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しーさるの鉄日記

小田急乗りまくり後編と昭和館の燕

片瀬江ノ島着10時36分、10時40分の藤沢行ですぐに折り返すつもりだったが、人の多さとスマホのバッテリー切れで挫折した。フリー乗車券はIC専用改札を通せないから、通る場所も制限されるし。50分発に乗っても。町田到着は後続の快速急行に乗っても変わらないので、その次の11時00分の列車で折り返すことにした。ここで20分のタイムロスは厳しい。時間があったので、江ノ島が見えるところまで散策した。

藤沢着11時06分、08分の各駅停車は大和で抜かれるので、16分の快速急行に乗り換えて、町田へ向かうことにした。快速急行が藤沢を出ると、すぐに藤沢へ向かう片瀬江ノ島発各駅停車とすれ違うというレベルの接続の悪さ、客が多ければ4分接続でも間に合わないことを考えれば仕方がないかもしれない。大和以南への客を各駅停車に分散させていると考えることもできるし。湘南台で席の半分以上が埋まり、大和で立ち客が出る。湘南台以南の急行通過駅の客は、湘南台で待った方が確実に座れる。

町田着11時41分、小田急の乗り潰しは相模大野着時点だから4時間09分で終わった。町田の用には向かわずに、52分の横浜線快速で次の長津田へ向かった。わざわざ長津田へ行ったのは、こどもの国線で運用されている東急7000系を撮影するため、普段は池上線、多摩川線で運用されている東急7000系だが、2019年からはGWや東急でんしゃまつりなど多客の利用が見込まれる時に運転本数を倍増させるために、こどもの国線で東急7000系を運用させる。Y000系は2両編成3本だから、一運用を4両にすると、もう一運用は2両になってしまう。そのため、定期のY000系を牛と羊を連結した4両にするだけでなく、7000系3両で輸送力を増強させる。長津田と恩田間は単線で、長津田駅構内を含めて1列車しか在線できない。同区間の所要時間は片道4分往復8分、長津田での折り返し時間はY000系の定期列車は3分あるが、7000系の臨時列車は1分しかない。そのため両端に運転士を乗せる二丁ハンドルを使っていると思われる。4両編成の長津田寄りの羊列車を撮影した後、駅前のサイゼリヤで昼食、そのあとは町田の用が向かった。町田の用があった会場は小田急のホーム端がまるみえのトレインビュースポットだった。行きかう列車を合間に見ていると、運用車種がバラけていることを実感する。小田急5000形は10両固定だけど、各駅停車運用もあるし。

町田からの帰りは、21時ちょうどの急行北綾瀬行、朝時間帯以外で唯一設定されている町田からの千代田線直通だ。ただ、新百合ヶ丘で快速急行待避で4分停車するたけでなく、登戸でも3分停車する。その結果、代々木上原には町田発21時10分の快速急行と同時に到着する。町田で各駅停車を追い抜いた後、唯一の追い抜きは、経堂での町田発20時51分の各駅停車だが、代々木上原で4分停車している間にこの各駅停車に追いつかれてしまう。とはいえ、快速急行は席の半分以上が埋まっているし、目の前の客が本厚木方面から日比谷まで乗り通していたから、需要はあるのかなと。

ちなみに、小田急を乗りつぶした翌日5日は、九段下の昭和館で開催されていた特別企画展『昭和を駆け抜けた超特急~燕(つばめ)、そして新幹線へ』を見学することにした。開催期間は6日までなのでギリギリの訪問だ。特別企画展にも関わらず入場無料だった。燕関係の展示内容は、戦前の『燕』の写真やダイヤ、食堂車メニュー、戦後の『つばめ』のヘッドマーク、電車特急『つばめ』のパーラーカーの一人掛けシートなど、ほとんどが京都鉄道博物館の特別展でしか見られない希少価値のあるものだった。パーラーカーには特別区分室という個室もあったから、100系新幹線や先日2026年中の導入が発表されたN700S個室の先駆けのようなものだ。展示されていた燕のダイヤは丹那トンネル開業で8時間に短縮されたもの、蒸気機関車とはいえ、最速でも8時間半以上かかる今の普通、快速乗り継ぎよりは早い。特急電車に置き換わっても7時間半だから蒸気機関車の速さが目出つ。『つばめ』は公募ということで、その応募した愛称のランキングがあった。『富士』といった今では使われなくなった愛称、『さくら』といった復活した愛称、『敷島』といった使われるまで時間のかかった愛称が、ランキングに入っていた。

燕以外にも、戦時下の運休や終電繰り上げのお知らせ、高射砲の輸送の写真といったものも展示していた。戦時下のような運休ダイヤは4年前のコロナ禍に経験したもの、終電繰り上げも20分ほどでここ数年にあったことだ。それ以外にも、100キロ以上の鉄道移動には交番や警察署への届け出が必要だという貼り紙が。他の貼り紙によると旅客を運ばなくなった分、食料や石炭といった軍事関係のものを輸送できるからだという。これもコロナ禍の県境を越えた移動に近いものがある。代わりに、体を鍛えるという意味でハイキングは推奨されたそうだ。

昭和館からはお祭りを見ながら御茶ノ水駅まで徒歩移動、途中の書泉グランデで、北海道、東武、京成、中京・関西の大手私鉄の4種類の時刻表を買った。秋葉原のブックタワーは何度も寄っているけど、書泉グランデに来たのはいつ以来なのだろう。鉄道関係の本はだいぶ減って、グッズが増えた印象を受けたのだけど。今度来たときは、2021年当たりの大判の時刻表を買おうかな。ここ数年くらいは、旅行用のコンパス時刻表しか買ってなかったからな。御茶ノ水駅は工事がだいぶ進んでおり、お茶の水橋口改札と聖橋口改札はコンコースでつながっていた。ただ、お茶の水橋口から東京、千葉方面ホームへの階段は封鎖され、総武線にタッチ差で間に合わなかった。

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