前編へ(時代祭)
後編は鞍馬の火祭
これはもう…。あまりにしんどくて辛かったので、一年経った頃によーやく書く気が起きた。
これはね、行かない方がいいですね。みんななんで行くの? 死んじゃうよ、てゆーかよく死人出なかったね? 出てるのかな実は。
とにかく、【鞍馬寺】ってのは叡山電鉄を使わないと行けないわけです。山ん中にあるから。
だから行きも帰りもギュウギュウでしょ。あ、行きには絶対に往復切符を買いましょう。
私は出町柳駅から行ったが、あれ何時だったかな…、鞍馬に着いたのが17:00頃だったから、15:30頃かな、既に列出来てたもの。
駅に人が溢れてました、あの小さな出町柳の駅に。やっと電車乗って…着いて。
まだ日が暮れる前に鞍馬寺駅に到着。
普段の【鞍馬寺】はこんな風だが――
階段前は封鎖で、神輿が2台置かれている。左側の坂道を上がって行って振りかえって麓を見たら。
もうね、寺前の道も凄い人なの。座り込んで場所取りしてる人もいるの。
そこにね警察屋さんが「祭りが始まると全て撤退して頂きます!」とか叫んでるの。
でもみんな警察屋さんが言ってることは嘘だ! と信じて、ずっとどかずに座ってるの。
異様だった。なんか、怖かった。で多分、実際は祭りが始まるとどかされるんだろうな。
で私は前もって知識がほとんどなかったので、既に寺に入れなくなってることに驚愕した。
鞍馬の火祭りって、【鞍馬寺】でやるんじゃないの????
体験して知った。鞍馬の火祭りは、【鞍馬寺】の参道で行われるのだ。
【鞍馬寺】の前の道を右に折れた、緩い坂道だ。普段は人なんて本当に歩いていない。地元の人の道だ。
ちなみにずっと歩いて行くと「鞍馬温泉」に着く(宿泊ホテル)
この道道に火祭りに使う巨大な松明が置いてあって、間近に見ることが出来る。
また家々の出窓(?)には家宝なのかな、刀や鎧や屏風なんかが飾られる。
で、え~、どこから話せばいいのか…。思い出すと苦しくなるから避けてたんだけども…。
まずですね、火祭が始まると道が一方通行になります。これ要注意!!!
私知らなくて(どっかで道案内のチラシとか配ってないもんかね???)、適当に道入っちゃって死ぬとこだった。
なんかえらい道を進んでですね、細くて人がひとりしか通れない道でね、しかもその先の橋に人が多く乗ると危ないとかで中々進まなくてね。
↓すっかり日が落ちて(18:00)分からないだろうが中央は川。
着いて行ったら、叡電の駅に着いちゃって。あー、これは駅に戻るための道だったのかーと。
そこで電車に乗って帰ってればまだ平和だったな…。
まぁ火祭見たかったから、見る為にまた違う道へ進んでねえ、これがねえ…。
人が多すぎて撮影なんか一切出来なかった。
割と道幅のある所なのに、そこいっぱいに人がいて、道の端っこで火祭が行われてて、それを見る為に人が止まるから全然進まなくて。
警察屋さんは「進んで下さい」「止まらないで下さい」とか言ってるけど誰も聞かないし。
いやー、これで将棋倒しになったら確実に自分死ぬよな、とホントに怖くなった。
山手線の満員電車のようだった。分かりますね、これでね、その苦しさが。
思えばその道を選択したのが完全に間違いだったのだ。大人しく、家の出窓を見てた所に居ればよかったのだ。強く、そう思う。
ちっとも進まない満員電車状態を、いったいどれくらい長いあいだ経験しただろう。1時間ぐらい?
やっと抜けだして、出窓のある家々の道に行けたのが19:00頃。
ああ…こっち普通に撮影出来るし…。火をつける瞬間から見れんじゃん。
YOUTUBE動画1(通過する松明。音楽つき)
YOUTUBE動画2(火のついた松明)
YOUTUBE動画3(松明の点火から練り歩きまで)
YOUTUBE動画4(火のついた松明)
途中、たまたま発見した、多分【由岐神社】の神職さん。
家々を巡って挨拶していた。
結論:行き帰りの叡山電鉄の混雑は覚悟すべし(車両は通行止め)、【鞍馬寺】前から右へ折れる道で待機すべし(他の場所より火祭が見易い)、コンビニなんか一切無いので食料が必要な人は事前に買っておくべし(飲料は駅に自販機がある)
まあこんな感じ? もうね、行かないのが一番いいと思う。本当に怖かった、私はもう一生行かないだろうな。