goo blog サービス終了のお知らせ 

blog Cimbalmos

ツィンバロン奏者 斉藤浩のブログです。

プラザ・アリーナ

2009-06-05 09:00:00 | 2009 初夏 ハンガリー

 留学を終えて帰国し、3年がたとうとしていますが。その間にブダペストには次々と新しい建物ができました。その中でも特にビックリしたのが、僕の住んでいたアパートからたった5分の場所、東駅のすぐ横に、巨大なショッピングモール「プラザ・アリーナ」が出来ていました。


 とにかく広い。テナントも数え切れないほど入っているし、TESCOという巨大スーパーも入っているし、たくさんのカフェ、フードコートまであるし…。これは一日ここにいても飽きないです。


 フードコートにはハンガリー料理、中華、トルコ、ハンバーガー、サンドイッチ…なんでもあるし…。もし僕がまだ留学中だったら、夏休みは毎日ここへ遊びに来てるだろうなぁ…。僕は本屋さんが好きなので(ハンガリーの本屋さんは店内でゆっくり座って立ち読みならぬ座り読みができるのです)、いろいろ物色して、これぞという本を手にいれることが出来るのです。ブダペストもどんどん便利になるなぁ…。もう一度住んでみたくなります。



英雄広場にて

2009-06-04 20:00:00 | 2009 初夏 ハンガリー

 1896年に造られたブダペストで一番大きな広場がこの英雄広場。広場の中央には建国千年記念碑が建っています。高さは確か35メートルだったと思います。


 記念碑の台座にはマジャール族の首長であったアールパードの像があり、その像を中心として7つの部族長の騎馬像が並んでいます。

 この英雄広場にも実は思い出があるのです。EUに加盟する年のこの広場で大きな大きなコンサートがありました。ハンガリー中から合唱団が集まり(約5000人)、巨大なオーケストラとともに演奏しました。僕もELTEバルトーク合唱団の一員として一緒に歌いました。階段状に造られたステージは30段以上に及び、僕は上の方の段だったので、指揮者は全く見えず…。その代わり、格段には指揮者を映したモニターがズラリと並び、僕らはそのモニターを見て歌ったのでした。とにかくいろいろ歌いました。ハーリヤーノシュのトボルゾー(兵隊の歌)なども歌いました。懐かしい~!!




マーチャーシュ教会

2009-06-03 20:00:00 | 2009 初夏 ハンガリー

 マーチャーシュ教会はブダペストのシンボルともいえる教会で、ブダの観光には欠かすことの出来ないものとなっています。僕が初めてハンガリーを訪れた時、僕はこのマーチャーシュ教会が特に気に入って、留学中もたびたび訪れていました。


 外からの光がステンドグラスを通し柔らかい光となり、教会の内部はなんというか、日本の蒔絵のような美しさになるのです。ケバケバした感じではなく、常に優しい光に包まれているような感じ。


 この教会の音響が素晴らしく、僕はこの教会でツィンバロンをソロで弾かせてもらったことがあります。バッハのシャコンヌを弾いたんだけど、音が空間に溶けていくようなあの感覚を忘れることができません。ピアニッシモでも、最後部の客席にも充分豊かに聴こえる魔法の空間でした。


 初めてハンガリーを訪れて20年近くたちますが、いつも変わらず僕を受け入れてくれるこの教会は、何度訪れても、心が落ち着き、自分自身とも対話できる…僕にとって非常に重要な場所でした。
 今回2年ぶりに訪れ、その美しさを再認識し、そしてハンガリーとこうして縁が出来たことに感謝せずにはいられない…そう感じさせてくれる教会です。




この美しさ…

2009-06-02 22:00:00 | 2009 初夏 ハンガリー

 ディナーの後、ドナウ川沿いを歩くとその美しさに言葉を失います。特にペスト側から王宮を見上げたとき、その感動は最高潮に達します。ドナウ川沿いの遊歩道にはレストランもいくつかあって、今の時期はオープンテラスになっているので、ディナーを楽しむ人たちのざわめきと楽団の生演奏がどこからともなく聞こえてきます。



くさり橋

2009-06-01 20:00:00 | 2009 初夏 ハンガリー

 ブダの王宮から見るくさり橋はホントに美しい。ドナウ川にかかる橋の中で最も美しい橋と言われるのもよく分かるような気がします。ブダとペストを結んだはじめての橋でもあります。橋の向こう側に聖イシュトヴァーン大聖堂が見えているのもまたいい感じ。


 僕は留学中にドナウ川が2度も氾濫しました。普段はこのくさり橋の何メートルも下をドナウ川が流れているのに、ひとたび大雨になると、この橋までもが水没するくらい。


 日が暮れると、このくさり橋のライトが点灯します。このライトが連なって遠くからみると本当に「くさり」のようで言葉を失うくらい美しいのです。