わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

“古布”

2006-02-28 11:47:46 | わただま飛行便
声に出しては言われねど、聴こえてきたような気がする(どちらの方角かな?)今回のテーマは、古い布です。 戦後もしばらくは配給があり、母など、嫁入り支度にもまずそれから用立てねばならなかったと聞きます。 お米や野菜と換えられた晴れ着。 もんぺにする木綿がなくて難儀をしたことや、スフと聞くだけで拒否反応を起こした(昔は、どうしようもない代物でした)こととか。 昭和も遠ざかり、普段着の記憶も薄れつつあり . . . Read more

古裂幻想

2006-02-28 10:26:58 | ぷち・ぶーけ
ふきのとうの かすかなえぐみ。 さくらのいろの ただ消えるばかりの音色。 古裂にはどこか似たようなものがつきまとう。 むすめの夏休みの工作につきあって 手を出してみた木目込み人形。 セットになっていた生地が気に入らなくて 旧い友人にわけてもらったきれで拵えた。 とりどりの布がひろがり あれこれ試してみた あの日が懐かしい。  舅は、着慣れた軍服のかわりなのか、いつも同じ色の背広で通し . . . Read more

“わが家のちらし寿司”

2006-02-22 12:39:15 | わただま飛行便
やっと、出てきた、お雛さま。 ばんじゃーい、ばんじゃーい さて、ひな祭りにつきもののちらし寿司。 お宅では、どんなふうに盛り付けていらっしゃるでしょう。 おおざっぱ系のわが家では、(例のごとく)大皿にどどーん。各自、自由に。 そうでなくて、ひとりひとりおつくりになるおうちもあるでしょうね。 あわせる具にも、さまざまお国柄があることでしょう。 子どものころ関西にいき、鮨飯にちりめんを入れるのを . . . Read more

こーんっ

2006-02-20 09:42:56 | 碧い目をした
昨年、伏見稲荷で求めたきつね面です。 貌もみくらべて連れてきたものです。で、やっとお出ましなのはおひなさまのおかげ。 季節のしつらえって必要ですね。 心のゆとりももちろんいるけど、これを出すためにゃどうしたって民族大移動が必要なわけです。(お人形やら楽器やらの) 年に一度はほこりを払えっていう、先祖の訓えかな。(?) 仕事の本が異常増殖したため、いままで別室で飾っていた(なんというディスプレ . . . Read more

なべ・りすと

2006-02-16 18:21:06 | くらしのエッセンス
わが家のなべの一覧です。 この表を見て、多いなぁと思われるか。意外と少ないと思われるでしょうか。 他にも、お弁当用やケーキ用に買った小さいゆきひらやフライパンもありますが、あまり使い勝手がよくないのではずしました。(ひょっとしたら、家族の誰かが愛用しているかもしれませんが) 使いこなせず処分したいものに、新婚当時つれあいが買った圧力鍋。 これは、捨てようというたび、ビーフシチューを作るのにいる . . . Read more

“なべを選ぶとき”

2006-02-16 17:15:13 | わただま飛行便
ひとつ、ひとつなべをそろえたのは今からざっと・・・ 春は旅立ちの季節でもありますね。 卒業や結婚、単身赴任でも最近はご自分でなさるとか。(反省しよう...コッソリ) 初めから何もかもそろえるのは無謀としても、その家なりのリストがあれば、若い方の、何かと参考になるかもしれません。 いざ売り場に行くと、サイズが何センチだったかなど、意外に迷うものです。 リストアップ(小さなデータベース化です)するこ . . . Read more

“蕾~TSUBOMI~”

2006-02-15 09:49:42 | わただま飛行便
   ゆづらるる席でほころぶつぼみかな なんてこと言ってないで。 今回のテーマは、 蕾~つぼみ~。 この冬の寒さも一息入れて、きょうは陽光燦々ですね。 草花のつぼみ、人生のつぼみ。 はたまた心にやどる約束や、ねがいごとのつぼみ、など。 あなたの脳裡にぴっとくるのはどんなイメージでしょう。 今週は、そんな一瞬をカットしてください。 次回のお題は “なべを選ぶとき” の予定。 . . . Read more

地球を半周

2006-02-09 17:15:56 | くらしのエッセンス
サンディエゴのちょい北、アウトレットモールの雑貨屋さんで。 写真からではわかりませんが、実は直径39cm、厚みは8cmあるという大物です。 アメリカで出てくるお料理は、ボリュームがハンパじゃありません。 でっかいディナー皿にてんこ盛りで出てくるので、二日酔いの朝なんか、もうそれだけでげんなり。 さすがにこれは盛り合わせに使うのだと思われますが、 日本ではなかなかお目にかかれないサイズが信じられ . . . Read more

“伝えたいお雑煮”

2006-02-08 10:22:06 | わただま飛行便
お正月も過ぎたばかりですが、今回のお題は 『お雑煮』 です。 わが家自慢のレシピ、お雑煮にまつわる思い出、ふだんからよく作られる方はそのバリエーションなども含めて。 お国自慢のお雑煮は、興味津々のカテゴリーでもあります。 覚書にもなりますので、材料、分量、手順など、さらさらっとお書き下さいませ。 次回のお題は “蕾” の予定。 . . . Read more

チョコレートを

2006-02-08 09:56:02 | かぜは・・・
心は ふっと還っていく 古い公団の3K キッチンドランカー寸前で 膝をついている あの日の私 若者は 知るために旅立つ 落ち度は 身に引き受けたことで 足りるはず 目隠しをされ まだ生きていたあなたへ 人寄せパンダを返上しようとして バッシング渦中の夫婦に あるべき姿という 檻から出られず その意思もなく けれど まだ 諦めきることもできない ひとへ  もし 想いから架ける絆が . . . Read more

集いの席に

2006-02-06 15:51:07 | くらしのエッセンス
九谷の山水です。 九谷というと、濃厚な黄や紫をイメージされる方も多いと思いますが、こんな落ち着いたのもたくさんあります。 もう十数年前になりますか、横浜そごうの大陶器市で見つけました。 直径が尺二寸。描画も繊細で生地も滑らかです。 陶器市では、こういった掘り出し物を見つける醍醐味がありますね。 これには、ちょっとした思い出があります。 弟がもう時間の問題といわれているときでした。 息抜きに出てこ . . . Read more

“チョコレートをあげるとしたら”

2006-02-01 12:25:12 | わただま飛行便
バレンタインがもうじきですね。 もし、どんな時代の、どんな人にでもチョコレートをあげられるとしたら、あなたは誰に手渡すでしょう? すでに鬼籍に入られた方でも、昔の自分にだってかまいません。 人ではないからという、わけへだても一切なしです。(ネコなとゴジラなとご随意に) あなたの元気のつまったスピリット。 贈ってあげたいヌシの顔、ゆっくり想いうかべてみてくださいネ。  TB おできになる方は、 . . . Read more