Twitter投稿をブログにしました。

◇オペラ聴き比べ連載
◇民主主義崩壊と人命軽視(安倍独裁、マスメディアの劣化、原発再稼働・放射能汚染等)のアーカイブ化

試作した8cmの純セレブスピーカーとタンノイ・カンタベリー、ダイアトーン2S305との動的周波数特性比較 <J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565>

2018年10月18日 11時26分47秒 | 純セレブスピーカー

音楽家 片岡祐介さんのYouTubeに触発され、純セレブスピーカーを試作しました。
「純セレブスピーカーについて語ります!」
https://www.youtube.com/watch?time_co...

1.スピーカーユニット:マークオーディオ製の8cmフルレンジスピーカーユニット
  音楽之友社「これならできる 特選スピーカーユニット-マークオーディオ編」付録ユニット OM-MF5
https://www.ongakunotomo.co.jp/kaguts...

◇参考: 「2018 Stereo 今年のスピーカー祭りはマークオーディオ 8cmフルレンジだ」
http://ow.ly/VHyn30mgn4w

2.スピーカーボックス:ダンボール160サイズ 70H40W40D cm
  Amazonで購入    ボックスバンク ダンボール(段ボール)ダンボール箱 160 サイズ【40×40×高さ75cm】5枚セット 引越し・収納・縦長 FD29-0001 販売: ボックスバンク ¥ 2,895
 上辺から15cmのセンターを中心に直径7cmの穴を開けスピーカーユニットを差し込み、脱落しないようにダンボールに木ねじ止め
ダンボール箱の中には、種々の包装紙、広告紙、気泡緩衝材(プチプチ)、布タオル、キッチンペーパなどを適当に、スピーカーユニットが隠れるまで投げ込み
  音楽家 片岡祐介さんがまだ試していないと思われる、大きな段ボール箱を使用。縦長で筒状になっているため、開口部は上下、上は蓋をせず天板を載せた。

3.スピーカーの自作経験は無し
ステレオ装置には昔から関心があったが、重箱の隅をつつく、オーディオマニアではない。所詮生演奏にはかなわないと割り切り、自分の趣味に合った、オペラ、声楽曲、室内楽曲を中心に音楽が楽しめる再生装置を揃えていった。

1000枚以上のクラシック音楽CDは全てパソコンに取り込み、Windows Media Playerを目次代わりに使っています。
近年は、Youtubeもフルハイビジョン画質投稿が増え、オペラ、管弦楽曲を中心に網羅的にダウンロード。
著作権の関係でオペラ全曲投稿版はすぐにYoutubeから消されますので・・・約9年間で3TBのUSB-HDDは一杯になりました。
このように、膨大な音源と映像をアーカイブ、これらは日々更新、増え続けています。

(連載「オペラ聴き比べ」はこれらアーカイブの中から選んで投稿しています。近年は、1時間ほどの散歩中にオペラ全曲を聴くのを日課としています。4日ほどでオペラ一曲が終わります。最近のオペラ演出は、作曲家の時代背景を無視したものが流行りで、ついていけません。オペラを音だけで楽しむことを覚えました。)

本格的にオペラなどを視聴する場合は、2台のフロアースピーカー設置のオーディオ・ホームシアター室で楽しみますが、書斎、ベッドサイドで気軽に楽しめる再生装置を探していました。そして、今回、純セレブスピーカーに出会ったわけです。

ダンボール箱のため、木工工作は不要、スピーカー端子の半田付けとカッターナイフだけでスピーカーが半日で仕上げられました!

4.クラシック愛好家
 マリア・カラスの大ファン、Twitter・ブログで「オペラ聴き比べ」連載を発信しています。
https://twitter.com/classicfan51
https://blog.goo.ne.jp/classicfan51

5.視聴環境
 マリア・カラスを快適に聴けるよう11年前に自宅を建て替え、吹き抜けのオーディオ・ホームシアター室を設けました。大音量で鳴らしても室外には音は漏れません。

 ◇比較スピーカーは2種類
  A ダイアトーン2S-305(NHK技研と三菱電機が共同開発した放送局用モニタースピーカー まだ現役です!)  
     アンプ:ヤマハAVアンプ DSP-AX3900 23万円
  B タンノイ カンタベリー
     アンプ:Luxman L-598AⅡ 36万円
  CDプレイヤー DENON DCD-SA1 50万円
     ただし、純セレブスピーカーの場合は、タブレットから再生

 ◇純セレブ・スピーカー駆動アンプ
   Amazon購入    Bluetoothアンプ ELEGIANT ステレオ スピーカー パワーアンプ デジタルアンプ ベース 増幅器 HI-FI 音質 100W 大出力 超小型 販売: Taisike-jp ¥ 3,499    

6.動的周波数特性試験
  タブレット:HUAWEI MediaPad M5 Pro に下記アプリをインストール。
「サウンドモニターFFTWave for Andoroid」 E.N.Software 無償
 録画はNikon COOLPIX P510

