わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

スペースとリミット

2021-02-12 11:24:10 | くらしのエッセンス
修理することが前提だったので
後継の機種をつめてはいません。
まずは、SPUR30DXあたりからスタート。
 
まじめに検討してみると、
いちばんにひっかかったのが、
ポータブルでないことです。
 
手持ちの家庭用は、ハードケースにはいっていますが
職業用にはそれがない。
つまり、むきだしの 出しっぱなし。
専用スペースを確保しなければなりません。

折り畳みテーブルも考えましたが、
高い位置、すれすれの狭い条件では
落下の不安がつきまといます。
地震のことを考えると
本体が埋め込みでないと怖い。
飛んだら、凶器になります。
 
これが、仕事であれば
えいやと決断するだけの話ですが
たかが趣味。
だけど、遠くない先
ドライブもカメラもジムも
卒業しなければいけなくなるでしょう。
 
それはまた、
新しいミシンを習得する能力と
投資の元をとる時間の目減り
リミットが迫っていることも意味しました。
 
どうせ2ヶ月待ちだし、まずは並ぼうという
不純な要素があったのも事実ですが、
そうでもなければまだ迷っていたでしょうね。

 
機種選定のさいごの決め手は、
フットコントローラーでした。
 
936の命取りになったのは、モーター周りの仕様でした。
それさえなければ、たぶん
最後まで使ったと思います。
 
SPUR30DXからサブテンション付きのSL-300EX、
このあたりが落としどころと思いましたが
ふと フットコントローラーの形状が気になりました。
 
イレギュラーな使い方でしょうが、
わたしは、ミシンをちゃぶ台で使用しています。
足裏の微妙な踏み具合を 
936の横長のコントローラーは
伝えてくれていました。
 
SL-300EXのは、縦長。
大丈夫かな。
あれこれ調べるうち 一部で
こわれやすいという噂をキャッチしました。
 
いや、それだけは避けたいよ。

この時点で、SL-700EX一択になりました。
買うのなら、譲れないポイントです。
 
何度か、実機ものぞきに行きました。
そちらではエプシムプロが推しなせいか
700はいちばん下の段に置かれていて
大丈夫かなぁ。
なんか、なじめない気がする。
 
 
けれど
到着した機体をあけたとたん、
心配は 杞憂に終わりました。
 
 
用途や進化の違いをこえて
まえの子のスタイルが投影されたのだろうと
いまは 思います。
 
 
ああ、スペースはどうしたか、ですか?
家人の引き出しをひとつ禅譲してもらい
一眼レフのみなさんに引っ越しいただきました。
低いチェストなので
震度4くらいなら大丈夫でしょう。

桐の和裁台も処分しました。
若いころの道具と別れるのはこたえます。
しばらくふさいでいたのは、
このせいですね。
 

リミットは、
ぎりっぎり
・・・まにあいそう。



post a comment