blog Cimbalmos

ツィンバロン奏者 斉藤浩のブログです。

国際ツィンバロンコンクール

2009-05-21 20:59:00 | 2009 初夏 チェコ

 いよいよ今日からヴァラシュスケーメズィージチ国際ツィンバロンコンクールが始まります。今回、この街にやってきたのは、このコンクールの審査員として招聘されているからなのです。審査員は5名。チェコからは3名(音楽プロデューサー、作曲家、演奏家)、ドイツから1名(作曲家)、そして日本から1名(僕です)。


 午前中は課題曲の審査。ソロ部門は3つのカテゴリーにわかれていて、それぞれ課題曲の難度が異なります。課題曲の難度が高すぎて、出場を断念する学生もいるようです。
 さて、いよいよ国際コンクールの始まりです。課題曲の審査に限り、審査員席からステージが見えないようになっています。



 さすがに真剣に同じ曲を何度も聴いていると疲れます。かなりハイレベルな演奏なので、評価をするのはなかなか大変…。


 出場者はステージに設置された3台のツィンバロンの中から好きなツィンバロンを選んで演奏することが出来ます。音質、音量、メーカーなど、自分自身で選ぶことができるのです。3台ともとてもいいツィンバロンなのだけれど、やはり好みが分かれます。
 午前中の課題曲の審査が終わり、午後からはバロック、古典派の審査。ここからはそれぞれ好みの作品で勝負してくるので、審査もなかなか面白いです。やはり僕はツィンバロンでバッハのというのに魅かれます。



 一日目の審査が終わり、夜はPaCoRaのライブ。アカデミー時代の同級生マルチェルがツィンバロンを弾いているスーパーバンドです。このPaCoRa、すでにチェコ、スロバキアではめちゃめちゃ人気のあるジャズトリオで、雑誌の表紙にもなるくらい。今回のライブは室内合唱(ルネッサンス)とのコラボレーション。ルネッサンスとジャズ。パフォーマンスもとても素晴らしく、なにしろ音楽的にもめちゃめちゃハイレベルなので、超感動でした。


 久々にマルチェルと再会。ライブの後は、もちろん深夜までPaCoRaのメンバーたちとパブでハジケました。よく飲んだ~。
 明日も1日審査。大丈夫かなぁ…笑。