JR西日本ではSLやまぐち号用に旧型客車を復刻した客車を新製、投入することを発表した。復刻モデルとなるのはマイテ49、オハ35、オハ31となる。
新山口寄り先頭車はマイテ49をイメージしたグリーン車、展望デッキ、展望室を通してSLの音や煙を体験できるようにする。2+1の回転リクライニングで定員は20名ほどになる。中間3両はオハ35をイメージした普通車、真ん中3号車にはフリースペースと販売スペースが設置される。津和野寄り1両はオハ31をイメージした普通車、展望デッキは設置されるが展望室にはなってない。
投入時期は山口デスティネーションキャンペーンに合わせた平成29年9月を予定している。
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この頃は老朽化=廃止という風潮があるが、客車を新製、しかも旧客の復刻とは驚き。寝台用客車の新製だったら、『カシオペア』や『ななつ星in九州』があるけれど、一般用客車の新製はおよそ40年ぶりだそうで。『カシオペア』はE26系、『ななつ星in九州』は77系となったわけだが、一般用客車だから16系とつけられるのだろうか。
現在使われている車両は改造されているとはいえ、昭和45年製、置き換えられる頃には車齢は47年になる。でも高崎や大井川ではそれ以上の車齢の旧客があるわけだし、今回の置き換えは客車の老朽化だけじゃないかもしれない。
グリーン車の展望室をつけるということでばんえつ物語と比較してしまう。ばんえつ物語の展望グリーン車は2+1×10列で定員30名になっているに対し、新やまぐち号の展望グリーン車は7列になるようだ。展望室スペースを大きく確保するのだろうか。シートピッチはばんえつ物語と同じく特急並みになるだろう。
現状の客車にない設備として、真ん中車両にはフリースペースが置かれる。定員が30名少ないから半分近くを占めるのだろうか。ばんえつ物語のSL茶屋のようなものだったら、販売スペースだけで大半を占められるかもしれない。
それにしても、旧型客車を復刻して新製するとは斬新なアイディアだな。個人的には20系を復刻した寝台列車を走らせてほしいところだけど。土曜夜に大阪発と博多発を隔週交互に運転で。
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