北越急行、しなの鉄道、上田電鉄2022年3月改正

北越急行、しなの鉄道、上田電鉄の2022年春のダイヤ改正、改正概要は以下の通り。

★北越急行

●超快速１往復を廃止する。

●犀潟発12時21分の六日町行を信越本線に乗り入れさせ、直江津発12時14分にする。

●直江津発13時16分の六日町行を金土休日のみ上越線に乗り入れさせ、越後湯沢着14時41分とする（塩沢停車）。14時27分の六日町行は上越線乗り入れを定期化させ、毎日越後湯沢まで運転する。

●六日町発10時57分の犀潟行は、上越線、信越本線の両方に乗入れ、越後湯沢発10時41分の直江津行とする。

★しなの鉄道

●以下の列車を土日運休とする。

★小諸発7時05分長野行　★軽井沢発7時43分小諸行　★軽井沢発17時33分小諸行　★小諸発18時20分長野行
★長野発5時58分軽井沢行　★小諸発16時56分軽井沢行　★長野発19時44分小諸行

★長野発8時13分妙高高原行　★長野発18時14分妙高高原行　★長野発20時06分妙高高原行
★妙高高原発8時39分長野行　★妙高高原発19時06分長野行　★妙高高原発20時59分長野行


★上田電鉄

●13時台の列車を上下共に10分繰り下げる。

上信越地方のＪＲ以外の2022年春改正を振り返ってみる。

北越急行は越後湯沢発9時56分の超快速『スノーラビット』が廃止に、このことで9時14分から10時41分まで開くことになる。東京発8時24分の『とき』に乗れば、超快速乗り継ぎで直江津に10時53分に着けるけど、東京発8時44分の『はくたか』だったら乗り換えなしで上越妙高着10時45分だからな。直江津着は11時13分と20分遅くなるけど。この超快速の廃止で交換する上り電車の時刻変更はないようだ。

また、直江津発13時53分の超快速『スノーラビット』も廃止に、直江津発では13時16分から14時27分まで開くことになる。『スノーラビット』は高田方面から来る普通からすぐに接続していたけど、上越妙高発14時00分の『はくたか』に乗ったら東京着15時52分、超快速と『とき』乗り継いだら東京着16時28分だからな。この超快速の廃止で越後湯沢発13時24分の普通は儀明信号場での４分の運転停車が解消、代わりに十日町での停車時間を３分から８分に拡大して、まつだいの停車時間も繰り下げている。ほくほく大島から先の時刻は改正前と変わらない。

直江津行『スノーラビット』の次の普通は六日町発犀潟行となっていたため、越後湯沢発10時30分の普通から接続、犀潟で信越本線に乗り換えて直江津着12時31分になっていた。今回の改正では、両方とも乗り入れとして、越後湯沢発10時41分直江津発11時59分に、所要時間は２時間01分から１時間18分に43分短縮した。越後湯沢での東京発『とき』からの接続時間は９分だったのが20分に拡大、直江津では12時12分の上越妙高行『しらゆき』や12時15分の泊行に接続するようになった。

その折り返しの犀潟発12時23分も、信越本線の直江津発からの接続がなかったのが、直江津発12時14分として延長、直江津で11時32分から13時16分までの１時間40分以上のタイムラグを埋める。直江津発に延長となったため、直江津着11時54分の新井発気動車や、直江津着12時05分の泊発列車から接続するようになった。

その次の13時16分の六日町行は、六日町で後続の『スノーラビット』に乗り換え越後湯沢着14時54分になっていたのが、『スノーラビット』が廃止になってので、金土休日のみ越後湯沢まで乗り入れて、越後湯沢着14時41分とする。ただし、月火水木は六日町で上越線に26分接続となり、越後湯沢着15時07分となる。東京行新幹線への接続は、15時09分の『とき』には間に合わず、16時01分の『たにがわ』まで待つことになる。

さらに14時27分の六日町行は月火水木は六日町で上越線に乗りかえて、越後湯沢着15時55分となっていたが、金土日と同じく越後湯沢まで直通して越後湯沢着15時43分となった。このことで16時01分の『たにがわ』への乗り換えに余裕が出た。

しなの鉄道は大きな時刻変更はないが、朝夜を中心に13本が土日運休となる。

朝時間帯は、長野発5時58分軽井沢行、小諸発7時05分長野行、軽井沢発7時43分小諸行が運休になる。上田発長野方面は09 31サ 36 51（サはしなのサンライズ）とあるが、土休日は09と51だけの運転になる。篠ノ井以北は篠ノ井線直通が入るが、それでも28分開く。軽井沢発7時43分は、東京からの『はくたか』から９分で接続するが、小諸へは佐久平経由の方が１分だけ早く着くからな。北しなの線では長野発8時13分の妙高高原行が土休日運休に、妙高高原でトキ鉄に47分待ちになるからな。豊野までは12分後の飯山線がフォローするが、その先は１時間40分以上開く。逆方向は妙高高原発8時39分が運休に、柏崎から来る妙高高原着8時36分に接続するのは9時08分になる。この列車についても、豊野から先は７分後の飯山線がフォローする。

夕方以降は、軽井沢発17時33分小諸行とそれに接続する小諸発18時20分長野行、小諸発16時56分軽井沢行、長野発19時44分小諸行が土休日運休となる。軽井沢では17時00分から18時02分まで列車がなくなり、小諸から先も１時間近く開くことになる。長野発は、平日は19時18分、44分、20時04分のしなのサンセットがあるが、土休日は19時18分から20時08分までなくなる。

北しなの線は夕方以降土休日運休列車がなかったが、新たに２往復が運休となる。妙高高原発20時29分以外はトキ鉄との接続があるので、土休日に長野から妙高高原以北へ乗り継げる列車は長野発17時01分、17時27分と連続したあと、19時39分、21時25分だけになる。

上田電鉄では13時台の列車を10分繰り下げる。下りは上田発13時10分だったのを13時20分に繰り下げる。このことで13時16分着のしなの鉄道両方向からの乗り換えが可能となる。高齢者は４分乗り換えは厳しいけど。上りは上田着13時40分だったのを13時50分に変更する。このことで、13時57分の小諸行、14時06分の長野行への接続時間を短縮する。