goo blog サービス終了のお知らせ 

しーさるの鉄日記

東武鉄道6/6ダイヤ改正(浅草発着関係)


東武鉄道の6月6日ダイヤ改正、浅草発着の普通列車については全て北千住折り返しとなった。このことで、複々線の内側は日比谷線に乗り入れる7両編成で統一され、内側線から北千住地平ホームに入るのは早朝の北千住発東武動物公園行、南栗橋行、深夜の竹ノ塚発北千住行2本のみとなった。

朝時間帯を見ると改正前は北越谷発504、北春日部発500、北越谷発602、竹ノ塚発731、809、928の6本が運転されていた。うち4本は中目黒行に行先変更となるが、北越谷発6時02分と竹ノ塚発7時31分は廃止となり、北千住以北でも減便となる。普通以外にも東武動物公園発6時11分の区間急行浅草行は北千住以北での運転を取りやめ、THライナーにスジを譲っている。また、北越谷発9時04分の10000系列の北千住行も70000系の中目黒行に置き換わっている。

北千住以南でも運転本数が見直され、先述の北千住発6時33分(北越谷始発)7時49分(竹ノ塚始発)の他に、7時34分の始発も廃止となる。それらは曳舟で急行に接続していたので、その代わりとして区間急行が鐘ヶ淵での待避を取りやめて、曳舟で接続している。浅草発下りも6時47分の竹ノ塚行、8時02分の北越谷行、9時56分の北千住行は廃止、7時22分の竹ノ塚行は北千住行に変更する。

それ以外に、北千住発7時03分の区間急行南栗橋行を08分の区間急行館林行に行先変更の上、繰り下げ、浅草発6時51分の北千住行を吸収する。東武動物公園から館林までは純増、南栗橋方面へは普通東武動物公園行を普通南栗橋行に変更して、この館林行から接続させる。

北千住以南のラッシュ時の運転本数を見ると、90年代は1時間当たり18本が各駅に停車していたが、半蔵門線乗り入れ直前には16本に減少した。半蔵門線乗り入れで浅草行11本、半直6本となった後は、北千住以北からの普通が純減していき、今回の改正では毎時6本だけになった。牛田などの急行通過駅では全盛期の1/3だ。

朝ラッシュが終わる頃には北千住以北も一部列車が見直しされている。例えば、北春日部発区間準急北千住行は廃止になっている。追い抜く普通も追いかれる急行もないからだ。東武動物公園発9時57分の普通中目黒行は北越谷発に変更、それをせんげん台で追い抜いていた南栗橋発急行を準急に格下げして北越谷以北をフォローする。南栗橋発は9時51分から45分に繰り上がるので、栃木方面からの接続列車は10分後の急行になってしまった。
東武動物公園発10時15分の普通中目黒行も、北越谷発10時44分に短縮変更、久喜発10時14分の急行を準急に格下げして、北越谷まで同時刻に走らせる。

データイムでは毎時3本の浅草~竹ノ塚間列車が浅草~北千住間に短縮変更し、北千住~竹ノ塚間では純減となった。

昔のダイヤを振り返ると、半蔵門線と乗り入れ始めた2003年改正では浅草発準急が毎時6本、半蔵門線直通区間準急が毎時3本だったが、2006年に立場が逆転、半蔵門線直通は急行となり、浅草発は普通北千住行と区間準急になった。2013年の改正で区間準急が竹ノ塚発着の普通となり、今回の改正で全て北千住止となっている。

改正前の普通竹ノ塚行を見ると、北千住にX9分着、X1分に特急が通過、X4分に急行が着きX5分に発車、その後X6分に発車で7分停車となっている。五反野、竹ノ塚方面の日比谷線からの普通はX0分発なので乗り換え不可能、X4分着の日比谷線北千住止からは2分接続で階段を下がるだけなので楽に乗り換えられる。千代田線綾瀬行からは6分接続、常磐線取手行、成田行からは3分接続、階段近くでも小走りでないと厳しい。このことから、浅草発竹ノ塚行は、北千住からの客と、4分後を走る日比谷線からの直通客を分離していると思われる。