7.演奏曲
  トン・コープマン 演奏 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 オルガン曲を選んだのは、小口径の純セレブスピーカーが最も苦手とするであろう、低音域の音源を一杯含んだ曲が、どのような響きとなるか興味があったからです。
  なお、ピアノ曲、フルート曲(趣味で昔、バッハ、モーツアルトなど吹いていた)はピュアーで立ち上がりの良い響きを聴かせてくれます。 

8.録音・録画方法
 タブレット裏側をスピーカーに正対して集音
 タブレット画像をTVにミラーキャストしてTV画面の周波数波形をビデオ撮影

9.本試験方法からスピーカーの周波数特性を推定


純セレブ・スピーカーの試作(#純セレブスピーカー #片岡裕介 #安冨歩)<マークオーディオ製8cmフルレンジスピーカーユニット>

  ビデオの最後には、全曲演奏後の周波数ピークホールド包絡線図形を載せました。同じ曲を演奏すればスピーカーの性能比較が客観的にできると思います。
このビデオの後編として、同じ曲を同じ測定方法で 2台のフロアースピーカー:タンノイ・カンタベリーとダイアトーン2S-305もテストしましたので、比較ください。

<追加> 1.タンノイ・カンタベリーSP 動的周波数特性<純セレブ・スピーカーの試作 続編1>
https://www.youtube.com/watch?v=ocbRg...


タンノイ・カンタベリーSP 動的周波数特性<純セレブ・スピーカーの試作 続編1>


2.ダイアトーン2S 305 SP 動的周波数特性<純セレブ・スピーカーの試作 続編2>
https://www.youtube.com/watch?v=PPzdd...


ダイアトーン2S 305 SP 動的周波数特性<純セレブ・スピーカーの試作 続編2>


本ビデオはスピーカー試作3日目の中間報告です。
スピーカーのエイジング、ダンボール箱への詰め物の工夫等によって、今後もっと豊かな響きを奏でることが期待できます。

試作直後にまずかけた曲は、ピアノ曲YPM-007 「山本英次 トゥーファツィオリ to Fazioli」

参考: 
山本 英次 / トゥーファツィオリ:アドリブログ ~JAZZ/FUSION批評~
http://adliblog.livedoor.biz/archives/52273321.html

大音量で鳴らすと、ピアノのアタックによく反応し、タンノイ・カンタベリー(録音に立ち会われたYPMレーベルの山本太郎氏(山本 英次氏のご子息)に、頂いたYPM-007を本SPで聴いていただいたことがある)で聴くようにリアルな音を響かせてくれた。フルートも澄んだきれいな音であったが、低音、倍音が出ず、管弦楽曲、弦楽独奏曲やオペラ、声楽曲などは貧弱な音で軽く失望した。

しかしながら、オルガン曲、弦楽アンサンブル等を大音量で鳴らし続けたところ、エージング2日後(本日)には、なんと、ヴァイオリン、チェロの弦楽曲も倍音成分が増えたらしく、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲、無伴奏チェロ曲もそれなりに楽しめる状態になりました。

従来の常識に反する、ダンボール箱をスピーカーのエンクロージャーに使用。片岡祐介さんのアドバイス通り、スピーカーユニットもダンボールから脱落しない程度に軽く止める。

このオルガン曲では純セレブスピーカーは70Hzの低周波域でも再生できるようです。いわゆる箱鳴りのたぐいではありません。箱、詰め物が柔らかいためダンパー効果で共振しないと思われます。

箱の中には硬さの異なる紙、プチプチ等を投げ入れ、箱内部のSP裏面から放出される音源の周波数拡散、共振を防ぐ処理

全てがゆるゆる状態!
 

片岡祐介さん曰く「スピーカーユニットが空中に浮いている状態」に近づける。

エイジングを行っていくと、好みの曲に応じてスピーカが落ち着き、倍音も再生、豊かなスピーカへと成長することが期待されます。
ソフトな材質を逆手に取った、画期的な特性と思いますが、皆様視聴されていかがでしょうか?

10.結論
 純セレブスピーカーは既成概念とは正反対の素直な設計思想。しかしながら、驚くほどの音響特性を持っており、クラシックファンには嬉しい、超安価なスピーカーであることが実証できたと思う。
クラシック音楽(室内楽曲、声楽曲、弦楽器、ピアノ、木管・金管楽器のリサイタルなど)を適度な音量で身近で楽しむのに適していると思います。 なにせ、スピーカユニット代5,616円、ダンボール箱代2個1,200円、アンプ3,500円 合計 一万円程度 で良質なクラシック音楽鑑賞ができるのですから、驚きです!

#片岡裕介 #安冨歩 さん、ありがとうございます。私の音楽嗜好にピッタリ、目からうろこでした!


10月17日(水)のつぶやき:純セレブ・スピーカーの試作。口径8cmで70Hz域の低周波音源も再生する音響特性、クラシックファンには嬉しい、超安価なスピーカーである

2018年10月18日 02時47分25秒 | 日記