現状、3日目(木曜日)において、鹿児島中央着1501、鹿児島を2157を発車して、深夜未明に肥薩線を経由しているところを、鹿児島中央を1530に発車して、肥薩おれんじ鉄道を夕方時間帯に通過するように変更する。
具体的には川内を1630に出発、薩摩高城では海岸散策のため30分停車、水俣ではフレンチ料理の夕食のため1830~2015まで停車し、八代には2215に到着する。
また、4日目の阿蘇のバス観光プランについても、出発時間とコースを見直し、竹田市を含むルートに変更する。これに伴い3泊4日のご旅行代金の見直しを行なう。
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今まで肥薩線を経由してきた「ななつ星in九州」だが、来春からは旧鹿児島本線経由。肥薩線は昭和2年まで鹿児島への唯一のルートだったから、その時同様、人吉経由から水俣・出水経由へと変更になる。肥薩線経由といっても、肝心の矢岳越えは夜遅くの通過だから意味ないし。客車列車がループ線やスイッチバック駅を通るのは面白いのだけど、夜間時間帯だと実感が沸かない。
肥薩おれんじ鉄道及びその沿線にとっては、これは大きな話。週一回とはいえ通行料が支払われるし、薩摩高城と水俣ではお出迎えができる。薩摩高城駅は、自分が駅降りた時は海に近いだけの駅だったが、ここ数年で待合所や海岸への遊歩道が整備され、去年のダイヤ改正ではおれんじ食堂が15~18分停車するようになった駅。整備は社員が手作業で行なったものだが、まさか「ななつ星」まで停車するとはね。今度は「ななつ星」の停車に合わせて、ホームも整備されそうだ。
夕食の材料は沿線のものを積み込むのだろうか。おれんじ食堂と同じ料理を提供する料理の乗入れでもしても良さそうだけど、料理提供店の兼ね合いとかで難しそうだ。また、おれんじ食堂のように薩摩高城駅や水俣駅で「駅マルシェ」が行なわれるか気になるところだ。なお、おれんじ食堂は貸切も含め木曜は運休なので、ななつ星と同じ日に運転されることはない。
鹿児島での長時間停車は取止め、仙厳園での夕食、庭園散策、沈壽官窯での絵付け体験はコースから外されることになる。世界文化遺産に登録された直後なだけに、少し残念なところである。夜間時間帯は肥薩線通過から熊本での長時間停車に変更するようだ。熊本から先は現行とほぼ同じダイヤとなる。阿蘇駅からの早朝バス観光の終点は、阿蘇駅から豊後竹田駅となり、豊後竹田駅から再び「ななつ星in九州」に乗ることになる。
「ななつ星in九州」は、肥薩おれんじ鉄道で走行する唯一の客車列車になるけど、DF200を運転するのはどこの運転士になるのだろうか。肥薩おれんじ鉄道が週一運転の列車のために育成するか、JR貨物の運転士を使うか、はたまたJR九州の運転士を使うか。ディーゼル機関車がこの区間で走行するのは珍しいからな。
なお、台風15号による肥薩線不通の影響で、「ななつ星in九州」は一足早く肥薩おれんじ鉄道を通過したとのことだ。鹿児島での長時間停車の後だから、深夜時間帯の通過になるけど。肥薩おれんじ鉄道も台風15号で数日運休になったけど、肥薩線の方が災害リスクが高いのだろうか。
3セクを走るクルーズトレインといえば、JR東日本の四季島がIGRや青い森鉄道を走るか気になるところだ。単線で遠回りの奥羽本線より、複線で盛岡などを経由するルートを選択する可能性はあるからな。
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