しーさるの鉄日記

JRグループ春改正(千葉八王子)


JR東日本千葉支社と八王子支社、富士急行の春改正概要は以下の通り。

●池袋発着の成田エクスプレス2往復増発し、データイムの新宿系統を毎時2本で統一する。(池袋発1203、1803、成田空港発1245、1345)また、増発分1往復の他に夕方2往復を、6両から12両に編成増強する。
これに伴い12号、22号、29号、34号の横浜方面への運行を見直す。
●東京発1730の『さざなみ』を姉ヶ崎に停車させる。
●『新宿さざなみ』の館山発を1314から1501に繰り下げ、利用しやすい時間帯にする。

●平日の京葉線において、東京発1832の西船橋行を新設、西船橋で府中本町行に接続させる。
●東京発802の快速君津行、君津発952の快速東京行を新設する。これに伴い、東京~館山間で平日運転していた特別快速は廃止する。
●君津で総武線直通快速と館山方面普通列車をホーム上接続させる。これに伴い、データイムは千葉~館山間の普通列車は、木更津~館山での運転に変更する。
●久留里線、久留里から上総亀山において、上り初列車を約1時間繰り下げ、下り終列車も1時間繰り上げる。

●平日夜間の中央線快速1本を通勤快速化させ、東京発2134の通勤快速高尾行に変更する。また、新宿発22時台の快速を23時台にシフトさせて、新宿発2316の快速の混雑緩和を図る。
●平日夜間の新宿始発特別快速を東京始発に変更し、中野にも停車させる。これに伴い、現行の新宿始発は快速に変更する。
●平日23時台の中央・総武線各駅停車武蔵小金井行を三鷹行に変更させる。(土休日は22時台の武蔵小金井行を中野行に変更)また、6時台の武蔵小金井発も三鷹発に変更させる。

●南武線において快速・各停の待ち合わせ駅を、下りは現行の武蔵溝ノ口から稲城長沼(土休日は武蔵中原も)、上りは現行の稲城長沼から登戸に変更する。これに伴い土休日の下り快速は2分、上り快速は1分時間短縮する。

●富士急行の平日ダイヤにおいて、河口湖発1626の快速を新設する。(富士急ハイランド、富士山、三つ峠、都留文科大学、都留市に停車)また、大月1155発の快速についても、停車駅を追加し、新設の快速と同じものにする。
●富士登山電車0.5往復を廃止し、平日1往復、土休日1.5往復体制とする。
●JRから直通する『成田エクスプレス』について、フジサン特急と同じ特急料金を設定する。また、グリーン料金600円、直通快速用の座席指定料金200円も新たに設定する。

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JRグループ改正ネタのラストは首都圏、こちらも大きな動きはなく、内房線の木更津分断、南武線の待避パターン変更、高崎線特急のテコ入れ程度との改正となった。

NEXの池袋発着の増発は、横浜系統に新たに連結するようになっただけなので、東京~成田空港間での増発はない。それどころが、成田空港発1245の22号については増結しないから、行き先が大船から池袋に変わる。また、成田空港発1015、1544、横浜発1259は横浜系統をやめるとなっているが、東京~成田空港間も6両に減らすということなのだろうか。あと、横浜発1259は臨時で鎌倉・横須賀方面へ乗り入れているから、その辺をどうするかも気になるところだ。

『新宿さざなみ』の設定時間帯が早かったのは、定期『さざなみ』が多かった頃の名残、13時台は確かに早すぎるよな。改正後時刻の1時間後にも『新宿さざなみ』があるけど、それは繰下げられるのだろうか。

京葉線のE233は市川塩浜側から西船橋へ乗り入れ、新習志野側からだと定期列車があるけど、市川塩浜からの乗り入れとは珍しい。赤いラインの列車が西船橋へ向かうということで誤乗客がでてきそうだ。現行の東京発1832は、蘇我行だけどこれは時刻を繰下げるのだろうか。次の武蔵野線の時刻が繰り下がるのは確実だし。

