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「磁気嵐」

2019-11-24 07:51:48 | 地震

太陽フレアがもたらす「磁気嵐」世界で初めて音声化に成功!

太陽
太陽から放出されるプラズマエネルギー(SOHO/LASCO C2)

 欧州宇宙機関(ESA)の研究チームは、過去5年間に観測した「磁気嵐」のデータを分析して、周波数を音声化することに世界で初めて成功した!

 

 磁気嵐は、太陽面で起きる大規模爆発(フレア)によって放出されたプラズマエネルギーが地球に吹きつけることで引き起こされる地磁気の乱れで、GPSの誤差が生じたり、通信・電波障害などさまざまな弊害を引き起こすおそれがあることから、米航空宇宙局(NASA)をはじめ、日本では情報通信研究機構(NICT)など各国で太陽活動の変化を観測している。

太陽から地球に吹きつけるプラズマの風

太陽風
太陽フレアによってプラズマ粒子が地球に吹きつける模式図。地球の磁場に乱れが生じて、さまざまな障害を引き起こすおそれがある。ESAのクラスターは太陽活動と磁場の変化を観測する4機の衛星だ(ESA)

 

 フィンランドのヘルシンキ大学の研究チームは、ESAが運用する4機のクラスターⅡ衛星が、2001年から2005年まで観測した6回の磁気嵐のデータを分析した結果、電磁波の周波数を、人の耳に聞こえる可聴信号に変換することに成功した。

 

 ESAが公開した音声データを聞くと、(A)太陽風が地球に到達する前には、地球の磁場の音は低く、一定して聞こえるが、太陽風が到来すると(B)周波数の振り幅が2倍近く上下し、音も高くなるという。(以下A

 

 

 太陽風が地球の磁気圏に近づいた際に、ガスや塵にぶつかってできる衝撃波によって速度がガクンと落ちる「バウショック」と呼ばれる境界を通過し、磁場に到達するまで、波形は研究者の予想を超えるほど複雑に変化しているという。(以下B)

 

 

 私たちには、宇宙怪獣が登場するSF映画の効果音のように聞こえるが、研究者にとっては「地球が奏でる歌」だという。

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津波跡

2019-11-23 07:45:24 | 地震

未知の南海トラフ地震 7世紀と9世紀の津波跡 静岡県で発見

静岡
静岡県西部を流れる太田川の河川改修工事で現れた過去の津波堆積物。地層断面の高さは約4.5メートル(産総研)

 今後30年以内に70〜80%の高い確率で起こりうる南海トラフ地震について、産業総合研究所と静岡県立磐田南高校のチームは、震源域の東側にあたる静岡県西部で、7世紀末と9世紀末に未知の南海トラフ地震が発生していたことを裏付ける津波の痕跡を発見した。

南海地震と東海地震とは

南海トラフ
かつては紀伊半島の東と西で、東海地震と南海地震と区分して考えていたが、現在は南海トラフ全体を1つの領域として南海トラフ地震と考える(政府地震調査研究推進本部)

 

 南海トラフで過去に起こった大地震を知るためには、これまで古文書など歴史記録にもとづいて調査が行われてきたが、現存する史料には時代や地域ごとに質や量の面で差があり、解明されていない空白の期間がある。

 

 また、一言で南海トラフ地震といっても、その震源域や揺れの範囲はさまざまに異なるため、かつては紀伊半島の東と西で、東海地震と南海地震というふうに分けて考えていたが、現在はフィリピン海プレートが日本列島の下に沈み込む南海トラフ全体を1つの領域としてとらえる考え方が主流になっている。

 

 こうしたなか、産総研の藤原治副研究部門長と磐田南高校の青島晃教諭のチームは、静岡県西部を流れる太田川で、河川の拡幅工事によって出現した長さ1キロ、深さ4メートルに及ぶ地層断面に着目し、津波堆積物の調査を実施。

 

県立高校の先生が野外調査中に発見

磐田
きっかけは、静岡県立磐田南高等学校の青島先生が2011年8月の野外調査中に、太田川の河川改修工事現場で見つけた津波堆積物だった(静岡県立磐田南高校/青島晃先生の調査報告書より)

