わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

きものふだん着リメイク 覚書 -4-

2014-09-01 08:26:41 | おうちふく =元キモノ=
衿ぐりさえすめば、峠を越えたも同じです。

わきを縫って開きます。

腕を通すところを20cmほど縫い残しておいて、後で始末。(この時点で、まだ迷いがあったせいです)

裾をまつります。

ボレロを作るつもりだったので、袖口は簡単に折り返し

フレンチスリーブのワンピが完成しました。
きものの衿からサッシュも作りました。房の仕上げはこれからです。

が、どうも気に入らない。
ボレロ作りに難航したせいもありますが、
なにより 二の腕が気になって、落ち着かないのです。
昔からそうでした。そうして長い袖をたくしあげるのが好き。

ので、やり直すことにしました。
かんたんだからといって、キライなものを作っちゃしょうがありません。

共布袋から 居敷き当てをみつけ出してきて、左右の袖用に半分にカット。
ここで、20cm別縫いしてたのが活きました。
腕の通し口をほどいて、袋縫いで綴じ付けます。(きっと、折り伏せ縫いなのでしょうが、ほつれるのがいやで)
反物の幅は、腕を被うのにちょうどよいみたい。

追記:袋縫いをするメリットは、かんたんで丈夫、さらには縫い目が直にあたらなくなります。

袖・脇も、いまだ悩みの深いところで、
いっきに縫い上げる方式を模索研究中です。

縫い代分を縫い残しておけば、きれいにつくのかな?
うまい方法が見つかったら、補足します。

かくて、よろけ縞紬七分袖ワンピースの完成。
夏物っぽい色であわてて手を付けたのですが、間に合ったかな?

ちょっと自分のテイストとは違っていたけれど
はりがあって、透けないので、気楽かもしれません。
ちなみに、材料費は、単衣きものが860円、糸代が230円です。


四苦八苦まっただなかの自己流ソーイングですが、
あいだをあけたら、すべて忘れそうなので 画像に残してみました。
着心地が良くて、洗濯がしやすい。
というだけが身上です。


退院してすぐのころは、ミシンを持ち上げることができないで、
通勤する娘に、毎朝頼んでいました。
せっかく出してもらったのに、
電源をいれることさえできない日が一週間も続きましたっけ。

材料のきものをながめながら、ああでもないこうでもないと
ひたすら入れたり出したりの繰り返し。

ついには、手持ち生地の総整理に手をつけて、
おなかが痛くなり、寝込んで家族に怒られたことも。

でも、没入していると、よけいなことも考えずにすみました。

できることが ほとんどできなくなって、
でも、できないことにトライできた、数十年ぶりの夏休みでした。




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