Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

遠太

2007-10-30 09:02:28 | ビバ☆オヤジ酒場

さて、ぼくはいったい何処にいるのでしょうか?
後ろに見えているのは……
バス?
ぶぶー。正解は都電です。

駅前が好きなんだよなぁ。雰囲気があって。
もう気がつきましたか?
やるね、さすが呑み助。
そうです。

三ノ輪橋の駅付近です。
ここから、地下鉄三ノ輪駅方面に歩いていくことにしましょう。

なんかこの街、お惣菜屋さんが多いなぁ。

お、渋いお魚屋さんだ。
下町風情がなんともたまりません。

またまたやってきてしまいました“遠太”。
再来の店は、ややこしくなるので書かないようにしてるんだけど、今回は特別。
やってるぞ 遠太】←以前きたときのの記事。

今回は遠太特製焼酎ハイボールの秘密に迫ろうと思います。

ドン!これ↑。

勿論、解説は兄太田先生。
ではどうぞ。

※【下町ハイボールの秘密のエキス】
 東京東には昔からハイボールと黒ビールがつきもので、煮込みを加えれば下町酒場三点セットとなる。そもそもハイボールとは戦後流行したウイスキーの炭酸ソーダ割だ。丸好酒場でも昔はハイボールといえばウイスキーだったが、次第に焼酎ハイボール、酎ハイに代られた。
 さてその下町ハイボールには必ず使われる不思議なエキスがある。ハイボールが評判の勝鬨の老舗立ち飲み屋「かねます」、三ノ輪の古い居酒屋「遠太」で作り方を聞くと、どちらも秘密のエキスを入れると言う。「それは、もしかして電気ブラウン?」と尋ねたが「違う」と笑い、教えてくれない。<下町ハイボールの正体不明の秘密のエキス>と雑誌に書かれたこともある。いい機会だ。ずばり聞いてみよう。
「この焼酎は何で割ってるの?」
「テンバ」
「テンバって?」
「これよ、いつも届けてくるの」と見せた瓶は、「天羽乃梅」(天羽、は読み難い字体だがよーくにらんでいると見えてきた)と書かれた古風なラベルで、中身は薄茶色だ。ははあ、わかった。想像するに、甲類焼酎はウイスキーのような風味が無いから、これを入れるのだろう。
 後に銀座の、こちらはサントリーウイスキー角瓶と神戸ウィルキンソンタンサンでつくる本格ハイボールが人気のバー「ロックフィッシュ」に行くと、その天羽乃梅の一升瓶があり驚いた。
「なんでこれがここにあるの?」
「なんでこれ知ってるんですか!」
 互いに驚きあったが、これはチャンスとじっくりラベルを見た。
<清涼飲料水(き釈用)無果汁 原料:酸味料・香味料・着色料(茶4赤2青1)・保存料(安息香酸Na) 天羽飲料製造有限会社 台東区竜泉……>

以上が秘密の種明かし。
詳細は、
居酒屋道楽 (新潮文庫) 居酒屋道楽 (新潮文庫)太田 和彦 (2006/05)新潮社 この商品の詳細を見る

これ↑にあります。

でも、まあ、あんま身体に良さそうな代物ではないので、ほどほどに。

こんな感じをアテにすれば十分でしょう。

こんな感じとかね。

とにかく、昭和32年に宮大工が建てたこの居酒屋は居心地がよく、古い建物のもつ独特な雰囲気と、田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような安堵感が居住する、東京でも指折りの癒し系居酒屋なのです。

そうそう、アジのなめろうはゼッタイ食べてね。

本日の癒しの空間にはぜひ、
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の、「In the Still of the Night」をお薦めします。

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