 

 太田川低地は、東海地震の震源域の上に位置し、低湿地帯の軟弱地盤であるため、農耕に適さず、古い地層がそのままの姿で残っている。3年間に及ぶ調査の結果、4つの津波堆積物が見つかり、その中には川の砂には含まれていない海の「ザクロ石」が多く含まれていることがわかった。

 

 さらに津波堆積物は、少なくとも海岸線から2キロ以上、内陸側に分布していることから、高潮を上回る大津波が何度も繰り返し遡上(そじょう)していた可能性も判明。

 

南海地震と東海地震が連動

地震
南海地震と東海地震の繰り返しをまとめた図(産総研)

 

 4回の津波で運ばれた堆積物の年代を分析した結果、最も古いのは7世紀末、次いで9世紀末、11〜12世紀、15世紀後半〜17世紀初頭だと推定された。新しい時代のふたつは、歴史記録と照らし合わせて、それぞれ「1096年の永長地震」と「1498年の明応地震」による津波と結びけた。

 

 しかし、それ以前に東海地震が起きた歴史記録は無いことから、9世紀末の津波については、「887年の南海地震(仁和地震)」と連動して、東海地震も発生していたことと推測。7世紀末の津波については、684年の南海地震と同時かどうかはわからないものの、その近い時期に未知の東海地震が発生していた痕跡であると結論付けられた。

 

安政南海
南海地震は過去に何度も起きている。写真は1854年の安政南海地震と昭和南海地震の津波の潮位を示す伝承碑(和歌山県田辺市/国土地理院)

 

 これまでの研究結果と合わせると、過去1300年間で、南海地震と東海地震が同時発生したことは、887年の仁和地震と「1707年の宝永地震」の2回。その他にも、「1361年7月の正平地震」と「1854年12月の安政南海地震」のように2日から数年程度の間隔で起きているという。

 

 研究チームは、「南海トラフ巨大地震の発生時期や規模を推定するうえで役立つ発見だ」として、今後はそれぞれの地震の規模や津波の遡上範囲の特定を進めるとともに、遠州灘周辺で起きた地震に伴う海岸の隆起や沈降が起きた範囲の復元を目指すとしている。

繰り返されるのでしょうか・・・・・

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38年ぶりに来日する。

2019-11-22 21:57:18 | 日記

久々に来日のローマ法王とバチカンが置かれている「危機的な状況

Photo:Lisa Maree Williams/gettyimages © Diamond, Inc 提供 Photo:Lisa Maree Williams/gettyimages

フランシスコ法王就任以来のあれこれ

いかに異例ずくめだったか

 ローマ法王が38年ぶりに来日する。

 滞在中は広島と長崎の訪問や、東日本大震災の被災者との面会などが予定されている。前回ヨハネ・パウロ2世が来日した時は、初めてローマ法王が日本を訪れたとあって、各地で熱狂的に迎えられた。今回はどうなるだろう。個人的に気になっているのは、東京ドームで行われるミサである。何か荘厳な雰囲気を出すための演出はあるのだろうか。いまから気になって仕方がない。

 新しい法王が誕生した時のことをおぼえている人も多いかもしれない。

 2013年3月13日、午後7時6分、バチカンのサン・ピエトロ広場を埋め尽くした人々が、システィナ礼拝堂の煙突から白い煙が上がるのを見て歓声をあげた。新法王の選出会議コンクラーベで、新しい法王が選ばれたという知らせである。ちなみにコンクラーベ(どうしても“根比べ”と脳内変換してしまう)の結果を煙で知らせる慣習は18世紀からというから意外と新しい。

 新法王に選ばれたのは、アルゼンチンのブエノスアイレス大司教だったホルヘ・マリオ・ベルゴリオ。彼は266代目の法王、フランシスコとなった。

 フランシスコ法王就任以来のあれこれがいかに異例ずくめだったか、また現在のバチカンがどれだけ混乱しているかなどを知るために、ぜひ本書『悩めるローマ法王 フランシスコの改革』の一読をオススメしたい。本の面白さはいろいろな角度から語ることができるが、本書の面白さは、書いてあることが「知らないことばかり」ということに尽きる。バチカンはなんと面白い場所だろう。崇高な使命をおびて集いし人々の間で、欲にまみれた争いごとが起きる。実に人間くさい空間なのだ。

「性的虐待」の問題で

危機的な状況に

 フランシスコ法王は1936年12月17日、イタリア移民の長男としてアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに生まれた。現在82歳。2000年の歴史の中で、中南米出身の法王は初めて。またフランシスコはイエズス会の修道士でもあるが、イエズス会出身者が法王になるのも初めてである。本書によれば、法王名にフランシスコを選んだのも異例だという。イエズス会ではなく、アッシジの聖フランチェスコとして知られるフランシスコ修道会の創始者からとった名前だからだ。

 どうやらこれにはフランシスコ法王の過去も影響しているらしい。

 フランシスコがイエズス会アルゼンチン管区長だった時代は、ペロン大統領の失脚と軍事クーデターで国内は混乱の極みにあった。フランシスコはその後、イエズス会士が軍部に拉致され拷問された事件で軍事政権に協力的だったとデマを流されるなどして、イエズス会内部で失脚させられている。この時の傷が生々しいのか、大司教に就任してからバチカンをたびたび訪れる機会があったものの、ローマのイエズス会本部には一切足を踏み入れなかったという。本書は、他の修道会の創始者の名前をとったのは、イエズス会への屈折した思いからではないかと示唆している。

 そのキャリアのほとんどをアルゼンチンで過ごしてきたのも、法王としては異例だ。ローマで学んだこともなければ、法王庁に常駐していたこともない。ヨハネ・パウロ2世は、ローマ法王庁立の大学で学んでいたし、前任のベネディクト16世は権威ある教理省の長官だった。彼らに比べると、フランシスコは非エリートである。

 このエリートではない庶民的な親しみやすさから、フランシスコは就任早々、人々の心をつかんだ。法王宮殿でなく中堅クラスの職員が住むアパートで暮らし、復活祭ではローマ市内の少年院に出向き、法王としては初めてイスラム教徒の女性の足を洗って人々を驚かせた。国際政治の舞台でも新法王は存在感を示している。中南米出身であることを生かし、アメリカとキューバとの間で仲介役を果たしてみせた。

 ところがここへ来て、フランシスコ法王の人気に陰りが見られるという。

 それにはバチカンが置かれている危機的な状況がおおいに関係している。

「性的虐待」の問題だ。

世界宗教であるカトリック教会は

いま岐路に立っている

 2015年のアカデミー賞作品賞と脚本賞を受賞した映画『スポットライト』を観た人も多いだろう。ボストンで長年にわたり行われてきた神父による性的虐待を、ボストン・グローブ紙が調査報道によって明らかにしていく過程を描いた傑作である。教会は性的虐待の事実を知りながら、加害者の神父を別の教区に移動させるなどして組織的に隠蔽していた(移動先で加害神父は犯行を重ねさらに犠牲者を増やした)。2002年に紙面を飾ったこの調査報道はピュリッツァー賞を受賞している。読売新聞のローマ特派員だった著者も当時この報道を受けてバチカンの動きを報じたが、日本の神父の中には「記事は嘘っぱちだ」と吹聴する者もいたという。愚かな話である。

 この問題は法王就任前からのものではあるが、フランシスコ法王にも逆風が吹いている。もっとも衝撃的だったのは、バチカンの機構改革に着手した法王が登用した、G8と呼ばれる最側近のひとり、オーストラリアのジョージ・ペル枢機卿が、母国オーストラリアで未成年者への性的虐待を行った容疑で訴えられたことだ。ペル枢機卿は一審で禁固6年の実刑判決を受け収監されてしまった。この他にも性的虐待に関するさまざまな不都合な事実が明るみに出ている。世界各地でこれだけ声があがっているのをみると、問題の根は相当に深い。教会の存続にも関わる非常事態だろう。

 離婚や同性愛、女性の司祭を認めるかどうかなど、カトリック教会に突きつけられている課題は多い。それらの問題にも本書は多くのページを割いている。宗教のすべてを近代的合理主義や市民の論理でとらえるのは無理があるという意見もあるかもしれない。だが、だからといって因習に縛られたままでは、新しい信者の獲得は難しくなってしまうだろう。

 世界宗教であるカトリック教会は、いま岐路に立っている。

 フランシスコ法王が来日するのはそんなタイミングなのだ。

 38年ぶりの来日をただワイドショー的に消費してしまうのはもったいない。

 この機会にぜひ本書で理解を深めてほしい。

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隕石落下の証拠

2019-11-22 08:18:19 | 環境汚染

生物絶滅の原因か?1100万年前の隕石落下の証拠 南鳥島沖で発見

 
南鳥島
日本の最東端に位置する南鳥島(Wikimedia Commons)

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)や東京大学などの合同調査団は、日本の最東端に位置する小笠原諸島の南鳥島沖の海底で、推定1100万年前に隕石が衝突した痕跡を発見した。陸上にクレーターが見つかっていないことから、海に落下した隕石としては、世界で2例目の証拠になる可能性が高い。

レアアースの調査中に偶然発見

南鳥島
南鳥島の位置と調査範囲(JAMSTEC)

 

 JAMSTEC海底資源センターの野崎達生氏らの調査団は2014年10月、海洋地球研究船を使って南鳥島沖の海底に眠るレアアースなどの海洋資源を調査中、海底下320〜360センチ付近を掘削したところ、「オスミウム」や「イリジウム」という金属が非常に多く含まれた地層を発見。

 

 含有濃度を分析した結果、地球の大陸地殻には1ppb(百万分率)とごくわずかしか存在しないイリジウムが三倍以上も含まれていた。

 

海底下3メートル付近にエジェクタ層

ボーリング
海底をボーリングして、細長い柱状の土壌試料を分析したところ、海底3メートル付近のsection4から、エジェクタ層が見つかった(JAMSTEC)

 

 これは6600万年前に恐竜絶滅を引き起こした巨大隕石の衝突でできたクレーターから、飛び出した物質が堆積してできた地層(エジェクタ層)に比べると、やや少ないものの、カナダに直径90キロのクレーターを作った、2億1500万年前の隕石落下でできたエジェクタ層には匹敵する含有量だという。

 

 さらに含まれる鉱物を電子顕微鏡で詳しく観察したところ、粒子の構造が、隕石落下の際に高温の熱で溶けたあとに急速に冷えたものに特有の特徴を示していたという。

 

高濃度のオスミウムやイリジウムを含有

オスミウム
宇宙起源の物質が大量に含まれている(JAMSTEC)

 

 年代測定の結果、隕石落下が原因でできたエジェクタ層は、推定約1100万年前と判明。陸上に大きなクレーターが存在しないことから、これまで見つかっていない隕石落下を裏付ける証拠だという。

 

 実は1160万年前には、哺乳類を中心に大量に生物が絶滅した歴史があるのだが、地球上で起きた少なくとも11回の大量絶滅のうち、最も新しい1160万年前のできごとのみ、原因が解明されていない。

 

 調査団は、南鳥島沖で見つかった隕石落下の痕跡が、1160万年前の大量絶滅の謎を解く鍵の可能性があるとして、引き続き調査を続けていく計画だ。

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M6.1の地震

2019-11-22 07:50:38 | 地震

タイとラオスの国境地帯でM6.1の地震「震源の深さ10km」

 
国境
タイとラオスの国境地帯でM6.1(USGS)

 米地質調査所(USGS)によると、日本時間21日午前8時50分ごろ、タイとラオスの国境近くを震源とするマグニチュード(M)6.1の地震が発生した。

 

 地震が発生したのは、国境に近いタイ東北部チャルームプラキアット郡から31キロ東のラオス側の山岳地帯で、震源の深さは約10キロと推定される。

推定


22日 午前5時23分ごろ、茨城県南部でM4.5の地震が発生し、茨城県笠間市などで震度3の揺れを観測した。

続いてますね。

 この地震の震源地は茨城県南部で、震源の深さは約50キロ。この地震による津波の心配はない。

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