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岡田ユキオ/Slice Life Collage

漫画家の岡田ユキオのブログです!
日々のアレコレ、頭の中のソレコレを輪切りにして、
切り貼ってみます♪

Dr.パルナサスの鏡

2011年05月11日 | 映画

今日も大阪はです。。。。
雨の匂いを嗅ぐと、小学生の頃を思い出します。
濡れたアスファルトや校庭の匂い。。。。


さて、4月に観た映画です。
(と言っても全てDVD鑑賞ですが・・・・)

面白かったものは、黄色文字
今月のナンバー1は、ピンク大文字です。


「キックアス」 「ファイナル・デッド・オペレーション」 「瞳の奥の秘密」
「クリミナル」 「ヤギと男と男と壁と」 「クライム&ダイアモンド」
「ビッチ・スラップ」 「エクスペンタブルズ」 「1303号室」
「君のためなら千回でも」 「CQ」 「ナチスが最も恐れた男」
「Dr,パルナサスの鏡」 「ミラーズ」 「クロッシング」
「悪人」 「13F」 「シングルマン」 「クライング・ゲーム」


アレ? ナンバー1が2本ありますね。。。(笑)


「クライング・ゲーム」は、ニール・ジョーダン監督のイギリス映画です。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の監督ですね。

本当に脚本が素晴らしい映画でした。

どの映画でもそうなんですが、特にこの映画だけは余計な情報を入れずに、
真っ白な状態で観てほしいですね。
間違っても、レビューのネタバレなど読まないように!!
面白さが確実に半減・・・いや3分の1になっちゃいますから。


「Dr,パルナサスの鏡」は、テリー・ギリアム監督のイギリス映画です。
「未来世紀ブラジル」、「12モンキーズ」など多くの作品を手がけていますが、
その中でも、「フィッシャー・キング」は一番好きです。

あの有名な、グランド・セントラル駅のダンスシーンは、
涙が出るほど美しくて感動的ですが、
僕はスイカ柄のパジャマとシーツのくだりが大好きです♪
リディア役の「アマンダ・プラマー」が健気で可愛かったですね。

「Dr,パルナサスの鏡」(以下略してドクパル)は、
「ヒース・レジャー」の遺作になってしまいました。
撮影途中で急死したので、彼のパートのいつくかは3人の代役が演じています。

「ジョニー・デップ」 
「ジュード・ロウ」
「コリン・ファレル」

すごいメンツですね!
で、気がついたのですが。。。。

「ヒース・レジャー」と「ジョニー・デップ」は、何となく似てるんですよ。

「ヒース・レジャー」と「ジュード・ロウ」も、何となく似ています。


でも。。。

「ジョニー・デップ」と「ジュード・ロウ」は、全く似てないんですよね(><)

おもしろいですね~♪



悪魔役の「トム・ウェイツ」もいい味出してました。
(僕も黒いボーラーハットが欲しくなっちゃいました)




ちなみに、ドクパル役の「クリストファー・プラマー」は、
フィッシャー・キングの「アマンダ・プラマー」のお父さんです。

そう言えば、「トム・ウェイツ」もフィッシャー・キングにカメオ出演してましたね。



『Dr.パルナサスの鏡』イギリス版予告編

2月、3月・・・

2011年04月02日 | 映画

観た映画。。。。
(と言ってもDVDですが)

2月
黄色は、好きな映画です。
 大文字はその月の1番心に残った作品)

「ベンジャミン・バトン」「パイレーツ・ロック」
「スペル」「やさしい嘘と贈り物「ローラーガール・ダイアリー」
「ファイナル・デッド・サーキット」「ある日、突然」
「必死剣鳥刺し」「ハロウィン2」「ウエスタン」
「運命に逆らったシチリアの少女」「ノトーリアス・B・I・G」
「私の中のあなた」「ゾンビランド」「僕のエリ」
「バイオハザード4」「(500)日のサマー」


3月

「レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ」「ジョニー・マッド・ドッグ」
「ナイン~9番目の奇妙な人形」「アウトランダー」
「ドアーズ/まぼろしの世界」「サブリミナル」「ケース39」
「息もできない」「ドニー・ダーコ2」「72時間」
「冷たい雨に撃て、約束の弾丸を」「女性鬼」「カーゴ」
「センチュリオン」「ヴァンパイア・ストリッパーズ」
「闇の列車、光の旅」

