blog Cimbalmos

ツィンバロン奏者 斉藤浩のブログです。

一日中、審査!!!

2009-05-22 20:57:00 | 2009 初夏 チェコ

 快晴だけど、寒い朝を迎えました。とても空気がフレッシュで気持ちがよいです。今日は朝8時からコンクール開始です。


 今日の午前中はロマン派の演奏を審査。ロマン派といっても、いろいろありますが、ピアノや弦楽器のために書かれた曲をツィンバロンにアレンジして弾きます。チェコを代表する作曲家ヤナーチェク、ハンガリーを代表する作曲家リストなど…。聴きごたえありましたよ。午前中の審査が終わると、審査員会議。ここまでの課題曲、バロック・古典派、そして今日のロマン派の3つのステージを総合して第1次審査通過者を決定しなければならないのです。今までの審査の集計をもとに、いろいろ協議し、上位30パーセントが最終ステージ、現代曲の演奏に進めるのです。
 午後は最終ステージ、現代曲の審査ですが、ここまでくると全員が非常に上手く、なかなか審査は難しくなります。いかに難度の高い曲を弾きこなしているかだけではなく、音楽性、表現力など…とにかく、総合的にどう審査しても、なかなか点が開かず、順位を決めるのにかなり苦労しました。
 それにしても、一日中、今日も真剣に演奏を聴いていたら、ホントに疲れました…。



 今日の仕事を終え、早々にオープンカフェへ。とりあえず、喉を潤おさなければね。


 やっぱ、仕事の後の一杯目は「最高の気分」が味わえますね。審査中は水とコーヒーで我慢していただけに(当たり前か…笑)、今日一杯目のビールは格別の美味しさ…。


 夜は夜でパブへ移動。今日も懐かしい仲間と顔を合わせます。マルティナとは2年ぶり。今はモラヴィアの音楽学校の校長先生をしています。相変わらず、彼女は元気で、話も弾みました。


 そして、審査員の先生方やおとといのインターナショナルコンサートでご一緒したイランのサントゥール奏者メヘディさん達とも、おおいに盛り上がりました。深夜までパブで楽しい時間をたくさんの仲間達と過ごしました。最高!!