしたところ、面白いのに勿体無いと周囲から猛反対されて、渋々続けていくうちに、読者は気付いていても彼女自身が自覚していなかったポアロの魅力に引き込まれていった。私は友人の勧めでポアロシリーズを全巻読みましたが、クリスティが最初の数巻ではどこかぎこちなく書いていたポアロが、次第に水を得た魚のように生き生きとしていくのがわかりました。完結編の「カーテン」まで、ポアロは彼女の文字通り生涯をかけたシリーズになった。
コナン・ドイルもまた、シャーロック・ホームズ以外の物語を書きたくなって、ホームズを宿敵モリアーティ教授と一緒にライヘンバッハの滝に突き落とし作品を打ち切った。この唐突な打ち切りに対し、大勢のファンが抗議して、喪章をつけてロンドンの街を歩き、当時の英国の社会現象になりました。ドイルはファンの熱意に心を動かされて、連載を再開したのです。この時のゴタゴタが尾を引いているのか、未だに「シャーロキアン」と呼ばれる熱心なホームズファンの人達は、ホームズの作者は作中の語り手であるワトソンであってドイルではないと主張しているそうですが、私は作者とファン、どちらが欠けてもキャラクター・物語は立ち行かないとの立場です。
水銀党本部で推進している、二次創作という文化もあります。今の日本ではグレーゾーンですが、公式が二次創作を逆輸入したり二次創作を書いていた人が公式になって成功する事例が最近増えてきているのは明らかです。
作品の活性化には、こうした作者とファンのキャッチボールが欠かせません。
ファンの絆を育み輪を広げ、双方向の刺激でジャンルを盛り上げていきたい。

旧アニメ版の放送終了から、原作の移籍騒動など長い冬の時代を経て、我々は今ここにいます。新アニメ化は確かにめでたいが、バブルのように浮かれているだけではいけない。
新アニメ化を目前に控え従来のローゼンファンが、どのドールが良いかとか、原作かアニメかといった旧弊を脱ぎ捨て、これから新しいファンを仲間として迎えるわけですから、組織力がある一方でこわもてなイメージもある水銀党が率先して融和をはからなければならないと強く感じています。
今後ともネット・オフ双方の交流を緊密にし、ローゼンファン活動の一層の拡大発展につなげて参りたい。
さしあたって、メンバーの中にお誕生日の方がおられましたので、近々お誕生日会を楽しみにしております。
今後ともよろしくお願い致します。

水銀党本部
冬月
http://www.mercuryparty.com/

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