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しーさるの鉄日記

熊本電鉄切り替えと西九州新幹線駅巡り

今日はまず、今年10月に御代志付近の線路が移動した熊本電鉄に乗ることにした。当初予定では、まっすぐ鹿児島から佐賀に行く予定だったが、 9月くらいにその情報が入ってきて、変更することになった。

ホテルから20分歩いて、藤崎宮前発7時10分の旧日比谷線に乗車、これが何と始発列車だ。平日はもう少し早いけど。土休日ダイヤだが、運転本数はデータイムの倍、交換列車はいつもより多いが、日比谷線、三田線だけで、静鉄は北熊本に留置されていた。

切り替え位置で右にカーブすると、再春医療センター前に到着、さらに1分ほど走り、御代志に到着した。移転前の御代志駅は左片面の狭いホームに駅前広場が隣接しており、横付けしたバスとホームを介して乗り換えられるような形だったが、移転後は右片面ホームに、線路の先には緑屋根の鉄筋造の駅舎が新設され、有人駅となった。駅前には屋根付きバス乗り場がある広場が整備され、送迎用の一般車も乗り入れられるようになった。ただ国道との接続部分は工事中で、歩道もなかった。

国道を少し歩いて、交差する道路から再春医療センターへ向かった。再春医療センター前は、移転前も移転後も国道と逆側の右片面、移転前は近くの踏切を介してすぐに国道に出れる構造だったが、移転後は医療センターの構内まで行かないと駅まで行けなくなった。新しい鉄筋造のホームには階段とスロープが付けられ、駅名票の横には列車接近を知らせるランプが付いていた。再春医療センター前を出たのは8時12分だった。

北熊本で旧01系のくまモン電車に乗り換え、上熊本着8時41分。鹿児島線の上熊本駅の裏側はいつの間にかロータリーが整備されていた。当初はバスで辛島町を経由する予定だったが、上熊本経由にしたのは正しい選択だった。上熊本発9時00分は3両という案内、来たのは何と821系だった。9月改正で転属になり、豊肥本線での運用も発生するようになった。
熊本では1時間以上待って、10時07分のバスに30分ほど乗って熊本港へ、熊本港発11時10分のフェリー『オーシャンアロー』で島原港には11時50分に到着した。

島原港発12時02分の島原鉄道に乗車、車両は1号機関車ラッピング車で、荷物棚上の広告スペースやボックスシートの小型テーブルには、島原鉄道の開業当時の写真が展示してあった。島原半島の東半分を海沿いに進む。そんなに混んでおらず、ボックス一つに一人ぐらいだ。黄色いハンカチが見えると、大三東駅に到着、観光客は車内の人より多い状況た。大三東駅には駐車場がないため、島原鉄道では島原駅に駐車場を設置、さらに駐車代、硬券の往復乗車券、幸せの黄色いハンカチ、がセットになった『おうみさきっぷ』を1000円で販売している。新幹線で訪れた客も考慮して、諫早駅からも販売してほしいところだ。諫早市内から乗ってくる客が増えてきて、諫早には13時19分に到着した。

諫早駅では、前もってオンライン決済しておいた『いい旅西九州きっぷ 』を購入後、駅周辺を散策し、13時40分の新幹線で長崎へ、長崎には13時48分に到着した。諫早駅と長崎駅の詳細については次のブログに回す。

長崎では今年3月から営業運転を開始した6000形に乗ることにした。6000形はリトルダンサーシリーズの超低床車両、2004年デビューの3000形はタイプU、2011年デビューの5000形はタイプUaで、共に3車体2台車型連接車だったが、6000形はタイプNで世界初の単行の超低床車両となる。小径モーターを使うことで、通路部分も含め、全て低床となった。長崎電気軌道では、携帯端末を利用して6000形の含め一部特別車両の位置情報がネットでわかるようになっている。それを利用して運用を割り出し、14時05分の3系統赤迫行に乗ることができた。
6000形の運用は固定されておらず、長崎駅において赤迫行をギリギリ逃すと、戻ってくるまで50分くらい待つことになる。そのため、今回の旅で唯一の不確定要素となり、熊本でのバス乗り継ぎがうまくいった場合は長崎着12時56分で14時41分まで滞在、うまくいかない場合でフェリーが一本遅い場合は長崎着13時48分で15時14分まで滞在という2つのケースを検討していた。でも、実際は熊本での予定が遅れて長崎着13時48分だったが、6000形に17分と短時間で乗れたので、早い方のケースに追いつくことができた。

