神々の山嶺を読了しました。
エベレスト登頂にまつわる小説です。
フィクションではありながら、エベレストに世界で最初に登ったのは誰なのかという実在の謎に迫りながら進んでいくので、リアルな感触があります。また、作者の夢枕獏さんはこの作品のために6度もエベレストまで足を運んでいたようで、細部まで非常に精緻に描きこまれてあり、読み応え抜群です。自分も昨年2回ほど登山(ハイキング)をしましたが、この本を読んだら、8000m級の登山というのは自分の知っている登山の延長線ではない異次元の行為、まさに神々の領域に足を踏み入れる行為なのだと感じるようになりました。
以下は、本文の中でかっこいいなと思った文章です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます