非常に強い台風16号は20日00:00過ぎ、鹿児島県大隅半島に上陸し、03:00現在、宮崎県日南市付近を1時間に約30kmの速さで東北東へ進んでいるものとみられます。
台風周辺の発達した雨雲がかかる九州南部や前線の停滞する西日本や東日本では局地的には猛烈な雨が降っている所があり、鹿児島県南九州市や垂水市では県設置の雨量計で1時間に150mm超の雨量を観測しています。
台風はこの後、西日本や東日本の太平洋側を進み、あす21日には日本の東で温帯低気圧に変わる見込みですが、引き続き西日本から東日本にかけて大雨のおそれがあります。暴風、うねりを伴った高波、大雨、高潮、土砂災害、低地の浸水、河川の増水やはん濫に厳重な警戒が必要です。