COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

「ツナ缶はどこでどのように生産されているか」ほか

2010-08-17 10:40:07 | Weblog

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 今週のBS世界のドキュメンタリー(22:00-22:50、BS1)では、<シリーズ 百聞は“体験”にしかず>が放送されています。17日はその2回目、「食いしん坊がゆく!~汗と涙とツナ缶と~」(イギリス リコシェット、2009年制作)です。この番組では、ファストフードやレトルト食品が大好きなイギリスの若者6人が、インドネシアのツナ缶の生産現場を実体験。漁師たちと一緒に船に乗り込み、工場では従業員とともに魚を加工します。“安くて便利な”食品が実際に作られている過程を目の当たりにして、若者達は何を思うでしょうか。
  このシリーズでの放送の、「実践!19世紀エコライフ~ビクトリアン・ファームの春、秋~」についても簡単に紹介します。

以下は番組HPで得られた概要です。
 旅に出るのは20代前半の男女。家庭の味よりもハンバーガーやフィッシュアンドチップスなどのファスト・フードが大好きなマノス、本当は料理人になりたかったという料理好きな銀行員ジョシュ、できるだけ原型を止めない加工食品しか食べないというジェスなど。みんな、自分たちが日々食べているものがどこで、どのように生産されているかということに何の関心もない。
 インドネシアではツナ缶工場の従業員の自宅や寮に住み込み、工場で魚をさばく作業を行う。作業場は高温多湿で魚の臭いが立ちこめ、仲間の一人は気を失ってしまうほど過酷。メンバーの一部は漁も体験。狭い船内に12時間もすし詰めにされて漁場に着き、長時間の重労働をこなしても、漁師たちの賃金はわずか7ポンド(約950円)と聞いたマノスは、自らの食べ物についての考え方を恥じる。同じ頃、ツナ缶工場で働いた賃金を受け取ったジェスたちもその少なさに驚き、「安い食べ物」の実態について考え始める。

 なお8月18日、19日には同時刻、同チャンネルで、このシリーズでの「実践!19世紀エコライフ~ビクトリアン・ファームの春、秋~」(イギリス ライオン テレビジョン、2008年制作)が連続で放送されます。これらの番組では、3人の歴史学者がイギリスのビクトリア時代(19世紀)の農家の暮らしを1年間に渡って実践するシリーズ番組のうちの春と秋が放送されます。当時の服装をまとい、当時の方法で農作業を行い、家畜を育て、生活に必要な物を手作りします。当時は産業革命後期で、農作業の機械化も始まっていました。さらにリサイクルや自然エネルギーの活用など、“持続可能な発展”という考え方の芽生えも随所に感じられる番組のようです。
 春編では、羊や豚の出産ラッシュ、レンガの粉や酢、新聞紙や紅茶の茶殻などを使った大掃除、安価に手に入るようになっていた石炭から出るススの肥料としての利用、当時に登場し始めた化学肥料の試験使用、19世紀後半に開発された種まき装置、農場で生まれた新しい命を祝う五月祭に向け、豚の頭を丸ごと使った料理作りなどが出てきます。
 秋編は一年の締めくくりとなる麦の収穫の様子を追ったもので、1880年代の馬で牽く刈り取るだけでなく、束にすることもできるという当時としては画期的収穫機、木と鉄でできた車輪の修理、ビクトリア時代に大人気だったというカレーの再現、当時ようやく庶民の手にも入るようになった砂糖を使った、丘に自生するベリージャム作りへの挑戦などが出てきます。3人は無事に収穫が終え、お手製のビクトリア式ビールで収穫祭を祝えるでしょうか?

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