COCORO便り

大阪市西区新町、四ツ橋・心斎橋近く こころ はり灸治療院。
スタッフでつづる「こころ」に残った出来事日記

顔面神経麻痺 ラムゼイハント症候群 ウイルス性 ⑥(ナカ)

2008年06月10日 | 健康

治療を開始して6日目です。

今日は職場の会議で朝から沢山しゃべったそうです。
その割には、4日目に比べ表情の歪みがマシになりました。

症状は
①唇のしびれが気になる
②しゃべっていると側頭部と下顎の痛みが気になる
とのことでした。

治療は、いつもの反応点部分と
唇のしびれ緩和を意識した治療を行いました。

治療後は、見た目もすっきりとし、痛みと唇のしびれ感が
楽になったとのことでした。

唇にみられるしびれは、
皮下組織の結合繊維(皮膚と筋肉の間にある繊維)が
引っ張られることで神経に混線を起こし、しびれ感が出ると考えます。

特に、唇や指先は結合繊維が密集しているため皮膚と筋肉の間に遊びが
ないのでしびれが出やすい場所です。

顔面神経麻痺は片側の顔の筋肉を麻痺させます。
麻痺側の筋肉は、麻痺していない筋肉へ引っ張られてしまいます。

このとき結合繊維の多い唇は24時間以上引っ張られるために
麻酔を掛けられたようなしびれがずっと続く事になります。

これは、足のしびれも手のしびれも同じ原理だと考えます。
結合繊維を引っ張っている筋肉の緊張を緩和する事で解消します。

しびれで困っている方は、しびれを起こしている
筋肉をアプローチすることで改善されます。


こころ はり灸治療院
http://www.cocoro-acupuncture.com/index.html

※ 尚、症例の報告ならびに、写真の掲載はご本人の協力のもと掲載いたしております。

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