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しーさるの鉄日記

WEST EXPRESS銀河の詳細


JR西日本は「WEST EXPRESS銀河」の詳細について発表した。

運行開始日は来年のGW明けである5月8日の金曜日、週2往復運転、運行区間は下りが京都→出雲市、上りが出雲市→大阪とする。

下りは京都を21時頃に出発、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、生山、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道に停車して、出雲市には9時半くらいに到着する。
上りは出雲市を16時頃に出発、宍道、玉造温泉、松江、安来、米子、根雨、備中高梁、神戸、三ノ宮に停車して、大阪には6時くらいに到着する。

列車種別は特急、普通料金とグリーン料金は他の特急と同じ料金体系だが、グリーン個室には新たな料金体系を設定する。きっぷの発売も一般列車と同じく、全国のみどり窓口や「e5489」でのネット販売となる。

なお、出雲市方面への夜行は9月までで、10月から再来年の3月までは大阪~下関間で昼行特急として運転する。

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「瑞風」より気軽に乗れる長距離列車「WEST EXPRESS銀河」の詳細が明らかになった。

列車としては「サンライズ出雲81号」のような臨時特急として運転、廉価になるとはいえ、他の長距離列車のようにパッケージツアーのみの販売になると思っていたけど、時刻表にも掲載されそうな臨時列車扱いになったのは意外だった。

運転頻度は週2往復、曜日固定にするかどうかはまだ判明していない。曜日固定にするなら、運転開始日から下りは金曜、火曜、上りは日曜、水曜と予想。土曜日は出雲市側で休んで、月曜日と木曜日は大阪側で休むことになる。583系のような昼行特急の有効活用を考えると、土日の午前中に岡山まで「銀河やくも」として往復させたら、面白いのだけど、需要がないか。

下りの京都発は21時くらい、117系の最高速度は110キロだから、新快速に抜かれることになる。西明石から先の複線区間では運転停車して追い抜かれるのではないかと思われる。そう考えると姫路着は23時近くになると思われる。姫路で23時20分まで停車させれば、東京発20時10分、名古屋発21時48分の「のぞみ131号」から乗り換えることができる。

朝になって一番最初に客扱いを行なうのは伯備線の生山、新聞報道によると6時到着で10~20分停車するとのことだ。備中高梁や新見でなく生山にしたのは少し謎なわけだが、日南町長はトマトジュースでもてなすそうだ。生山の6時到着から逆算すると、岡山には0時40分ぐらいに到着して、4時近くまで運転停車することになる。

生山から米子までは1時間半と、「やくも」の倍くらいかかり、米子着は7時45分、米子を8時発だとしても出雲市までは1時間半と、「サンライズ」の1.5倍かかる。安来や宍道でイベントの為の長時間停車があるのだろう。米子発8時11分の「スーパーまつかぜ」が出雲市着9時03分だから、どこかで道を譲るかもしれない。

宍道では、9時10分発の奥出雲おろち接続の木次線に乗り換えられるか気になるところ。奥出雲おろちが出雲市始発になるときは宍道発9時28分だから確実に乗り換えられるけど。出雲市着は9時半くらい、「サンライズ出雲」よりは30分早く到着する。出雲市より西へは46分の「アクアライナー」が接続、出雲大社へは10時近くにばたでんがある。大阪を1時間以上後に出たバスは3時間ほど早く着くが、コンセプトが違うので競合するとは思ってない。

上りの出雲市発は16時頃、最終「やくも」や「サンライズ出雲」より2時間早いが、「サンライズ出雲92号」よりは少し遅い。16時14分に「おき」があるので、直江で追い抜かれると思われる。宍道では34分着の「奥出雲おろち」接続木次線から乗り継げるのだろうか。米子からは伯備線に入り、新聞報道によると根雨は19時くらいになるとのこと。出雲市を16時半に出た「やくも」だけでなく17時17分に出た「やくも」にも追い抜かれて、20分遅く着くのだ。上りも新見を通過して、備中高梁に停車、「やくも」が根雨から備中高梁まで70分だから、交換待ちを考慮すると21時くらいになるかもしれない。ここで最終「やくも」に追い抜かれるのではないかと。駅舎の中の図書館やスタバは21時まで開いているから時間つぶしには困らない。普通に走れば、岡山着は22時過ぎ、3時過ぎまで5時間も運転停車して、大阪を目指す。岡山で長時間停車するなら、客扱いして駅前で買い物できるようにすればいいのだけど、防犯上の問題もあるからな。

所要時間は下りが12時間半、上りが14時間。2000年頃に走っていた「ムーンライト八重垣」大阪→出雲市8時間21分、出雲市→大阪9時間に比べてもだいぶ遅い。出雲観光より列車に乗ること自体が目的ということだから、長時間の乗車ということになるのだろう。生山や根雨での物産の販売もあるし。下りはともかく、上りは夕食の調達が気になるところ。できれば、沿線の地場産弁当が欲しい所だけどね。備中高梁に着くのが21時前だったら、スタバのコーヒーの調達が可能だ。

料金は特急料金を踏襲、大阪~米子までが8,890円で、出雲市までが9,770円となる。ちなみに新幹線と「やくも」を乗り継いだ場合は、それぞれ、9,840円、10,830円だから1,000円強安いということになる。夜行バスは大阪~出雲市で一番高くて6,000円だから、だいぶ差がある。
個室利用にはグリーン個室料金が必要に、1人当たりの金額は100キロまで4,360円、200キロまで5,860円、400キロまで7,240円、600キロまで8,450円となる。サンライズシングルの7,700円と比較すると、大阪~出雲市間で利用すると安くなるが、400キロを超える新大阪・京都~出雲市で利用すると高くなる。

10月以降は大阪~下関まで走行、倉敷から西では山陽新幹線の博多延伸以来の昼行特急となる。走行距離は560キロ、410キロを走る『にちりんシーガイア』を上回り、東北方面だと東京~好摩間に匹敵する。
所要時間はどうなるのだろうか。普通列車で10時間かかるけど、運転頻度を考えると定期列車を時刻変更してでも速達化を図るのだろうか。あまりスジを寝かせると、山口県内は暗いところを走ることになりそうだ。停車駅は、大阪、三ノ宮、神戸、姫路、岡山、倉敷、福山、尾道、広島、宮島口、岩国、徳山、新山口と予想するけど、出雲市発着の停車パターンを見ると、防府や宇部にも停めそうな気がする。

夜行列車だから宿代わりに使えるけど、到着時間の遅さ以前に、人気で席が取れなさそうで、実用性はなさそう。これはどの夜行列車に言えるけど、10時打ちしても席が取れないイメージがあるからな。定員数も少ないし。幸い、座席を連結しているから大阪~三ノ宮間といった利用を気軽にできるのだけど。夜行列車は需要はあるけど、満席で走らせても赤字になるから、中古車が余ったとしても、増やしたくないのだろうな。最終列車の繰上げも行う予定だし。

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