2月1、2日夜、サトウキビを原料としたバイオエタノールで財を成した富豪達が地上の雑踏を避けてヘリコプターで往来するサンパウロと、ずさんな自動車ローンの審査で販売を促進してきたビジネスモデルの瓦解で凋落の危機に瀕しているデトロイトを舞台にしたNHKスペシャルが放送されます。以下は番組HPからの情報です。
1日(日)21:00‐21:50 NHK総合 NHKスペシャルスペシャル 沸騰都市 第6回「サンパウロ 富豪は空を飛ぶ」。
BRICsの一角を担い、新興国パワーの象徴でもあるブラジル。世界的な金融危機の荒波は、ブラジルをも襲っている。その試練をブラジルは、圧倒的な農業力と豊富な資源で乗り切ろうとしている。経済の中心地である、サンパウロには、「空飛ぶ富豪」と呼ばれる人たちがいる。日常の移動手段はヘリコプター。自宅からビル屋上のヘリポートに上がり、オフィスや商談へと、まるでタクシーのように乗り回す。誘拐や強盗の危険や劣悪な交通渋滞を避けるためである。サンパウロの空を飛ぶヘリコプターは4百を超える。個人所有の数は、ニューヨークを抜いて世界一、ヘリポートの数も4百以上でこれも世界一を誇る。そうした「空飛ぶ富豪」たちの中で、最近増えているのが、バイオ燃料エタノールで財を成した人たちである。広大な農地から収穫されるサトウキビを原料としたエタノールは、ブラジルの自動車の増加とともに、売り上げを伸ばしている。さらにポスト石油文明を模索する、アジア、アフリカなどからの投資も急増している。空飛ぶエタノール富豪のビジネスを追いながら、金融危機後の世界でリーダーを目指すブラジルの挑戦を描く。
2日(月)22:00‐22:50 NHK総合 NHKスペシャル「アメリカ発 世界自動車危機」
20世紀の世界経済を牽引してきたアメリカの自動車産業が、メルトダウンともいうべき崩壊の危機に直面している。2008年、金融危機の炎はまたたく間に自動車業界に延焼。旺盛だった自動車の需要は一気にしぼんた。GMを始めとするビッグスリーは経営危機に陥り、トヨタなどアメリカでの販売で利益を上げてきた日本のメーカーも深刻な打撃を受けている。なぜこんなことになったのか。関係者への取材で浮かび上がってきたのは、長年のビジネスモデルを延命させるために作り出された「架空の消費」である。売り上げをのばすため自動車ローンの審査が極限まで甘くされ、ウォール街が推し進めた証券化ビジネスと手を結んだ車販売のシステムが広がった。それが今回の金融危機で一気に瓦解したのである。時代は次のビジネスモデルへ向かって急展開を始めている。大物投資家なども参入し、業界再編後を見据えた電気自動車など環境対応車の時代への模索が加速している。自動車業界の歴史的な大転換を、現場の動きから明らかにしていく。
1日(日)21:00‐21:50 NHK総合 NHKスペシャルスペシャル 沸騰都市 第6回「サンパウロ 富豪は空を飛ぶ」。
BRICsの一角を担い、新興国パワーの象徴でもあるブラジル。世界的な金融危機の荒波は、ブラジルをも襲っている。その試練をブラジルは、圧倒的な農業力と豊富な資源で乗り切ろうとしている。経済の中心地である、サンパウロには、「空飛ぶ富豪」と呼ばれる人たちがいる。日常の移動手段はヘリコプター。自宅からビル屋上のヘリポートに上がり、オフィスや商談へと、まるでタクシーのように乗り回す。誘拐や強盗の危険や劣悪な交通渋滞を避けるためである。サンパウロの空を飛ぶヘリコプターは4百を超える。個人所有の数は、ニューヨークを抜いて世界一、ヘリポートの数も4百以上でこれも世界一を誇る。そうした「空飛ぶ富豪」たちの中で、最近増えているのが、バイオ燃料エタノールで財を成した人たちである。広大な農地から収穫されるサトウキビを原料としたエタノールは、ブラジルの自動車の増加とともに、売り上げを伸ばしている。さらにポスト石油文明を模索する、アジア、アフリカなどからの投資も急増している。空飛ぶエタノール富豪のビジネスを追いながら、金融危機後の世界でリーダーを目指すブラジルの挑戦を描く。
2日(月)22:00‐22:50 NHK総合 NHKスペシャル「アメリカ発 世界自動車危機」
20世紀の世界経済を牽引してきたアメリカの自動車産業が、メルトダウンともいうべき崩壊の危機に直面している。2008年、金融危機の炎はまたたく間に自動車業界に延焼。旺盛だった自動車の需要は一気にしぼんた。GMを始めとするビッグスリーは経営危機に陥り、トヨタなどアメリカでの販売で利益を上げてきた日本のメーカーも深刻な打撃を受けている。なぜこんなことになったのか。関係者への取材で浮かび上がってきたのは、長年のビジネスモデルを延命させるために作り出された「架空の消費」である。売り上げをのばすため自動車ローンの審査が極限まで甘くされ、ウォール街が推し進めた証券化ビジネスと手を結んだ車販売のシステムが広がった。それが今回の金融危機で一気に瓦解したのである。時代は次のビジネスモデルへ向かって急展開を始めている。大物投資家なども参入し、業界再編後を見据えた電気自動車など環境対応車の時代への模索が加速している。自動車業界の歴史的な大転換を、現場の動きから明らかにしていく。
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