しーさるの鉄日記

東急田園都市線・大井町線の新ダイヤを分析


先週改正した東急田園都市線・大井町線の新ダイヤを時間帯ごとに分析してみる。

★朝ラッシュ時
上りは長津田発を見る限りだと現行ダイヤを踏襲するが、中央林間発準急3本が長津田まで各駅に停車するので、つきみ野、南町田、すずかけ台、つくし野は純増となる。下りは準急2本が長津田行から中央林間行に延長変更、8時台各停1本が長津田~中央林間間で削減されるが、準急10本が長津田から各駅に停車するので、急行通過駅では純増となる。東工大に通学する学生にとっては吉報だ。

下りは行先変更の影響で、朝ラッシュ時の東武スカイツリーライン上り急行のうち3本が、中央林間行から長津田行に変わる。慣れない行先に戸惑う通勤客がいただろう。

★データイム下り
半蔵門線内での急行が10、20分間隔だったのを、15分間隔と改正前に戻している。そのため、現行ダイヤだと東武線から直通する田園都市線内急行がデータイムにないのだが、改正後では久喜発の半数が田園都市線内急行になっている。東武からの直通は押上での停車時間を1分から3分に拡大、半蔵門線の時刻を2分繰り下げている。このことで千代田線代々木上原方面からの接続が、大手町、表参道ともに2分だったのが4分に拡大している。

渋谷発の時刻を見ると、09分、39分発が現行では渋谷始発だが、今回の改正では押上発長津田行に変更、代わりに27分発が26分発の渋谷始発になる。始発が急行続行から準急続行になることで、半蔵門線から用賀までの急行通過駅の有効本数が減ってしまうのが難点だ。渋谷発09、39の長津田行は二子玉川で大井町線からの急行中央林間行に接続、長津田には58、28に到着し、19分で折り返す。また、大井町線からの急行は中央林間に着いたら、たった2分で折り返す。下りの少しの遅れでも上りに波及しそうだ。

半蔵門線内での急行は等間隔になったが、渋谷での停車時間が1分、3分とバラバラなので、田園都市線内では17分、13分間隔になっている。現行の06、36発の押上発急行は、南栗橋発急行になり渋谷で3分停車の1分繰上げ、18、48発は半蔵門線内で2分繰り下げたものの、渋谷での停車時間を3分から1分に縮小しているので渋谷発時間は変わらない。

大井町発は07分、37分発の急行は中央林間発になり1分繰上げているが、18分、48分発の急行は23分発、53分発に5分繰下げ、急行の11、19分間隔は17、13分間隔と少し改善されている。18分、48分の急行は準急に3分で接続しているが、改正後はタッチ差で準急に接続しなくなるので、溝ノ口で急行まで6分ほど待たなければならない。各停への接続は良くなるが。

急行の時間繰り下げの影響で大井町発21、51の青各停が2分繰り上がるが、旗の台で急行に追い抜かれるので、旗の台から先の時刻に変更はない。

★データイム上り
中央林間発の時刻表を見ると、23分、53分発の準急押上行が24分、54分発の急行大井町行に、05分、35分発の各停渋谷行が準急久喜行に、19分、49分発の各停久喜行が各停渋谷行に変わっている。つまり準急が12分繰り下がることになる。急行は南町田に停車するので1分繰り上がる。

急行大井町行は二子玉川で長津田始発の各停押上行に接続することで、現行の準急押上行の代わりとなる。準急は15分ずれたものの、二子玉川から3分前を渋谷止が走るのは現行と変わらない。渋谷から先の半蔵門線内についても、中央林間方面と違って時刻変更は少ない。

大井町線については溝の口発22分、52分の急行が中央林間発になったので、17、47分発に繰上げ、その影響で18分、48分発の緑各停大井町行が20分、50分発になっている。

★夕ラッシュ時
渋谷発時刻については変更ないが、長津田~中央林間間を鷺沼待避各停の行先変更で適正化している。例えば、長津田発18時36分の中央林間行を部分廃止、代わりに長津田発19時13分と47分の中央林間行を新設している。20時台についても17分と52分に中央林間行を新設している。急行については、渋谷発21時57分の中央林間行を長津田行に変更している。夜間時間帯や朝ラッシュ時終了後において、急行の長津田から先を部分廃止する時、小田急のような化け急行にすれば、乗換えの手間を省くことができる。

大井町発での時刻変更は18時台前半で数分繰り上がっているのと、19時発の急行が4分繰り下がり、代わりに19時02分発の各停が2分繰り上がったくらいだ。新たに田園都市線に直通するようになったのは、先日のブログに書いた通り、18時12分発、19時04分、20時45分の3本、いずれも渋谷からの急行と続行せずに離れて設定される。
18時12分発は桜新町で急行に抜かれた各停から接続、この各停を梶ヶ谷で追い抜くほか、鷺沼でも各停と緩急結合する。19時04分発も桜新町で急行に抜かれた各停から接続するが、次に各停を追い抜くのは江田となるので、急行通過駅利用者はあまり乗り込んでこないかと。20時45分だけ、二子玉川で無待避各停から接続、鷺沼で緩急結合して、江田で各停を追い抜く。

なお、土休日については渋谷発17時19分の始発の長津田行を新設している。ただ、5分後には始発の急行があり、梶ヶ谷で追い抜かれるので、鷺沼から先の客はそちらを利用すると思われる。

★深夜
平日は動きがないが、土休日ダイヤで最終急行直後の始発中央林間行を長津田行に変更、代わりに24時08分の長津田行を中央林間行として、24時15分発の最終中央林間行の混雑緩和を図る。

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