しーさるの鉄日記

JRグループ改正概要(北関東・静岡)


JR東日本の北関東、上野東京ライン関係、JR東海の在来線の改正概要は以下の通り。

●平日朝に熊谷606の上野行『スワローあかぎ』を新設する。
●特急草津の停車駅を上野、赤羽、浦和、大宮、熊谷、高崎、新前橋、渋川、中之条、長野原草津口に統一、深谷、本庄、群馬原町、川原湯温泉は通過とし、所要時間を6~13分短縮させる。また、草津2号は設定時間を2時間繰り下げ、長野原草津口発1303とする。
●新前橋発1734のあかぎ10号は廃止、新宿着911の『スワローあかぎ』は、前橋~高崎間で部分廃止し、新宿着933の湘南新宿ラインを高崎発に変更する。

●データイムの両毛線のダイヤをパターン化させ、高崎~伊勢崎間は約30分間隔、伊勢崎~小山間は約60分間隔での運転とする。また、高崎駅の発車ホームを統一する。
●データイムを中心に上越線・吾妻線の一部列車を高崎~新前橋間で部分廃止し、新前橋折り返しとする。

●小山718の桐生行を新設する。これに伴い、高崎発黒磯行は小山行に変更する。
●烏山線の全列車をACCUMで置き換える。

●土休日の上野東京ラインにおいて、高崎発954の熱海行、熱海発1351の前橋行を10両から15両に変更する。
●特急『ひたち』『ときわ』、特別快速などの品川発を1分繰下げ、所要時間を短縮させる。
●東海道線の東京発18時台の電車1本を19時台にシフトさせ、混雑の平準化を図る。
●『湘南ライナー』の東京発を4分繰り上げ、1830発に変更、『湘南ライナー』の東京発時刻を00、30分でそろえる。

●平日の東海道線において、島田発647静岡着714の列車を増発する。
●沼津700発の静岡行ホームライナーを、平日は3両から6両に増結、土休日の朝も運転とする。また、三島643発の普通を増発して、このホームライナーに接続させる。なお、『ホームライナー沼津6号』と『ホームライナー静岡3号』については、土休日の運転を取り止める。
●浜松発23時台において、磐田・袋井方面の運転間隔を見直し、東京2200発の『ひかり』からの乗継も改善させる。また、三島2249発の沼津行に23時台からシフトさせた富士行を接続させることで、東京発2143の『こだま』に乗った場合でも富士方面へ帰宅できるように改善する。
●島田発2003の列車の藤枝5分停車をやめて、静岡発2038の東京行『ひかり』へ接続させる。

●愛知環状鉄道において、水曜と金曜の夕方に三河豊田~新豊田間で『ゆうシャトル』を運転する。

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高崎線は、ピーク時間帯以前に特急が新設された。常磐線では昔から早朝特急が設定されていることを考えると、今更という感じ。夕方~夜の『スワローあかぎ』は、本庄や高崎まで走るが、新設の『スワローあかぎ』は熊谷始発で設定されることになった。現行ダイヤの高崎524発の普通が接続して、熊谷以遠のフォローをするのだろうか。熊谷発が606で上野着705、30分後に熊谷を発車する新幹線より5分早く上野に到着する。宇都宮線からの湘南新宿ラインには、赤羽で2分接続、715には新宿に到着することができる。熊谷発621の湘南新宿ラインに乗っても、735には新宿に着けるけど、着席保証はどんなものなのだろう。

草津は停車駅を削減、車両だけでなく停車駅も特急らしくなった。新特急以前の臨時特急『白根』は、渋川まで大宮、高崎にしか停車しなかったけど。川原湯温泉は、その『白根』も停車してきたけど、ルート変更以前から利用客も大幅に減少していたし、通過となるのは仕方はないか。草津1号は5駅通過するだけなのに13分の時間短縮、停車時間を削れそうなところはないのに、ここまで時間短縮するとは。新幹線開業前の『あさま』が上野~高崎間大宮・熊谷停車で70分だったから、651系が本気で走れば、現行の82分から10分近い時間短縮ができるのではないかと。

午前中に設定されていた『草津2号』は、昼過ぎにシフト、これで『草津2号』は『草津1号』の折り返しとなり、新前橋から回送する手間が省ける。群馬県内を17時台後半に発車する『あかぎ10号』は廃止に、最終の上野方面在来線優等は16時台後半の『草津4号』となる。『あかぎ10号』は出張客需要もなかったのだろうか。

両毛線は、現状では高崎口約20分毎、前橋行と伊勢崎行が不規則に設定されて、前橋から伊勢崎は15~40分毎、伊勢崎から小山は午前60分毎、午後40分毎になっているわけだが、それを前橋から伊勢崎を30分毎、伊勢崎から先を60分毎にするとのこと。ダイヤはわかりやすくなるけど、伊勢崎以東での通学時間帯の減便が少し気がかかり。115系4両が211系5両になるとはいえ。
高崎~新前橋間では一部列車を統合、水上・沼田方面から新前橋行が設定されることになる。鉄道ファンとしては車両センターのある新前橋での折り返しによる運用上のメリットは理解できるけど、利用客にとっては乗り換えが必要になることでの不便さは否めない。この統合と両毛線の30分間隔化で、高崎問屋町と井野は本数が減るけど、常磐線の水戸以北は乗降客数が高崎問屋町越えで毎時2本だからね。出張客需要の見込まれる午前時間帯において、新幹線から前橋行への接続はきちんと確保してほしいところだ。

両毛線栃木口は、宇都宮線へ乗り入れていた運用を折り返すことで、朝時間帯の小山→桐生間列車の新設、佐野や足利を8時前後に発着することで、通学需要に応え、現状小山発726の高崎行と遠近分離する。午前の宇都宮線乗り入れはなくなるけど、午後の宇都宮線乗り入れはどうなるのだろう。通学需要はあるけど、イレギュラーな高崎の211乗り入れさせて、宇都宮を12分で折り返させているからな。東海道線を含め小山以南でのダイヤ乱れを考えると、両毛線の乗り入れは増やした方がいいと思うのだけど。

烏山線は、ACCUM置き換えで時間短縮を図るのだろうか。現状だと国鉄型気動車のスジと変わらないからな。2年半前に乗った時は本気出して走ってなかったから、秋にでも乗りに行くべきかか。東武の『大樹』『リバティ』と組み合わせて。

上野東京ライン(常磐線)は予想通りの時間短縮、夕方の常磐線快速も時間短縮で品川発車時刻が繰り下がれば、京急や新幹線との接続時間が少し長くなり、エキナカでの買い物時間が少し確保される。東海道線の時間帯シフトは、赤羽1844発上野1854着の宇都宮線に乗って、常磐線の席を確保している身としては気になるところ。

JR東海は静岡地区だけ大きい改正することに。静岡口は朝ラッシュ前時間帯に島田・藤枝・焼津方面からの増発、静岡着706と722の16分ブランクの真ん中に入る。土休日も運転することになったホームライナーは、18旅行時にロングシートを避ける時に効果的だけど、品川発435の普通列車から乗り継がなければならないのか。代わりに、静岡1900発の沼津行『ホームライナー』と、折り返し沼津2047発の静岡行『ホームライナー』は土休日運休となる。静岡地区の『ホームライナー』は他地区のと違って、静岡、富士、沼津で緩急結合するから、使いやすいのだけどね。

愛知環状鉄道は、水曜、金曜だけの臨時列車運転、トヨタの勤務体制に合わせての設定だけど、新幹線以外で曜日の臨時列車設定とは珍しい。

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