モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

11月29日(前)

2010年11月29日 | 11月
10/9~12/5   銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/23~12/6  秋の特別展…【高台寺】
11/1~11/30  秋の人形展…【宝鏡寺】
11/3~7、13~14、
11/20~12/5  秋の特別公開…【安楽寺】
11/29       小町忌…【随心院】

【龍安寺】→【仁和寺】→「広沢池」→【大覚寺】→【祇王寺】→【滝口寺】→【檀林寺】→
→【あだしの念仏寺】→(【天龍寺】)→「嵐山」→【櫟谷宗像神社】→【晴明墓地】

今日は死ぬほど紅葉を見た。
前編では、
【龍安寺】→【仁和寺】→「広沢池」→【大覚寺】


久しぶりに早起きをして(最初に6:00に起きたのだが、日が昇ってもおらずめげた。二度寝して6:30起床。まぁどうでもいい話である)

【龍安寺】
8:05着。

↓駐車場からの入口。


ここは朝早く、8:00から開門している。
紅葉の時季だから、絶対人が多い! と予測し、開門と同時に到着するようにした。
そしたらま~~~!!
こんだけ【龍安寺】が「私のもの」になると思わなかった。
「私だけのもの」に限りなく近い状態だった。それでも人はいたが、同時に石庭に居た人数は最多で5人程だった。

受付の門をくぐってから、石庭のある建物までの道。




文句なしの紅葉。

階段を登りきったところが庫裡で、靴を脱いで上がる。ここに有名な石庭がある。

塀の向こうに生えている木が、美しく紅葉している。
中央の白く枯れたような木は桜で、春はこれが見もの(なんだと思う)

↑写真が微妙に繋がっていないのは御愛嬌。ワイドレンズなんてないもの。



蹲踞の後ろがす~~~ごい紅葉! 





実は、今回は石庭よりもこの蹲踞の紅葉を楽しみにして来た。
前日にここを訪れた人が、ネットに写真をアップしていて感動したのだ。
いやあ綺麗。しかも、蹲踞の中に葉が一枚落ちているのがまた最高。

ここらも写真撮り放題で、誰にも邪魔されずに何枚も撮れた。
うむ、開門と同時がおススメである。
紅葉が無い時だっていつも人が多い【龍安寺】なのに、紅葉のまさに見頃でも本当に人が少なかった。

さて石庭を出て周りの広大な庭へ。




鏡容池も文句なしに素晴らしいぞ。ツルツルの水面に映る、緑、黄、橙、赤。そして池の周りの細道も溢れんばかりの紅葉。








ちょうど池の周りを歩いている時に、団体さんとすれ違う。ああ、やはり早めに来てよかった…などと思いつつ、
駐輪場に戻ったら、隣りに太秦撮影所のトラックが停まっていた。
おお、そう言えば先頭の人がデカい機材を持っていた気がする! ここで撮影してたんだ。
もしかしたら芸能人なんかもいたのかな? 全然気付かなかった、あ~あ(割とミーハーである)


【仁和寺】
9:03着。
ここは行く予定になかったのだが、あまりに目の前を通ることになってしまって(ルート的にそうなる)素通りが出来なかった。
実は好き過ぎて近寄れないのである。ここに入ったら最後、延々と同じ写真を撮っちゃいそうで。
なぜと言って、大好きな『陰陽師』の映画ロケ地だから。
ああ、ここに誰々が…とか思って、ひとりで妄想の世界に入ってしまって危険なのである。
ロケ地の写真はここでは載せないとして…案の定死ぬほど撮ったが。

御殿の建物の中は、それほど紅葉は多くない。
壺庭や、白砂が敷き詰められた庭に数本あるくらい。フレームに嵌った紅葉と、花を沢山咲かせた山茶花。


紅葉としては、ここらが見所だろうか。向こうに五重塔が見えるのがいい。右の写真の上部に映ってる影は半蔀。


建物を出て、仁王門を抜けた先。こちらの方が、紅葉は多いかな。


図らずも、ここも開門後すぐに入場したので人は少なかった。
普段の【仁和寺】に比較して、であるので、閑散とは程遠いが。
まぁそこそこ自由に撮影は出来るぐらい。


で、こっからが大変であった。いや~~バカね。地図読めないのね。今に始まったことじゃないが。
とにかく【仁和寺】→【大覚寺】は真っすぐ真っすぐだと思っていたから、大して地図も見ずにひたすら突き進んでいた。
したら、「高雄」とか「梅ヶ畑」とかいう地名が出て来て…。
お? ぐらいに思いつつ(バカだから)まだまだ進んで行ったら、もうすんごい坂なんですね。
あきらかにどんどん登ってる。おかしい…。気付いてよかったね。遅過ぎる位だけどね。
結局私が頑張って走っていたのは、「周山街道」という道で(この名前がまた…まんまやん)、
バス停の名前で言うと「高雄病院前」まで行っていた。改めて地図を見ると爆笑だ。凄い山だもん。
で、お陰で「山越通」なんて道を南下するハメになった。これもまた凄い名前。まんま過ぎる道。
最初、自転車に乗って漕げないくらいのすんごい勾配の坂を上って、
後はブレーキが利かなかったら死ぬなってぐらいの坂を下った。
ああ怖かった。

「広沢池」

自転車で前を通ったので。いやあ初めて見た。これが広沢の池かぁ…。
バズーカの様なカメラを三脚に据えて、何かをじっと待っているおじさん達が数人いた。
珍し鳥でも来るんだろうか? のどかで何より。
朝出た時は、手袋が欠かせないくらい寒かったが、もうこの頃になるとぽかぽか陽気。


【大覚寺】
10:21着(【仁和寺】を出て実に40分が経過していた…)
菊花展がしてあった。内心残念と思っており自分。
なぜと言って、ここも『陰陽師』のロケ地で、しかも菊花展のまさに会場となっている場所で撮影されたのだ。
その時と同じアングルで…とか思っても撮れない。ううむ。


入って暫くすると、20人位の団体さんが御到着。すごい人数だ…わらわら居た。
なので、建物の中では人がフレームインしちゃう率が高くて思うように撮れず。
ま~ここはいつもそんな感じだ。仕方ない。

夜間拝観も行っていて、ライトアップ用に展示された、なぜか御所車。
どうしてこんな所に…と思ってしまうぐらいど真ん中に飾ってあった。
牛車とか大好きなので、撮りまくる。


たまたまお勤め中の、若々しいお坊さんらに遭遇。各所でお経を唱えて移動、を繰り返していた。

ここは観光地としてかなり有名だが、一方でちゃんとお寺としても機能してるんだなと思わせる。
結構、お坊さん姿の人があちこち歩いて忙しそうにしているのだ。
そういうのを見ると、ちょっとホッとしたりする。完全に観光用にされたお寺って、寂しいよね。

一方、穏やか~な風景。


【大覚寺】としての敷地は広大で、一枚の拝観券で建物のお寺とお隣の庭の両方を見ることが出来る。

池の周りや、池の向こうの山は紅葉してるが、近くで見られる紅葉の木は少ない。
だから、鮮やかに色づいた木があっても、前で記念撮影してる人が大抵いるから中々撮れないのである。


「瀬戸川周辺」
ここもたまたま通りかかったのだが、ビックリして止まってしまった。
一般の人のお家なのだが…。“民家”と呼ぶのにこんなにふさわしい家はないよ。
しかも、ま裏に山があって、そこに足場らしき黒い点々が見える。登るんだろうか、あれ…。

京都って凄いな。ちょっとあっちへ行けば観光客で溢れる名所なのに、ひとつ曲がるとこんな田舎風景が出て来る。


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