Stream Side Cafe

車中泊をしながらの渓流のフライフィッシング

What time does IWANA wake up?

2019-05-20 20:33:26 | 日記
友達が教えてくれた西の渓も魅力的だが、あいにくと雨模様との予報。
悩んだ結果、天気は良さそうだし、2シーズン前から入りたかったけれど、先行者がいたり等々の諸事情から入れずにいる越前の渓へ向けて、‪金曜日の晩‬に出発。

その渓の一番乗りを目指し、‪土曜日の6時‬前には中流部の駐車場所に到着。先行者なし。「シメシメ!」 と、ここでゆっくり朝食を取っていると、下流の入渓点から釣り上がってくる釣り人の姿が見えないので、そそくさと支度を整え朝食のパンをザックに放り込み入渓。
私の拙い経験では、5月中旬の越前辺りの岩魚クンのお目覚めタイムは‪9時頃‬というのが、私の感覚。水辺でゆっくりとパンを食べ終えても‪6時半‬。人間と同じで早起きの岩魚クンもいるだろうが、せっかくの大場所を尺上クンのお目覚め前に攻めてしまうのはモッタイナイ。(貧乏性はいつまで経っても治りません。)初めての渓だけに、どこに大場所があるのか分かっていないのが辛いところ。チコちゃんに叱られてもかまわないけれど、ボーっと‪1時‬間以上何もせずにいることに耐えられず、「慌てる〇〇は・・・」というフレーズが頭をよぎったけれど、‪7時‬前からスタートフィッシング。スタート直後の小さな開きから、小ぶりな早起き岩魚クンが挨拶に出向いてくれます。

この渓の事を聞いた見ず知らずのFFマンによると、ここは 「山岳渓流+堰堤」 の渓との情報。久しぶりに 「一壺30回教」 の奥義を楽しむつもりで入渓したけれど、底の見えない面積の小さな深い落ち込みのあるスポットには出くわさない。ゆっくりペースで釣り上がるため、全てのポイントに丁寧にフライを流すと、7寸までの岩魚クンが愛想を振りまいてくれます。

岩魚クン達の歓待を受けているうちに1つ目の堰堤に到着。堰堤下にはプールがないため、次なる区間に胸を膨らませ堰堤を高巻き。
次の区間も山岳渓流らしきポイントは姿を見せず、相変わらずの渓相。岩魚クンのサイズも変わらず。チョットがっかり。そうこうするうちに次の堰堤に到着。堰堤下には規模の大きなプールが。うまい具合に、散発的ではあるけれど広範囲でライズが発生。門番から順番にと考え、一番手前から。1つ目のライズの主はこれまでと変わらず。ちょっと気は抜けたけれど、2つ目のライズの上流にうまい具合ににフライが着水。そんなに期待せずに合わせると、ズシリと重い。岩に潜られないように慎重にやり取りしてネットインできたのは33cmのグラマラスな岩魚。今シーズン初の尺上クンに緊張感が緩んだんでしょうか、メジャーを治しカメラを出そうとネットから目を離した隙に、トーボーされちゃいました(涙)
しかし、FFの神様は見捨ててはいなかった。フライを取り替えていると(老眼が進み、時間がかかります)プール一面でライズの嵐が。気を取り直し、再び手前側から順番にライズに向き合う。なかには紋様が少し違う岩魚も混ざるものの、小ぶりな岩魚クン達ばかり。

「お父さん・お母さんを呼んできてね。」 と言い聞かせリリースするも聞き分けのない岩魚小僧達なのか、お父さん達は遂に姿を見せず。心のアルバムに尺上クンの姿を焼き付け、次なる区間に。
この後も、皐月の陽光が降り注ぐ越前の渓を遡上したけれど、状況は変わらず。7寸までの岩魚小僧達が尺上クンに育つ、シーズン終盤に再訪すべく納竿としました。
明くる日曜日、本流に入りたかったけれどネボー。‪8時‬過ぎにフィールドに到着すると、満員御礼状態。どういう訳か、一番有名な支流の渓の最下流部の区間が空いていたので入渓。前日に攻められのか、岩魚クンの反応もピシッと厳しく、岩魚特有の大らかさは感じられず、何やら一抹の寂しさを感じながら、早々に越前の渓を後にしました。
さぁ、次はどっちだ

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