2月は、大当たりの月で、
17本中、好きな映画が7本もありました♪

3月は、16本中2本と、ちょっと残念な月でしたが、
1番心に残った1本の「息もできない」は、
それはそれは素晴らしい映画でした。

肉体の痛み、の痛みがヒリヒリと伝わってきます。
主人公2人(ヤクザと女子高生)の、心と心が重なり合うシーンは、
ラブシーンと呼ぶには、あまりに無垢でせつなくて、
「愛してる」の言葉もないし、キスするわけでもないけれど、
確かに二つの心が一つになった、
まれに見る素晴らしいラブシーンだと思いました。




>こまじゅさん
ええ、初めて高校野球を生観戦しましたがイイものですね!
母校が1勝した時は、タイガースが優勝した時より嬉しかったですね(笑)
夏の甲子園も、1回ぐらいは観戦に行こうかと思ってます。
(暑くて倒れるかな~?春でも日焼けして猿みたく顔が真っ赤になったし)
「アッチ」と言ったら、ほら・・・・「ソッチ」の「コッチ」の・・・ネ♪

ぼくのエリ

2011年02月25日 | 映画
「ぼくのエリ」

あんまり素晴らしかったので2回続けて観てしまいました。

これはDVDを買おうと思います!
あと20回くらいは観たいです。

12歳のバンパイアの少女と、ブロンドの美少年の、
血まみれのラヴ・ストーリーです。

この映画には、ゴージャスなお城も
ゴスもどきのバンパイアも出てきません。

舞台になるのは北欧(スウェーデン映画)の片田舎の、団地や学校やパブで、
生活の匂いのするところばかりです。

それなのに、とても美しいんですよね。。。。

静かに降りしきる雪も、ひっそりと沈んだも、窓の水滴も、
死の間際、まるで魂を吐き出すように漏れる白いも。。。

そして何より、主演の二人が美しいです。


エリは、時には老婆のように、
時には疲れた中年女のようにも見えるのですが、
ラストに見せる笑顔の美しさは、思わず息を飲んでしまいました。

もう観た人も多いでしょうが、これから観る人のために、
ストーリーにはあまり触れないでおきますが・・・・

エリに従者のように寄り添う初老の男が印象的でした。
彼もまた12歳でエリと出会い、恋に落ちて・・・・・
と考えるととても切なくなります。

でもこの映画、ただの甘く切ない初恋物語ではないんですよね。
子供の持つ残酷さ、暴力への憧憬、
そしてさりげなくちりばめられたエロティックなイメージ・・・・

今度ハリウッドで、リメイクされるらしいですが、
そのあたりののようなものを、どこまで表現できるのかも楽しみです。
(単なるゴスロリ映画になってなきゃいいなあ・・・)


そうそう・・・映倫のバカどもが、肝心なシーンにボカシかけてます(><)
仕事とは言え、本当に恥ずべき情けない連中です。

詳細は「ぼくのエリ」「ボカシ」で検索してみて下さい。



映画『ぼくのエリ 200歳の少女』予告編



>こまじゅさん
そうテトリスですね♪ 運動会とかのフォークダンスにも使われたみたいなんですが、
僕は「コロブチカ」で踊った記憶はないんですよね。。。。
第二ボタン・・・中学の時「ちょうだい」と言われましたが、当時はそう言うのダサイと思ってたから断りました(><)
今なら喜んであげちゃうんですけどね。。。何なら全ボタン+袖のボタンもつけて(笑)

>タクヤさん
ミチロウの「仰げば尊し」。懐かしいですね~ レコードはエロいジャケットでしたね。。。。
(確か下半身裸の女子高生だった気が・・・)
ミチロウ氏の直筆サイン入りで持ってました♪
ああシードルは僕も飲んだことあります。アレは今も売ってるのかな?

