最新のテレビ番組情報は前の記事です。
以前にも書き込みましたが、ティーンズTV データマップは、20分という限られた時間に沢山の情報がコンパクトに盛り込まれた番組です。4月26日と5月10日(いずれも木)のNHK教育テレビで午前11時30~50分に放送される「温暖化する地球」は、ようやく国際社会でも最優先課題として取り上げようとされ出した温暖化による気候変動対策を、見応えのある映像と分かりやすいナレーションで視聴させてくれます。
まず出て来るのは欧州の熱波、北方林の火災、東南アジアの大洪水、アフリカでのバッタ大発生、アメリカの竜巻頻発、極氷と山岳氷河の融解促進などをもたらしている異常気象が、温暖化の影響による可能性が高いことが語られます。今までのような経済成長を続けると100年後には地表の平均気温が4度C以上上昇し、極氷や氷河の融解で海面が88センチ上昇する予測です。
温暖化は太陽で暖められた地表から逃げてゆく赤外線が、地球をすっぽり包んでいる温室効果ガスに捉えられることで起こります。南極の過去32万年に及ぶ氷床中の気泡に閉じ込められた大気を分析から、18世紀の産業革命期から二酸化炭素濃度の増加が早まったことが明らかになりました。何億年もかけて少しずつ地中深く蓄積されてきた化石燃料を、人間が短期間でどんどん燃やしだしたため、それまでの自然界での炭素循環のバランスが乱されたのです。
利便性の進んだ国では、日常生活の様々な面で化石燃料由来のエネルギーが消費されています。日本人1人当り排出される二酸化炭素量は、週に10トンにもなるそうです。これとは対照的に、世界で最初に沈む国といわれているツバル(平均海抜1.5メートル)では、タロイモの栽培や漁を営む人々の伝統的生活が脅かされています。この20年で7%の陸地が削られ、海岸のヤシの木が浸食で倒れ、潮位が上がるとサンゴ礁でできた陸地に浸み込んだ海水が地上に湧出して、タロイモ畑や住居の冠水が起こっています。NASAによる宇宙から見た夜の地球では、エネルギーを大量に使っている日本を含む先進国が明るく輝いて見えます。私たちの何げない日常生活が、温暖化に殆ど責任のない人々の日常生活を脅かしているのです。
1997年に京都で開催された国際会議で、先進国の2008~12年の温室効果ガス排出量を1990年値より平均で5%削減する議定書が採択されました。ブッシュ政権に変わったアメリカの離脱がありましたが、この議定書は2005年2月に発効し、日本は6%削減を義務付けられていますが、2003年当時で1990年値を8%も超過しており、実現が危ぶまれています。
終わりの方で環境先進国スエーデンの取り組みが紹介さらます。スエーデンでは汚水処理場で人の排泄物を発酵させてできるバイオガス(メタンガス)やゴミを利用した発電と暖房が進められています。バイオガスで走る自動車が開発され、税制面ばかりでなく駐車や通行規制でも優遇措置がとられているので、人々がバイオガス車を選びやすい仕組みができているのです。スエーデンは原発と化石燃料から脱却した循環型社会を目指しているのです。
以前にも書き込みましたが、ティーンズTV データマップは、20分という限られた時間に沢山の情報がコンパクトに盛り込まれた番組です。4月26日と5月10日(いずれも木)のNHK教育テレビで午前11時30~50分に放送される「温暖化する地球」は、ようやく国際社会でも最優先課題として取り上げようとされ出した温暖化による気候変動対策を、見応えのある映像と分かりやすいナレーションで視聴させてくれます。
まず出て来るのは欧州の熱波、北方林の火災、東南アジアの大洪水、アフリカでのバッタ大発生、アメリカの竜巻頻発、極氷と山岳氷河の融解促進などをもたらしている異常気象が、温暖化の影響による可能性が高いことが語られます。今までのような経済成長を続けると100年後には地表の平均気温が4度C以上上昇し、極氷や氷河の融解で海面が88センチ上昇する予測です。
温暖化は太陽で暖められた地表から逃げてゆく赤外線が、地球をすっぽり包んでいる温室効果ガスに捉えられることで起こります。南極の過去32万年に及ぶ氷床中の気泡に閉じ込められた大気を分析から、18世紀の産業革命期から二酸化炭素濃度の増加が早まったことが明らかになりました。何億年もかけて少しずつ地中深く蓄積されてきた化石燃料を、人間が短期間でどんどん燃やしだしたため、それまでの自然界での炭素循環のバランスが乱されたのです。
利便性の進んだ国では、日常生活の様々な面で化石燃料由来のエネルギーが消費されています。日本人1人当り排出される二酸化炭素量は、週に10トンにもなるそうです。これとは対照的に、世界で最初に沈む国といわれているツバル(平均海抜1.5メートル)では、タロイモの栽培や漁を営む人々の伝統的生活が脅かされています。この20年で7%の陸地が削られ、海岸のヤシの木が浸食で倒れ、潮位が上がるとサンゴ礁でできた陸地に浸み込んだ海水が地上に湧出して、タロイモ畑や住居の冠水が起こっています。NASAによる宇宙から見た夜の地球では、エネルギーを大量に使っている日本を含む先進国が明るく輝いて見えます。私たちの何げない日常生活が、温暖化に殆ど責任のない人々の日常生活を脅かしているのです。
1997年に京都で開催された国際会議で、先進国の2008~12年の温室効果ガス排出量を1990年値より平均で5%削減する議定書が採択されました。ブッシュ政権に変わったアメリカの離脱がありましたが、この議定書は2005年2月に発効し、日本は6%削減を義務付けられていますが、2003年当時で1990年値を8%も超過しており、実現が危ぶまれています。
終わりの方で環境先進国スエーデンの取り組みが紹介さらます。スエーデンでは汚水処理場で人の排泄物を発酵させてできるバイオガス(メタンガス)やゴミを利用した発電と暖房が進められています。バイオガスで走る自動車が開発され、税制面ばかりでなく駐車や通行規制でも優遇措置がとられているので、人々がバイオガス車を選びやすい仕組みができているのです。スエーデンは原発と化石燃料から脱却した循環型社会を目指しているのです。
ところで、海面上昇は氷の融解によって起こるのではなく、温暖化により海水の体積が増えることが主原因だったと思いますが私の勘違いだったでしょうか。
親として子供たちには住みやすい環境を残しておきたいなと日々思っています。
無駄なエネルギー消費を減らして、持続可能な循環型社会の実現したい思いを共有しています。