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岡田ユキオ/Slice Life Collage

漫画家の岡田ユキオのブログです!
日々のアレコレ、頭の中のソレコレを輪切りにして、
切り貼ってみます♪

10秒間の不思議

2009年10月08日 | 想い出
まだ小学生以前の、ほんとに小さな頃の想い出なんですが、
今でもよく分からない出来事があります。

確か春のよく晴れた日の午後でした。
僕は、家の前の小道を抜けて車道に遊びに出ました・・・・・

その車道は、国道と土手を結ぶ様に1キロ程まっすぐにのびていました。
まわりには、たくさんの民家や商店が並び、いつも人と車の往来の絶えない道路でした。

その日、車道に出た僕はなにやら違和感のようなものを感じました。

『ナニカチガウ・・・・』

車道に誰もいないんです。
の姿も、の姿もありません。
それにも増して奇妙なのは、が何も聞こえないことでした。
普通は聞こえる、風の音や生活音や人の話し声やらが、何も聞こえないんです。

僕が車道の脇に立ち尽くしていると、突然
車道の上を、国道から土手に向かって、
もの凄いスピードで、赤く光る巨大な火の玉が飛んで行きました。

それは自動車よりもうんと大きくて、テニスコート程もありました。
それが鉄塔をかすめる程の高さを、音もたてず飛び去って行ったんです。

上空を見上げて固まっていた僕が、ふと気づくと、
あたりはすでに見慣れた風景に戻ってました・・・・
人と車が行き交い、喧噪にあふれた、いつもの町の風景です。

いったいアレはなんだったんでしょうか?
時間にすると、ほんの10秒程の出来事でした・・・・

現実的に考えると、なんらかの理由(疾病的な)で、10秒程気を失っている間に短い夢を見た・・・・
マンガ的に考えると、なんらかの理由(超常的な)で、10秒程異次元世界に入り込み、UFOと遭遇した・・・・

てなカンジになるんでしょうか?
後者だとカナ~リ素敵なんですが・・・・まぁアリ得ないっすね♪
どちらにしてもとても不思議な体験でした。



>タクヤさん
元クスリ屋さんの格言はなかなか使えるでしょ(笑)
>「この前はゴメンネ。あの日のオレは人生で一番若かった!」
このアレンジもかなりイイっすね!

>こまさん
台風は知らない間に通り過ぎてました・・・
目が覚めたらピーカンの青空でした!
こまさん関西なんですか?僕も実家は大阪です。
じゃあ5日の写真の『ピーポくん』はご存知ありませんか?

雨と群像劇

2009年09月29日 | 想い出
ヒキコモリ11日目・・・・・雨・・・

僕は群像劇が好きです。
それは、誰が主人公で、誰が脇役という線引きが、
わりあい曖昧だからかも知れません。
言い換えると、等しくみんなが主人公たりえる方式だから・・・・・

中学生の時、下校途中で急なに降られたことがあった。
ずぶ濡れになりながら恨めしげに空を見上げた時、
ふと、あることに気がついた。

雨は僕を中心に降ってくる。
右に寄っても左に寄っても、中心は僕だ。

まわりを見渡してみる。

『赤い傘をさした、あのお姉さんも、
頭にカバンをのっけて小走りに駆けてるオッサンも、
空を見上げたら、それぞれを中心にして雨は降りそそいでいるんだ・・・』
そう思った瞬間、視界がひらけた気がした。

それまでは、この世界は自分が中心に位置して、
親や兄弟や先生や友達は、そのまわりにいるもんだと思っていた。

でも違う

この雨の下では、ドロボーも大金持ちも警官も八百屋も犬も猫も、
みんなが等しく中心であるように、
それぞれが、それぞれの人生においての中心なんだ。

そんな無数の中心点が集まって、
この惑星はまわっている・・・・

中学生の時にふと浮かんだそんな考えが、
今の群像劇好きの原点になっているのかも知れません。


>こまさん
スポーツ何されてるんですか?
僕はこう見えても(て、見えないですけど)高校時代は登山部でした!
秋から冬に向かう時期は僕も好きです。
ベッドにもぐり込んだ時の、ひんやりとしたシーツの感触とか、
冷たい空気を大きく吸い込んだ時の、鼻の奥がツンとする感じとか・・・
あ・・作者の投影、ナイスフォローありがとうございます(><)

>komotoさん
それはショックでしたね~
あんドーナツは手にした時のズシリとした重さがイイっすね♪
『どや?ワシはギッシリ中身詰まった男やで~!!』
と言うあんドーナツの自負が聞こえてくる気がします!
そのわりに日焼けした顔に白粉塗りたくってたりするんだけど・・・(笑)

>shinyaさん
もちろん!こしあんですよね?(笑)