しーさるの鉄日記

東武SL『大樹』のダイヤと運転日発表


東武鉄道は、SL『大樹』の詳細について発表した。運転区間は下今市~鬼怒川温泉間、鬼怒川温泉行の所要時間は36分、下今市行の所要時間は33~34分となる。下今市発は902、1200、1632、鬼怒川温泉発は1108、1435、1809の3往復運転、下今市では、下りは『リバティ』からの接続を受け、上りは『けごん』『きぬ』を中心に接続する。
途中停車駅は東武ワールドスクウェアのみ、運転日は土日祝の他、10月~11月、春休みは月と金に運転する。またデビュー直後は、8/15、16、21、25日も運転する。乗車には指定料金大人750円、子供380円が必要となる。

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SL『大樹』は、午前、午後、夕方に1往復ずつ走らせることになった。下り3本のうち、3号と5号は『リバティけごん・会津』から20分ほどで接続、1号は『リバティけごん』から16分接続だが、この『リバティけごん』は土休日のみの運転なので、平日は朝一の『リバティけごん・会津』から50分接続となる。ちなみに、この土休日運転の『リバティけごん』は下今市発会津田島行普通に接続するので、鬼怒川へはSLが先着ということはなさそうだ。上り2号・4号は予想していた通り、『きぬ』が『けごん』化した部分に設定された。そのため、『けごん』とは20分ほどで接続する。

最終の鬼怒川温泉発は1809、やまぐち号の新山口着1730、SLみなかみの高崎着1713と比較すると遅く、日の短い秋冬だと暗い中での運転になる。でも、東武ワールドスクウェアのイルミネーション需要が見込めるわけで、SLもそれに合わせて何かやるかもしれない。それに、日の短い時期は紅葉需要もあるわけで。

所要時間と表定速度は下り36分20.7km/h、上り33分24.7キロkm/h。所要時間20分の普通電車に比較してもかなり遅い。でもSLもおかの表定速度が27.6km/hだから、勾配とか考慮にいれるとそんなものか。鬼怒川温泉から大谷向まではクルマで20分だから、この遅さを利用して複数個所で撮影する者が現れるに違いない。鬼怒立岩信号場までは単線になっているだけでなく、ランダムダイヤになっているわけだが、所要時間は固定されている。ワールドスクウェア駅開業のリリースにある時刻表から、大谷向~小佐越間で1~2本交換しそうなダイヤだけど、SLの方を優先させるのだろうか。ワールドスクウェア駅の時刻表といえば、大樹6号の下今市行が1815発で、逆方向の会津田島行がその3分後になっているのだけど、どこで交換するのだろうか。鬼怒立岩信号場と鬼怒川温泉の間で交換する列車がないのも意外だったな。

指定料金は750円と、秩父鉄道パレオエクスプレスの座席指定料金720円を少し上回り、大井川鐵道のSL急行料金800円に次いで高い。しかも、乗車時間は秩父鉄道2時間以上、大井川鐵道75分に対し、SL大樹は30分ほどだから、観光客目当ての強気な料金設定だ。蒸気機関車の保守が大変だというのもあるけど、東武ワールドスクウェアからの利用を割り引けば、家族連れの財布には優しいのではないかと。

SLの指定席の予約は、特急指定券予約システムと別物にするのだろうか。駅窓口や東武トップツアーズのみの販売で、券売機や携帯ネットサービスでは買えないとか。スカイツリートレインは券売機では買えなかったな。

ちなみに、昨日定期券売り場で購入した東武時刻表には『大樹』や東武ワールドスクエア新駅は反映されていない。路線図は反映されているけど、7月になったら改訂版を出すのだろうか。

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