>Moriさん
「団地のオバサン」懐かしいです。「シティ・サーファー」なんて曲もありましたね。
不満と怒りの問題提起がとても身近で庶民的ですね。
Moriさんも淡白でしたか・・・やっぱ「卒業」な世界はTVや漫画の中だけかも知れませんね。
実は僕、アルコールほとんど飲めないんですよ(><)だからこれからも三ツ矢専門かな(笑)

スペル

2011年02月05日 | 映画

今日も音楽ネタを書こうと思っていたのですが、
たった、観終わったDVDが、
あんまり素晴らしかったもので、急きょ変更!!


そのDVDとは。。。
「サム・ライミ監督」のホラー映画「スペル」です。

以前から気にはなってた映画だったのですが、
いかんせんつまらなそうなパケ写とタイトルに、
ついつい食指が伸びずにいました。。。。

ちなみに、「スペル」は邦題で、原題は「Drag Me To Hell」です。
(しかし何でこんな酷い邦題つけたんだろう?
イメージふくらまないし、「スペル」なんて単語に、誰が興味を惹かれるんだよ!)


そんなわけで、あまり期待せずに観てビックリ!!
物語作りの教科書のような映画でした!

もしも・・・「これからマンガ家になりたいけど、ストーリー作りが分からない」
お悩みの方がいたら、ぜひこの映画を観て下さい!
とってもタメになりますから。
(なんてエラソなこと言ってみたりしてね・・・・)

いきなり冒頭から衝撃的なシーンで始まり(つかみはOK)、
一転して、主人公(クリスティン)の日常へ・・・・
(タイトルバックに流れる音楽も絵も素晴らしい)

クリスティンの、職場とプライベートでの、
現在おかれている立場を、テンポ良くスケッチしていきます。

ここまで、無駄なカットが一つもありません。
クリスティンがウインドー越しにお菓子を、物欲しそうに眺めるシーンも、
ちゃんと後々に生かされてきます。

それでいて主人公の、人となり、体温、手触りのようなものが、
ちゃんと伝わってきます。

そこを丁寧に描くかどうかで、その後その映画に入っていけるか否かが決まります。

ここまで観た時点で、完璧に・・・・
「この映画は信用できる!!」
と、確信しました。

映画って、この「信用できる」ってトコがとても重要だと思うんです。

「この監督なら面白いに違いない!」
「この役者なら面白いに違いない!」
「この内容なら面白いに違いない!」

などの理由で、、作品を信用してお金を前払いするわけですから。

さて、ここまで来たら、ジェットコースターに例えるなら、
チキチキチキと頂上まで登ったも同然です。

あとは、ストーリーに身を任せて楽しむだけ。。。

~急降下、ぐるぐる回って、上がって下がって、でもってまた回って~

オチは途中で、ある程度予測できますが、
それを補って余りある面白い場面を見せてくれます♪


熟練の職人技を、見せ付けられたようで、

「ヤベッ オモシレ~」
「ヤベッ オモシレ~」
と、呪文のように呟き続けた99分間でした。

実際、ホラーなのにかなり笑えます。
逆にシリアスなホラーを期待した人には、ちょっと肩透かしかもしれませんね。。。




あ・・・あとね、
クリスティンの部屋に貼ってあった「Baby hang on!」
って書かれた子猫のポスターが、すごく可愛かったです。。。トロイ♪

笑いながら泣きやがれ

2011年02月03日 | 映画
夕日にもいろんな奴がいて、

自ら輝きを弱め、静かに沈み消え行く時を待つ奴や、
かと思えば、今日の画像みたく、

「オレはまだまだ死なね~!!
と、沈みきる最後までギラギラ輝き続ける奴もいる。

太陽!ノット・デッ~~~ド!!

エクスプロイテッドみたいな奴だ。

どちらも、それぞれの趣きがあって楽しいです♪



さて、1月に観たDVDです。


○理由(スマップ映画じゃなくて、ショーン・コネリー主演)  ○マイネーム・イズ・モデスティ  ○クレイジー・ハート  ○インセプション  ○アリス・イン・ワンダーランド  ○笑いながら泣きやがれ  ○ずっとあなたを愛してる  ○稲川淳二の超こわい話・禁忌領域  ○監獄島  ○ターミネーター4  ○雑魚  ○シェルター  ○エベレスト・若きクライマーの挑戦  ○狼たちの報酬