竹ノ塚発浅草行は、南栗橋発普通の4分後を走り、急行と同時にX8分に北千住到着、日比谷線始発普通に2分で接続する。竹ノ塚発から東武動物公園発普通までは6分開くから、足立区内からの客は南栗橋発に比べて3割減ということになる。でも、草加以北から日比谷線まで乗り通す客もそれなりにいるから、混雑差はないだろう。

浅草発普通の竹ノ塚乗り入れ取りやめで、北千住での7分停車が日比谷線直通との9分接続となる。接続時間が長いものだから、北千住打ち切りの理由はエキア北千住の商業施設を利用させるためだと勘ぐってしまう。青砥から竹ノ塚へ行く場合、関屋に着いてから北千住を出発するのに17分もかかる。踏切に待たさなければ、歩いても間に合うくらいだ。日比谷線の直通と北千住止を入れ替えれば、4分接続となるが、急行と普通の接続駅は草加、せんげん台から西新井、越谷、春日部になる。春日部での接続は下りは可能だが、上りは高架化完成まで待たなければならない。

浅草~竹ノ塚での運転では5運用だったが、それを浅草~北千住間での運転にすることで2運用減の3運用となる。利用者の少ない時間帯はそれでいいのだけど、土日午前は竹ノ塚発列車を残して日比谷線直通の混雑緩和を図ってほしかったのだけどね。まぁ混むといっても足立区内の10分前後の区間の話だけど。竹ノ塚付近の高架化工事の兼ね合いで見直しになった可能性もなくはないけど、北千住スルーで利用する人が少なかった印象だ。

データイムが終わるころに、浅草発15時52分の東武動物公園行があったが、それも北千住行に短縮変更、日比谷線からの北越谷行を東武動物公園行に変更している。夕方は、下りは改正前から全て日比谷線直通だったが、上り普通浅草行は東武動物公園発17時26分と56分が設定されていた。いずれも改正で中目黒行に行先変更となり、北千住以南は同時刻に普通浅草行が設定された。夕ラッシュが終わった後の東武動物公園発20時25分の普通浅草行については区間準急浅草行に格上げとなり、浅草着が10分繰り上がった。

深夜時間帯の浅草発普通については、22時52分の南栗橋行、23時12分の竹ノ塚行、23時44分と0時09分の北越谷行の4本あったが、全て北千住行に短縮変更となった。22時52分の南栗橋行については、後続の日比谷線の竹ノ塚止を東武動物公園行に延長変更してフォロー(先行の北千住止は竹ノ塚行に)北越谷行2本についても日比谷線の北千住行を竹ノ塚行に変更してフォローしたが、23時12分の竹ノ塚行についてはフォローなく純減となっている。なお、改正前の23時44分発は48分に繰り下げとなり、最終急行との接続駅を北千住だったのを曳舟に変更している。

同じく深夜時間帯の浅草行普通は、北越谷発23時20分、竹ノ塚発23時56分、南栗橋発23時18分があったが、全て北千住始発になっている。これに伴い、北千住発23時52分の中目黒行は北千住始発だったのが北越谷発に変更、0時28分の最終南千住行は北千住始発だったのを南栗橋発に変更している。竹ノ塚発は0時11分の北千住行と繰り下げになったが、最終浅草行には3分のタッチ差で接続できなくなっている。常磐線の上野行は遅くまであるけど、3月改正でどうなることやら。ちなみに、北千住発24時02分の最終中目黒行は東武動物公園発だったのを北越谷発に変更、同じ時間帯を運転している最終準急押上行は東武動物公園発だったのを南栗橋発に変更している。

土休日深夜については、浅草発23時57分の普通北春日部行を区間準急に格上げ、北千住着0時11分の日比谷線を北春日部まで延長運転させている。北千住着0時21分の日比谷線も北越谷まで延長運転、北千住発北越谷行最終が0時26分だったのを0時29分に繰り下げて、浅草発だけでなく25分着の取手発常磐線から接続させる。22分着の上野発常磐線からの接続も余裕が出てくる。また、東武動物公園発23時13分と南栗橋発23時18分の普通浅草行を区間準急北千住行に格上げ、それに伴い北千住始発だった南千住行2本を北越谷発に延長変更、北千住以南については北千住発浅草行を同時刻に運転することになった。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事