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しーさるの鉄日記

都電に7700形導入


東京都交通局は、都電荒川線7000形のうち8両について廃車せずに大規模改修を実施することを発表した。改修内容は以下の通り。

★制御装置をインバーターに変更、台車を8900形でも使用しているものを採用する。
★車内表示器をLED表示から液晶2画面に変更し、視認性を向上させる。
★乗降ドアを90㎝から100㎝に拡大する。
★シート横に大型間仕切り、及び縦手すりを設置する。また、降車押しボタンを増設する。
★車内照明をLEDに変更する。

なお、車体や冷暖房装置、放送装置などは再利用させる。
来月にみどり2両が営業運転開始、今年度末までにえんじ3両、あお3両を導入する。

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鉄道車両でのインバーター改造は多いけど、路面電車のインバーター改造とは珍しい。熊本市電の8200は、インバーターをインバーターで置き換えたけど。路面電車車両をこういう形で更新するというのはイレギュラーだからな。

都電7000は、昭和52年に車体を更新したものの、台車などは昭和30年前後に製造したものを流用したもの。今回の更新では、その更新した車体、昭和61年に取り付けられた冷房装置などを流用する。昭和52年以降に付けられて今回流用されないものは照明とか車内表示器とかありそうだけど、それ以前に製造されて流用というのは流石になさそう。そういう意味で新車なのかなと。今回の更新工事は、8900の新造に比べるとどれくらいのコストダウンなのだろうか。車体代は浮いているはずだけど、外装を改造したからな。

外装はレトロ調、みどりは江ノ電を彷彿させる。外装は凝ったものだが、内装は特にこだわりなし、シートモケットはエンジ色で既存と変わらないものになった。8900も凝ってないし、そんなものか。LED照明だけで車内の雰囲気は変わるだろうけど。

7000を7700形化することで、来年の今頃には都電荒川線は8500×5、9000×2、8800×10、8900×8、7700×8の計33両に。インバーター車で統一され、吊り掛け車は都内からその姿を消す。都内最後の非インバーター車は、8000だけでなく東急8500も走る東武関係になるのだろうか。それとも、3400や3500を残す京成になるのだろうか。

この路面電車のインバーター改造は他都市にも広がるのだろうか。でも、他の都市は車体を更新してない古い車両を新車で置き換える可能性の方が大きいか。

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