内房線は、データイムの運転系統分断、君津駅でホーム上接続ということは、木更津~館山間普通が中線の2番線使用、総武線直通快速が上り主本線の3番線折り返しを行うということなのだろうか。現行ダイヤだと、総武線直通快速の約30分後に千葉~館山間普通が設定されているから、それを20分以上繰り上げて接続させる形になる。館山発着普通は千葉口への乗り入れがなくなるのだけど、4両編成が充当されるようになるのだろうか。

中央線は、設定当時から長く続いた通勤快速の新宿始発を取り止めたり、深夜の総武線見直しで中央線グリーン車導入の準備を進めたり。新宿始発の特別快速は三鷹まで通過で遠近分離を図っていたけど、遠距離の利用者が減ったのだろうか。新宿始発の快速は2323発が該当するのだろうか。三鷹で東京延伸となった特別快速に追い抜かれる。そうなると、東京発では2302の快速から2313の特別快速まで開くけど、2312の各駅停車を繰り上げて対応ということになるのだろうな。一方、24時台の方は、東京発2400の最終快速を特別快速に変更、この最終特別快速が新宿を出た数分後を始発快速が発車する感じか。特別快速の三鷹着は4分繰上げ、現状スジを踏襲すると各駅停車豊田行に1分接続するけどホーム別だから無理か。始発快速に乗っても5分しか変わらないけど。中野に停車するようになるものの、新宿~高尾までの所要時間は44分から、データイムと同じ41分に短縮される。立川以外は乗り込む客が少ないから、データイムのスジで大丈夫だということか。

中央線は、4年後のグリーン車導入に伴い、快速と各駅停車を分離する模様。武蔵小金井発着を三鷹発着にしたのは、その一歩目ということなのだろう。先日、夜行バスに乗る前に、御茶ノ水で東京駅発各駅停車の利用率を見ていたのだけど、間引いても支障なくグリーン車連結でフォローできるくらいだった。

南武線は、快速の待避パターンを変更する。平日下りについては、現状の上りのように普通が稲城長沼まで逃げ切ることに、そのため稲城長沼待避普通の後は13分前後間隔が開くことになる。武蔵小杉(土休日下りは武蔵中原)~登戸間で有効本数が増えるのはいいことなんだけどね。
土休日下り快速は2駅で普通追い抜き、逆にいえば普通電車全てが快速に追い抜かれることになる。現行ダイヤだと、武蔵溝ノ口で追い抜いた普通が、稲城長沼で5分後になっているけど、今度はそれが7分ぐらい後に、時間調整して普通の運転間隔を現状と同じ7、13分間隔にするといったところか。土休日下りは時間短縮で41分運転になるけど、平日下り1本目は現行ダイヤでも41分運転なのね。



富士急は、平日、いや月曜~木曜運転の線内快速を上りにも設定。現状ダイヤだと、上り臨時快速『富士山』が金曜日のみ運転なので、月~木曜日は同じスジで『富士登山電車』を運転しているのだけど、今回の改正で『富士山』が約2時間繰り下がるので、月~木曜は通常の快速となった。停車駅を絞っているものの、都留市などで数分停車するので、普通列車より2分しか速くならない。そういえば、下りにも設定されている月~木運転の快速の充当車両は何だろう。

『富士観光電車』は、平日の大月1531発河口湖行と、土休日の河口湖947発大月行が廃止されることに。先述した上り『富士山』スジの『富士登山電車』も設定時間を30分以上繰り上げる。本数を減らすくらいだったら、昔のように定期列車に増結した方がいいのにね。着席券が売れなくなるか。

『成田エクスプレス』の富士急線内での特急料金設定は、直通特急として浸透してきた証拠なのだろうか。国鉄時代の急行乗り入れの流れで、直通列車には特に特別料金を設定してなかったからな。昔と違って、今では元JR特急の線内特急を運転しているから、JRからの直通特急にも料金が必要になるのだな。

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