長崎発14時41分の新幹線に乗車する。諫早の手前まではほとんどがトンネル、新大村を過ぎるまではトンネル区間は少ないが、しばらく走るとトンネル区間が多くなる。

嬉野温泉着15時05分、相対式でコンコースは地平にある。停車本数は44本中25本、朝はすべて停車するが、データイムは半分が通過、下り最終も通過するので、博多方面からの最終は他の駅よりも1時間以上早い。また、データイムは2時間開く。この時期運転の臨時は8本中6本が停車するので、52本中31本が停車、データイムの2時間空きは下り3回、上り2回から上下とも1回ずつに減少する。外観は『湯どころの趣のある駅』をコンセプトに和の装いを強調し、茶色のスリットに黒い屋根となっている。ホームへのエスカレーターは上下ともに整備されているが、武雄温泉寄りなので指定席の客には利用しにくい。ホームや改札外に待合室はあるものの、売店や観光案内所はない。西側にある温泉口は大きめの広場が整備、上屋付きのバス乗り場には彼杵駅、武雄温泉へ向かうJR九州バス、鹿島バスセンターへ向かう祐徳バスが乗り入れ、いずれも嬉野バスセンターを経由する。駅前広場に面して『フェアフィールド・バイ・マリオット佐賀嬉野温泉』が夏を目指して工事中だ。温泉の中心街からは数キロ離れているので、バスでバスセンターへ行くか、宿泊客は送迎してもらうことになる。ただ、自分が降りた時にはその姿はなかった。駅前広場への道路と国道との交差点には道の駅、中には入らなかったが、ネットを見る限りだとトイレや自動販売機といった最低限の整備しかなく、お土産も売ってない模様。国道沿いには民家や既存のドラッグストアがあった。東側の塩田川口にも上屋つきの駅前広場が整備されたが、周辺は民家すらわずかしかない。今後、再開発していくのだろうか。

嬉野温泉発15時32分の長崎行で折り返し、新大村には15時40分に着いた。新大村は相対式、海側の地平には大村線の片面ホームがある。新幹線の駅と在来線のホームは別々になっているが、距離は近く新幹線コンコースの出口のドアを開けたら、目の前に在来線ホームがある。嬉野温泉同様、武雄温泉寄りがエスカレーター、長崎寄りが階段となっている。新幹線は44本中37本と8割以上が停車する。臨時も含めると52本中43本となり、比率でみると少し下がる。通過列車は下りが11時台1本、17時台から20時台までの4本、上りが9時台、10時台の2本となっている。下り11時台の通過により2時間空きは臨時列車でもフォローされない。嬉野温泉より停車本数が多いが、みどりの窓口、待合室、トイレしかなく、売店や観光案内所はない。大村線側は入口手前に簡易改札機、狭いホームに券売機がある。駅舎外観は「新しい街の玄関口、こころ踊るふれあいの駅」をコンセプトとし、逆三角ガラスの組み合わせと台形状のこげ茶の壁が組み合わさている。東口(さくら口)は駅前広場と駐車場、上屋付きのバス停が整備され、大村ターミナルなどへ向かう長崎県交通局の循環バスが乗り入れる。周辺は商店どころが民家もなく嬉野温泉駅より寂しい。西口(さざなみ口)は、大村線ホームと逆側になるため、新幹線駅とは逆に地下通路が整備された。ただし、早岐寄り数十メートルのところにも踏切がある。駅前広場を囲むように、264台収容の立体駐車場や駐輪場が整備されている。周辺の民家は東口よりは多いが、コンビニなどの商店はない。ただ、それは駅前での話で、諫早寄りでアンダーパスしている国道に出ると、セブンイレブンもローソンもある。

15時52分の大村線に乗り換えて、2駅隣の新駅、大村車両基地に15時57分に着いた。大村車両基地は早岐方面に向かって左側に片面ホームのある構造、新設の無人駅としては珍しく、大きめの待合室駅舎が建てられ、自動券売機も整備された。駅舎は待合室部分が2階までの高さのガラス張り、トイレ部分は木造のスリット状になっており、その入り口には800系新幹線の車輪が展示してあった。駅前広場は比較的小さく、身障者用乗降場を整備、バス乗り場はあり、新大村駅を通る循環バスが乗り入れるが上屋はない。駅前広場の道路から国道に出ると、ろう学校やファミリーマートなどがあり、民家も多い。16時05分の長崎行で折り返し再び新大村着16時11分、次の新幹線まで48分もあったので、16時23分の列車に乗って竹松まで往復した。

新大村に戻ってきたのは16時40分、16時59分の新幹線で武雄温泉へ向かった。武雄温泉着17時10分、目の前の『リレーかもめ』に乗らずに、駅周辺を散策、17時33分のリレーかもめに乗った。武雄温泉駅の詳細については、次のブログで記述する。佐賀着17時51分、夕食はロッテリアとなった。このロッテリアが『いい旅西九州きっぷ 』で500円引になることが後に発覚、これを使えば1,200円の夕食代を700円にすることができた。新幹線1.5往復するだけで9,320円の元を取っているのだから、いいのだけど。

佐賀発19時38分のリレーかもめで武雄温泉着19時59分、帰省客の乗降に手間取り、武雄温泉発は1分遅れた。乗ったのは諫早までノンストップタイプ、武雄温泉の発車後4分で嬉野温泉を通過、さらに5分後には新大村を通過して、武雄温泉から14分で諫早に着いた。2駅通過とはいえ、14分間というのは他の新幹線だったら、標準的な1駅間の所要時間だと思われる。東北新幹線の大宮~福島間は6駅間で80分かかるし、九州新幹線でも博多~新鳥栖間は10数分かかるからな。それくらい西九州新幹線の駅間は短いのだ。遅延は回復し、長崎には20時26分に到着、佐賀からの所要時間は48分だった。それでも博多~佐賀間より10分余計にかかるのだけど。

西九州新幹線の駅巡りをしたことで、全国の鉄道路線制覇のタイトルは再奪還、同時に全国の電化区間の駅巡りは終了した。いずれも、来年3月の福岡地下鉄七隈線の博多延伸で消えるのだけど。まぁ、七隈線も、田沢湖線の前潟も、宇都宮ライトレールも来年内には行くけどね。

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