北近畿タンゴ鉄道は、4/1から運行会社をWILLER TRAINS株式会社に変更、それにあわせて以下の変更を行なう。
●鉄道通称名を「京都丹後鉄道」に変更する。
●路線通称名は「宮津線」を宮津で分断、西舞鶴-宮津間を「宮舞線」、宮津-豊岡間を「宮豊線」と設定する。
●7駅の駅名を以下のように変更する。
野田川駅→与謝野駅、丹後大宮駅→京丹後大宮駅、木津温泉駅→夕日ヶ浦木津温泉駅、丹後神野駅→小天橋駅、甲山駅→かぶと山駅、厚中問屋駅→福知山市民病院口駅、但馬三江駅→コウノトリの郷駅
●くろまつ号の地酒コースの設定を取りやめ、会席弁当の食事が可能なディナーコースを設定する。これに伴い、天橋立での途中下車はできなくなる。
●家族で利用可能なフリーきっぷやイベントの時期に使えるフリーきっぷを新規に販売する。また、イベントの日以外にも丹鉄まるごとフリーパスを販売する。イベントの日に使えるフリーパスは1200円+α、丹鉄まるごとフリーパスは2200円だが、インターネットで申し込むと200円引かれる。
なお、インターネット上で買ったきっぷは、クーポンとして出力のうえ、有人駅で引きかえることになる。
------------------------------------------------------------
2015年度から運行会社が「WILLER ALLIANCE」のグループ企業「WILLER TRAINS」に変わった、「京都丹後鉄道」。「WILLER TRAINS」が第二種鉄道事業者、「北近畿タンゴ鉄道」は第三者鉄道事業者になった。まず、手始めに駅名、線名の改称、フリーきっぷのネット販売などの変更となった。
鉄道通称名は、北近畿が京都になり、タンゴが漢字になった。その結果、KTRの略称はそのまま使えることになった。漢字6文字で、北陸の3セクのような長くて覚えにくい名前にならなくなってよかった。コウノトリの郷と豊岡は京都府じゃないけど、まぁいいか。路線名を宮津で分断したのは、宮津駅での案内をわかりやすくするためなのだろうか。運転系統は分断しないと思うのだけど。駅名はわかりやすくなるのもあれば、無駄に長くなるのもあったり。野田川は1990年に丹後山田から変えられていたから3度目の改称、現状でも「美心与謝野」の愛称があるが、自治体と同じ「与謝野」と改称される。自治体名への改称は、くまがわ鉄道の免田→あさぎり以来か。
木津温泉は、海沿いにある夕日ヶ浦温泉も駅名に組み込むことに。自治体名を組み合わせる駅名はあちらこちらにあるけど、温泉名の組み合わせは珍しい。長野電鉄の湯田中だったら渋湯田中温泉になるようなものか。夕日ヶが付く長い駅名というと四天王寺前夕陽ヶ丘が頭をよぎる。
去年の5月から開始した地酒コースは10カ月でディナーコースに。会席とはいえディナーに弁当は合わないから、会席弁当コースの方がいいような。観光客の大半は夕飯を宿で取るだろうから、あの金額設定で観光客を誘致するのは難しい。でも動く景色を見ながら食事ができるメリットがあるからな。
一日乗車券のインターネット予約は初めて。前売りで安くなるというのがバス会社らしいな。でも青い森鉄道の一日乗車券みたいにコンビニで買えた方がいいかもしれない。窓口で引き換える必要がないし。まあ、フリーパスが廃止となった現状よりはいいことには間違いないけどね。宮津線の駅降りをしたときは、3090円の天橋立まるごとフリーを買って、元を取るのがギリギリだったからな。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事