で、「笑いながら泣きやがれ」です。。。

スコットランドが舞台のイギリス映画です。

始まって数分で、「この映画は信用できる!」
と確信しました。

その数分間がどんなシーンだったかと言うと、
主人公の、スタンダップ・コメディアンのジョーイが海に向かい、
一人、ネタの練習をしている場面です。

鉛色の空、冷たく荒れる海・・・・
聞くに耐えない、お下劣下ネタの数々。

でも、どれだけ下品で卑猥な言葉を並べても、
ジョーイの顔は働く男のソレです。

「あ~スゲ~分かる!!
アタシャ思わず膝を打ちましたね。

あのね。。。
くだらない下品なカットを描いてる時の僕の顔も、
きっと、板前がをさばいてる時の顔や、
配管工が水道のボルトを回している時の顔と
同じだと思うんだよね。。。。。


と言ったものの・・・
ホントはスンゲ~アホ面して描いてたらどうしよう(><)


まあ・・いいや・・・・


ジョーイは12歳で学校に放火
少年院で、自分の身を守るために、
ひたすらまわりを笑わせ続けたと言います。


そしてお話しは思わぬ方向に展開して行き、
ジョーイの悲しい過去が明らかになっていきます。

この映画、とにかく脇役に至るまで役者が素晴らしいです。

ハリウッド映画と違って地味だし、
主人公は感情移入しにくい破綻者だし、
万人にはお勧めできないかも?だけど、いい映画ですよ~♪



「笑いながら泣きやがれ」を観終わって、

人は、誰かの罪を許すことで、
少しだけマシな人間になるのだと思いました。。。。


だから、僕の罪も許してちょうだいっ!!





>こまさん
確かに作り物とは言え、ハリネズミで靴底を擦るのは忍びないですね~(><)
ええ、そうなんですよね・・・不可能にトライして破れ死にゆくことは、ヒロイックで美しいとも言えますが、
じゃあ残された家族はどうなんだ?と言われると複雑な思いになります。
アルピニストは、並外れた体力と精神力と「エゴ」を持ち合わせている人たちなのかも知れませんね。。。。

富士山で行方不明の少年の無事を祈ります。

BOY A

2010年07月19日 | 映画
それにしても暑いですね!
練馬は今日は、36.4度だったそうです(><)

黒い服を着てたら、発火してしまいそうです!!

そんな日は、エアコンの効いた部屋で冷たいコーラでも飲みながら、
録画しておいた映画を観るに限ります♪

で、BOY A

あらすじは、子供の頃に大罪を犯し、14年ぶりに社会に出てきたジャックの、
後悔と苦悩と孤独・・・・
そしてそんな彼を世間はどう受け止めるのか?

と言うと、社会派の堅苦しい映画みたいだけど、
瑞々しい青春映画の側面もあり、
ついつい見入ってしまいました。


。。。。以下ネタバレをふくみますから注意ね!。。。。。


ラスト、ジャックと再会(ジャックの見た幻)したガールフレンドの言葉、
「私はあなたを赦していたと思う」
は、ジャックの心からの願望だったのでしょう。
彼は何より赦しを求めたけれど、
社会は彼を「悪魔の少年」と呼び、決して赦しはしなかった・・・・

彼が犯した罪(10歳の少女殺し)の大きさから言って、それは当然の反応とも言えるでしょう。

この映画の舞台はイギリスですが、
日本でも彼は決して赦されないでしょう。
(だから「告白」もヒットする・・笑)

「じゃあお前なら赦すのか?」と問われると・・・・・・

ジャックの後悔と苦悩と孤独を理解していたとしても、
やはり赦せないでしょう。

理屈では赦すべきだと分かっていても、
心の深い部分でそれを拒否してる自分がいるような気がします。

僕が狭量だけなのかも知れませんが、
やはり、この世界には、決して赦されないが存在していると思います。

BOY A・・・いろいろと重いものが残る映画でした。


>Moriさん
はい、塩原は適度にさびれてて(失礼)、いい感じでした♪
もしも、新宿駅前からカナダ行きの深夜長距離飛行機が出ていたら、
ふらりと飛び乗ってMoriさんの住んでる街まで遊びに行けるのに・・・(笑)
上でも書きましたが、東京は暑いですよ~!
僕の住んでるシベリア町も、今やすっかり熱帯化してます(><)